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憧れの一筆書き切符でなんちゃって「居酒屋新幹線」、滋賀出張ついでの北陸ひとり旅「乗り鉄🔰✖️読書旅備忘録」#3

こんにちは!
JRE BANKをきっかけに、30年ぶりに鉄旅を再開したねこあつ🐈‍⬛です。

家にいると誘惑が多すぎてなかなか読書が進まない日々、元々読書旅に興味がありました。
なので、JRE BANKの豪華特典は渡りに船という訳です。
豪華特典については、以下の記事で詳細を記載しております:

読書旅についてもふれていますので、ぜひご参照くださいませ。

さて、今回の目的地は敦賀です。
前回に引き続き、またもJRE BANK特典とは関係ない旅でございます。

福井は行ったことがありますが、敦賀は初上陸。
北陸新幹線も何度か乗ったことがありますが、敦賀に延伸されてからはお初です。

訪れたことはありませんでしたが、「敦賀」という地名は、今まで何度口にしたことか…
自分の名前の漢字を説明するのに「敦賀のツルです」というのが定番なんです。

なので、なんとなく親しみのある地名。
実際訪れて、とってもいいところでした。
といっても実は、駅周辺しか行ってないのですが…

旅の詳細は、以下でご案内いたします:


1. 旅の経路

前日:

  • 東京8:33発→米原10:47着 ひかり635号

  • 滋賀泊

当日:

  • 米原11:01発→敦賀12:15着 普通列車(近江塩津駅で乗り継ぎ)

  • 敦賀観光

  • 敦賀16:04発→東京19:20着 かがやき512号

2. 旅のきっかけ

毎年恒例になりつつある滋賀出張。
米原を往復するだけなんてつまらない、と一筆書き切符を思いつきました。
一筆書きの旅、実は人生初です。

開始を自宅の最寄り駅にし、6の字を描く切符にしました。
米原往復と比較するとちょい足が出ますが、ほぼ出張旅費でまかなえます。

3. 旅の準備

今回は、一筆書き切符を購入するのみです。
日をまたぐので、えきねっとで購入は無理でした。

まず、紙に経路を書き出しました。
みどりの窓口で購入する場合、書いたものを見せた方が伝わりやすいという記事を読んだので…

行列ができてるんじゃないかと心配しつつ、最寄りのみどりの窓口へ。
すると、平日の夜はいい時間帯だったみたいです。
実習生の方が対応して下さったので、通常空いてるということでしょう。

ドキドキしながら、紙を見せて説明しました。
駅員さんは時刻表の地図を見ながら、マルス端末に何やら打ち込んでおられます。

経路としては、とてもシンプルなものだと思います。
割とスムーズに発券していただけました。

4. 旅の記録

2024年11月の金曜日、天気は曇り。
後泊での滋賀出張です。

心配していた朝寝坊はしなかったものの…
なんと新幹線に乗り遅れるという大失態💦

東京発8時33分のひかりに乗るはずが、8時39分発ののぞみに乗ることに。
名古屋で乗るはずだったひかりにちょうど乗り換えできたので、事なきを得ました。

ところで前から思っていたのですが、JR東海と東日本ってなんか、レベルが違う?んだな〜と…

まず私の一筆書き切符、東京駅で東海道新幹線の自動改札を通れませんでした。
駅員さんに、「改札通れないです」と切符を見せたのですが、「乗車券はどこ?」と何回も聞かれました。

まあ一見、私の最寄駅から東京駅までの乗車券に見えちゃうんですが…
一筆書き切符の存在をご存知ないとか…まさかね。

さらに、私がのぞみの自由席に座っていたので、車掌さんが「切符を拝見」に来たのですが…
「ひかりの指定席解除しときますね〜」って言い出して、「待て待て待て〜い」となりました。

行き先が米原になってるから名古屋で乗り換えか〜、の可能性は全く頭に浮かばないという事なのでしょうか…不思議。

自動改札についても、私の一筆書き切符は東海道新幹線以外、全部フツーに通れました。
JR東海のナゾ…

近江ちゃんぽん、美味しいのに…

米原駅に無事到着して、会社の人達と合流しました。
レンタカーで目的地に向かう途中、ランチに寄ろうということに。

彦根あたりで、ちゃんぽん亭がありました。

私、全然知らなかったのですが、近江ちゃんぽんて有名なんだそうです。
そこで早めのランチをいただきました。

写真撮るの忘れた…
こういう、定番メニューにしました:

近江ちゃんぽん 普通盛り

野菜たっぷり、お出汁が効いてて、とっても美味しかったです!
もっとゆっくり味わいたかった…

営業の男性陣て、とにかく食べるの早くて焦ります💦
私、食べるの遅いので…

目的地に着いた後は、会議をして…
夜は宴会があって…
22時ぐらいにはホテルの部屋に戻って、ちょっと仕事して…

大浴場にいった後は、寝るだけです。
さあ次の日がいよいよ、私の旅の本番です笑。

米原から敦賀へ

翌日の土曜日。天気は晴れ、だったのに…
米原駅に戻ったら、雨が降っていました。

11時1分発の近江塩津行き普通列車に乗りました。
特急しらさぎに乗るという手もあったのですが、時間指定したくなかったのと、そんな急ぐ旅ではなかったので…

11時34分、近江塩津駅到着です。
駅の構内が不思議な感じでした。

近江塩津駅 トンネルのようです

ここで、26分の待ち時間があります。
改札を出たところに、素敵な待合室がありました。

あったかくて助かります

乗り継ぎの敦賀行きが、ちょっと遅れていました。
12時20分頃、敦賀駅到着です。

せいこ蟹丼で豪勢なランチ♪

まずはランチです。
絶対海鮮を食べようと思って、チェックしておきました。

目的のお店は、ottaという駅前の商業施設の中にあることは確認済みでした。

これがottaかと思わせておいて…

私が勝手に、ottaは一つの建物、と思い込んでいたので、少々たどり着くのに手間取り…
素敵な芝生を中心に、ぐるりとお店が取り囲んでいる感じなんです。

晴れていれば、もっと素敵だったのに〜

目的のお店、ますよねさんに辿り着きました。

待つのね…

せいこ蟹ってなんや??

越前かにのオスよりも一回り小さいメスの蟹を、福井では「せいこがに」と呼びます。地元の人はむしろこちらを好んで食べています。その理由は「内子」、「外子」と呼ばれる卵がたっぷりあるから。知る人ぞ知るせいこがには、全国の食通を唸らせる絶品蟹として密かな人気を博しています。

https://echizenkani.tv/lineup/seiko/

よし、せいこ蟹丼にしましょう!
ちょっとお値段高いし、定番のかにまぶしと迷ったのですが、「数量限定」という言葉に釣られて…

席に着いて注文したら、あまり待つことなくせいこ蟹丼がやってきました。
豪華や〜✨

甲羅の中身はカラです

とっても美味しかったです!
前日のお仕事のご褒美としては、ピッタリでしょうということで。

ランチが済んで、さてどうしよう…
本当は赤レンガまで歩こうかと思っていたのですが、雨だしなあ。

駅前が、こんな感じでほぼ濡れずに歩けたので、ぐるぐるしていました:

本の迷路

ottaの中に、ちえなみきという素敵な本屋さんがありました。

敦賀市が整備し、丸善雄松堂・編集工学研究所が運営する新しいスタイルの書店です。3万冊を超える本が、まるで迷路のような書棚にところ狭しと並び、利用者を知の迷宮へ誘います。大人も子どもも参加できるイベントを定期的に開催し、市民の知りたい、学びたい気持ちに応えます。また、併設する中道源蔵茶舗のカフェで本に囲まれながら過ごす寛ぎの時間も、ここでの楽しみ方の一つです。

いや〜、これはたまりません。
本好きなら、いくら時間があっても足りないくらい楽しめます。

お茶しようと思いつつ、本を見て回って、気になった本を手に取ってってしてたら、あっという間に時間が…
背中のPCが重かったのですが、ソファーがたくさんあって助かりました。

こんな素敵な場所、近所にあったら通い詰めることでしょう。
羨ましいなあ。

商店街に銀河鉄道

15時すぎ、ようやく雨が上がりました。
といっても、降ったり止んだり…

駅前の商店街をぶらぶらしてみました。
すると、こんなモニュメントが…

別に、松本零士さんが敦賀出身という訳ではないそうです。

かつては東京とパリを結ぶ「欧亜国際連絡列車」が敦賀港駅を経由して走り、敦賀は「日本でも有数の鉄道と港の町」でした。1999年に敦賀港開港100周年を記念して、市のイメージである「科学都市」「港」「駅」と敦賀市の将来像を重ね合わせて、「宇宙戦艦ヤマト」のブロンズ像12体、「銀河鉄道999」のブロンズ像18体の計28体のモニュメントを敦賀駅から気比神宮までのシンボルロードに設置しました。

https://www.tsuruga.or.jp/moni/

メーテルさんもいらっしゃいました。

居酒屋新幹線の仕込み

さてそろそろ、自分用のお土産を買わねば…
商店街のお土産屋さんで、素敵な梅酒を見つけました。

ポップには、「居酒屋新幹線」で高宮進が仕入れたと書いてあります。
ほほ〜ぅ。

全話見たわけではないので、このシーズン2の第5話も見ていないのですが…
「居酒屋新幹線」結構好きです。 

よし、私も仕込みをしましょう。
ottaに戻って、おつまみを物色しました。

3時間越えのかがやきもあっという間

仕込みを完了した後は、新幹線乗り場へ。
真新しい敦賀駅、広々としています。

私が乗るかがやきは、すでにホームにいました。

かがやき512号

16時4分、かがやきは敦賀駅を出発です。
そして私の、なんちゃって「居酒屋新幹線」開店です笑。

本家と違って、練り物ばっかです

いや〜楽しい♪
最近、新幹線の中でとか、宿の夕食でとか、家飲みが好きです。

逆に、お店で飲むのが辛くなってきました。
すぐ酔いが回るし、眠くなるし、まーだ喫煙可の店もあるし…

ほろ酔いで読書もしてましたが、寝落ちしつつ…
東京までの3時間強があっという間でした。

19時20分、かがやきは定刻通り、東京駅に到着しました。
ここで一旦、改札を出ることに。

一筆書き切符の終点を、東京駅にしていました。
人生初だったので、切符が自動改札に回収されるのがちょっとお名残惜しい気分に…

またすぐ改札を通るのがもったいなくて、八重洲口から外に出てみました。
すると、グランルーフというJR東日本の施設の2階に、素敵な場所が✨

グランルーフガーデン、まさに都会のオアシスです

東京駅は、新幹線に乗る時などよく利用しますが、なかなか改札を出る機会がないです。
グランルーフガーデンには素敵なお店もあったので、いつか来てみたいです。

ちょっと得した気分で、家路につきました。

5. 次回に向けての改善点

なんといっても、前日の新幹線乗り遅れですね。
最近、時間認識能力?がますます落ちたなと感じます…

ほんとシャレにならんので、なんとかせねばと思います。

6. 今回の課題図書

泉鏡花の「高野聖」にしました。

私は三島由紀夫の作品が好きなのですが、その先生が影響を受けたという泉鏡花。
どんな作品を書いたのか気になっていました。

「高野聖」は代表作だそうです。
ちょうど敦賀が出てくるので、今回の旅にぴったりだと思いました。

三島先生と言えば、うっとりするぐらい美しい名文✨
「高野聖」も、さぞ美しい文章で書かれているのだろうと期待していたのですが…あ、あれ?

そっか、この作品はほとんどが旅僧の語りで構成されているので、私の想像とは違ってたのですね。

岐阜ではまだ蒼空が見えたけれども、後は名にし負う北国空、米原、長浜は薄曇、幽に日が射して、寒さが身に染みると思ったが、柳ヶ瀬では雨、汽車の窓が暗くなるに従うて、白いものがちらちら交って来た。

この箇所、まさしくと思いました。
米原から雨でしたよ、鏡花先生…

短編なので、あっさり読了できました。
ただ、ちょっと読みづらい箇所も…
独特な体言止めも慣れないなあ。

短編が多そうなので、他のも読んでみたいです。

今回の旅の記録は以上となります。
読んでいただき、ありがとうございました💖



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