満たされ過ぎると子どもはダメになる?!
皆さん、こんばんは。ベビーシッター兼保育士のねこばすです。
シッティングを通じて4歳以降のお子さんと接していて時々感じることがあります。
「子どもは満たされ過ぎると意欲が減ってしまうのかな?」
以下は、私が目にしてきたことの一部です。
◆好きなことを見つけてあげたいからと、色々な習い事を試す
◆健康に育てたいからご飯をたくさん勧める
◆子どもの興味を尊重したいからほしがるオモチャは何でも買ってあげる
その結果、色んな習い事を経験はしたものの本人が楽しんでいるのは最初だけで、すぐに飽きて「つまらないから」と辞めてしまう。
空腹の時がないから、自分から「お腹空いた、ご飯食べたい!」と言うことがなくなった。
どのオモチャも数回遊んだらその後は放置する。
こういったことが起りました。
本人が楽しめない習い事を続ける必要はないですし、お腹一杯の時に無理に食べる必要もありません。
おもちゃを買ってもらえて有難いと思えるのはもっと大きくなってからかもしれないですね。
私が心配なのは、物理的に満たし過ぎてしまうことで本人の意欲が低下してしまうことです。
「いつだってなんだってお膳立てしてくれる」と思えば、自分から探求する必要はないですよね。
空腹を感じなければ食への興味もなくなってくるでしょう。
欲しいものがいつでも手に入るなら、一つ一つのものを大切にする意味を感じられません。
親がよかれと思って子どもを満たし続ける結果、子どもの意欲や行動力が低下する、というのはあると思います。
ちょっとだけ不足感を残しておくのは、子育てをする時に意外と大切なのではないでしょうか。
もちろん、これは物理的な分野での話です。
精神的にはいくらでも満たしてあげてください。
子どもの自己肯定感や自己効力感などの非認知能力を育てるためには、親子での触れ合いが欠かせません。
言葉や態度で子どもの存在を全力で認める。
ほめる、必要であれば叱る。
そういったやり取りはいくらあってもいいものです。
それと物理的に満たすのは違う。
精神的には満たしながら物理的にはちょっと不足感を残す。
それが子どもの意欲につながるのはあるのではないでしょうか。
そういえば、私たち姉弟(弟2人)はいつも好きなおかずを取り合って血を見るような争いをくりひろげていたなぁ(遠い目)
それでは、また!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?