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作業所あれこれ
私、猫足三粒は「就労継続支援A型事業所」で働いています。あ、支援者ではなく、利用者の方ね。ここは病気や障害などで一般就労が難しい人たちが働く場所。私も広汎性発達障害と双極性障害の掛け持ちなので、なかなか一般就労は難しいのです。
さて、ここを利用する人たちは、知的障害と精神障害がある人たち。若い人は特別支援学校を卒業して、そのまま就職というパターンが多いです。私らみたいな年寄り組(?)は精神疾患がメイン。
知らない人にとっては、知的障害とか精神障害とか持ってる人(まああたしもそうだけど)なんて、未知の世界だと思う。私も知的障害を持つ人と働くなんて、どんな感じだろうと思ってたから。
一口に知的障害と言っても、人によって千差万別。ちょっと読み書き計算が苦手な人から、会話が難しいレベルまで色々ある。おしゃべり大好きな若い人たちは、いつもスマホゲームの話題で盛り上がってるし。
「猫足さ〜ん、あの『社内報』、必要なくないですかぁ?」
「え、あれ私が作りゆうがやけど!?」
「マジで?あんなの誰も読んでませんよ〜♡私も読まずにそのままポイやし♡最近はそれもめんどくて持って帰ってないし〜♡」
「………」
はっきり言ってくれのはいいが、もっとデリカシーが欲しいですね(白目)。そんなのも含めて彼女の個性なんだろーか?とりあえず作業はしっかりやってくれ。あと、返事は「うっす!」ではなく「はい」だぞ()
会話の難しいタイプの人は、自分の感情をコントロールするのも少し苦手。雨が降ったら機嫌が悪くなり、作業をしながらひとりブツブツ言ってる。
「だいきらい」
「はらたつ」
「しえんいんめ」
恨み言を言ってるのがこっちにまで聞こえるから、気になって仕方ない。支援員を通じて注意してもらったよ。
「また一人で怒りよったでしょう?」
「………」
「途中で帰る?」
「…おかあさんにおこられる」
「じゃあ作業を続けましょう」
「……はい」
お家の人も学校を卒業して行く所があるのは助かっていることでしょう。途中で帰ったら怒られるようだから、彼はまた作業に戻りました。頑張れよ〜!
私の通う作業所には、いくつか決まりがあります。例えば、
・利用者同士で金品や物のやり取りは禁止
・連絡先の交換は禁止
などなど。これはトラブルを防ぐためですね。精神疾患を持つ人の中には思考の偏りがある人もいて(被害妄想とか)、些細なやり取りでも誤解を招く可能性があるから。これは私もきっちり守っています。
おおむね作業所のメンバー同士は、平穏な関係。ケンカなども無いし(当たり前)、日々穏やかに過ごしています。気になることがあったら、すぐに支援員に相談できるのも良い。適切なアドバイスをくれます。
体調を気にすることなく働けるのは、A型事業所の良い所。こんな感じで、作業所のあれこれも紹介できたらなと思います。あ、個人を特定されない範囲でね!どうぞよろしくお願いします♪