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高知の八彩帖(ヤイロチョウ)番外編・「躁と鬱①」

 こんばんは。今回は私の病気について書いてみました。パート①は「躁編」。少しでも「双極性障害」のことを知っていただけたら幸いです。

 朝5時。1日が始まる。朝のうちは気分がいいし、体もよく動く。体重を計りため息をついたら、朝食。お腹は空くから具合は悪くない。シャワーを浴びて着替え。気分が乗ったらお化粧。そしてスケジュール帳をチェックし、執筆活動に入るーー。

 …なあんて、他人のどうでもいい1日など、ホントにどうでもいいと思うけど。ここまで来るのに何年かかったか⁉︎大学時代に「双極性障害」を発症し、その後5年間引きこもった私にとっては、すばらしい進歩なんですよ♪

 「双極性障害」ーー以前は「躁うつ病」と呼ばれていた、この病気。異様にハイになる「躁状態」と、ドーンと落ちる「うつ状態」を繰り返す。名前が似てる「うつ病」とは全く違う病気で、完治はしないらしい。こんなのに当たった(?)私。なぜ宝くじに当たらないのか⁉︎

 たぶん大勢の人が想像する「躁」って、快活にはしゃぎ回って愉快なキャラになる、みたいな感じか?いんやいんや、そりゃ大間違い!私の躁はこうだった。

 ・学生時代、サークルの会議中に激怒して机や椅子を蹴り倒す
 ・合宿中に抜け出し、夜中水門に駆け上がって騒いでいる所を取り押さえられる
 ・道ですれ違っただけの全然知らない人に話しかけまくり、握手してサヨナラ
 ・とにかく行動的になり、夜中までバリバリ作業→寝なくても平気
 ・金使いが荒くなり、ひと月に何十万円も使い込む→カードの請求がすごいことに
 ・大胆にも朝お酒を飲んで出かける→そのまま授業に出る
 ・外出先でケンカ売ったり、トラブルを起こしまくる etc…

 これはオカシイと周りが気付く頃には、もう手遅れ。ワァワァ騒ぐ私はその後、地獄のうつ状態へと突き落とされるのだった。〈続く〉

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