「日本人は『やめる練習』がたりてない」を読んで
野本響子さんの「日本人は『やめる練習』がたりてない」を読んだ感想を、つらつらと書きます。
・うーん、たしかに、やめる練習はたりてない!「石の上にも三年」とかね、続けることに価値を見出す風習がある。でもどうなんだろ。周りの人がポンポンやめる社会だったら、自分もやめやすいけどね。こんな、出産育児で休んだくらいで戻りにくくなってる社会じゃ、そりゃハードル高いよね。
・仕事じゃなくて習い事とかだったらね、やめる練習しやすいかも。「ちょっとかじってみる」って感覚で、色んな体験をさせてみるの、いいね!
・マレーシア人はめったに怒らない…。嫌なことから逃げやすいから、ストレスが少ないのだろうか?
・バスも来ない、行事もあっさり中止…。それが良いことなのかはよく分からないけど、日本人がそこに行ったら揺さぶられてぐわんぐわんってなるのは容易に想像つく。たしかに、きっちり、予定通り、皆揃って進む社会のほうが、息苦しくはあるのかも。うちの子みたいに。
・最後の方に書かれてた、「みんながみんなグローバルになる必要は無い」、これも大事なことだなと思った。うちの小2とかさ…日本の小学校が合わないからって、海外にポーンと行って、現地学校に馴染めると思えない(泣)。日本語しゃべれる環境で、なんならいつも行ってる学童で、いつもとちょっと違うイベントがあるだけで、動揺してるんだから。あと、「指示があったほうが楽な人もいる」って話、ほんと、うちの年長さんもそう。「自由にやって〜!」って言われたら、ものすごく戸惑うタイプ。
タフな人、タフな子供。そうじゃない人。全部をうのみにせず、自分で考えよう、って、思いました。
…野本さんの本を読んで、「英会話力」にぼんやり思いを馳せていたところに、夫がジャルジャルのYouTubeを見せてきた!「しょぼいやつと思いきや英語で交渉成立させる奴」みたいな動画。英語のZoom会議で全然付いてけずに慌てふためく日本人上司役のジャルジャルが、心情がわかりすぎてめっちゃ笑った!そして身につまされた!
この本の中でもね、英語ができると世界が広がるよ〜って、書いてあった。たしかに、そうなんだろな。海外と日本の違いについて真剣に考える前に、まず英語しゃべれないの壁が立ちはだかってるわ。。