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普段、無いものだからこそ、嬉しく感じるんだな。

今日、久々の平日半休が取れたので、手帳の足し算リスト(やりたいことリスト)に書いていた、とあるお店に行ってきました。
その用事が済んだあとに、まだ少し時間があったので、マップで検索して、近くの喫茶店に行ってみました。

落ち着いた照明。ジャズが流れていて、席と席の間隔もゆったりと広い。
一人なのに、平日の昼間だからか、「お好きな席にお座りください」って、4人掛けぐらいの席に案内してもらう。

コーヒー。
めっちゃおいしい。
私の語彙と舌では、「おいしい」としか表現できないんだけど、何なんでしょう。ほのかに甘味がある気がする。酸味が少ないってこと?
とにかく、私でも分かる、おいしさ。

タルトタタン。
私、この文字には親しんでいるんですが、食べたこと無かったんです。
飴色のリンゴ。さくさくのタルト。

し・あ・わ・せ…。
しみじみしながら、空間とコーヒーとタルトタタンを全身で味わっていました。

ふと思ったのが…。
これって、普段の生活とかけ離れてるからこそ、こんなに嬉しいんだな。

もし、私が大富豪で、常にゆったりした優雅な空間で過ごしていたら。
そうでなくても、子どもたちが楚々として、静かな家だったら。
お抱えシェフとか居てさ、毎日美食を口に出来る環境だったら。
この感動は、ないもんね。

そう考えると、普段わちゃわちゃごちゃごちゃした中で暮らしてるからこそ、沁みるんだな。
一周回って、ありがたや。

とは、言ってもね。
物事には限度ってものが、あるんだけどね。
我が家はわちゃわちゃごちゃごちゃし過ぎ、私は時間の余裕なさすぎなのは、うん、ちょっとやりすぎ。
もうちょっと、余白欲しい。
年中、言ってることだけども。
とにかく、今日は、短い時間だけど、幸せだったな~…。


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