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桃の前借り

今日、桃の前借りをしました。

えーと、説明が必要ですね(笑)。
この前まで取り組んでいた少人数のグループワーク。
そのやり取りをするプラットフォームで、「雑談」というコーナーがありまして。
もうグループワークの講座自体は終わったんだけど、何か、モヤっとしたことがあると、桃を川に流すかのように、その雑談コーナーに投稿する。
それが、私の通例になってきています。

桃を流すことだけでも、気持ちがスッキリするし、大抵だれか優しいメンバーが桃を拾ってくれて、返信をくれます。それを読んで、さらに元気になる。

あ、前にスタエフでも話したけど、「川」じゃなくて「泉」のイメージのときもありますね。
なんとな~くモヤっとした、正体不明の気持ちを、この雑談コーナーに、ぽちゃん!と投げかける。
そうすると、また優しい誰かが、「あなたの落としたのは、この銀のオノですか、金のオノですか」みたいな感じで、私の落としたぐちゃぐちゃなものを、きれいな形で浮かび上がらせてくれる。「それは、○○な気持ちになりますよね!」と共感してくれたり、自分の体験を話してくれたり。
それを見て私は、「おお、私はこういう気持ちだったのか」「この出来事は、こういうことだったのか」って、分かることができる。

そんな、不思議な場所があるんです。

前置きが長すぎる!!
さて、今日、私は初めて、桃の前借りをしたんですね。
どういうことかというと、モヤっ!としたことがあって、その気持ちを、一緒にいた子供にぶつけそうになったとき、「まてまて」と思いました。
「このモヤモヤは、あとで『川』に流そう。ね、桃は、今は持っておこう。目の前にいる子供は、悪くないよ?やつあたりは止めて、この子ができたことを、褒めよう。」って、思えたんです。
具体的にいうと、子供の問題でクリニックを受診したんですが、待ち時間が長すぎて、子供のグダグダが炸裂したんです。で、待ったあげくに、診察する医師の態度が高圧的すぎて、すっかり私しょげる、っていう、事件?があったんです。で、クリニックを出たあとに、「約束してた通り、コンビニにジュース買いに行こう!」って笑顔で言う子供に、「あんなにグダグダして~!」と、喉元まで怒りが出かけました。

そこで、桃登場。
「まてまて。今はその桃、とっといて。あとで絶対、誰かが拾ってくれるから。だから、今は冷静にこの状況をみてみよう。子供は、この子なりに、頑張って待ってたよ?一時間半だよ?この子にしては、大頑張りだよ!」

桃を持ちながら、私は、子供に笑顔で接することができました。
「○○ちゃん、今日、長かったね!それに、あの先生ちょっと怖かったね!よく頑張った!!ジュース買いにいこ!」
嬉しそうに、コンビニに駆けてく子供。
ああ、よかった。

家に帰ってから、雑談の川に、桃を流しました!
やっぱり、優しい人たちが、受け取ってくれました。
いいな、このシステム。
必ず肯定してくれる人がいるって分かってたら、理不尽なことがあっても、飲み込まれずにすむ。
ありがたや、ありがたや~!

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