ポケモンカード旧裏面考察(スピアー編)
■スピアーラインのまとめ
・さんばいどくラインは1エネで動ける。
・たねから進化まで全て毒技持ち。
・スピアーはでこぼこジム・逆指名と相性が良い。
・さんばいどくは逃げられなければ技1回でHP80~100を落とせる(ポケモンチェックで落ちる)ため、ベンチ攻撃技や防御技のポケモンとも相性が良い。
・スピアーラインについて
進化前のビードルが基本的に1エネ+毒技持ちであり、序盤からアタッカーとなれる。また、コクーンもそこそこの耐久性と毒技持ちが多いため、通常通り進化していっても問題なく戦える性能である。
スピアーは2種ともHP80・にげるコスト0であり、火力重視の第一弾か「さんばいどく」をメインに戦うneo2に分けられる。通常スピアーラインで組む場合は「さんばいどく」のスピアーが多く採用されている。この「さんばいどく」スピアーはナツメのモルフォンなどと組ませると、低エネルギーでどく+混乱デッキが作れる。逆指名などとも相性がいい。
また、特殊能力持ちが拡張シートコクーン以外に居ないため、ベトベトンと組ませてもデメリットが少ない。ベトベトンを採用することで相手の加速やサポート能力を消せるため、「さんばいどく」が決まればサイドを持っていきやすい。毒状態を逃さないために、でこぼこジムとも相性が良い。
neo2スピアーはわるマタデッキ等のタケキュウラインにも1枚差しで入ることが多い。ハガネールやキングドラ・バリヤードなどの耐久モンスター狩りやにげ0要員として優秀である。
スピアーラインでデッキを組むと、全進化ラインが毒を覚えている反面、順当に進化していくと毒技が重複してしまうことが多いのがネックである。
1.ビードルについて
ビードルは耐久力が低いため、基本的に最初のターン以外はバトル場に出したくないカードである。毒を与える技がメインであるため、ベロリンガ等の壁モンスターには相性がいい。
デッキ構成で1ターン目のビードルに何を求めているのかによって、3種のビードルから採用されるカードは異なる。
第一弾
コイン判定であるが、1エネ10+毒が可能。初手で決めてしまえばにげるコストありのHP40族からすればたまったものではない。
3種ビードルの中では中間的な技だが安定性を取るプレイヤーは拡張シート、尖ったプレイングを求めるプレイヤーはneo2を採用するため、採用率はもっとも低い。
拡張シート
HP・バランスで見るならばこれ。無属性10ダメ、確定毒あり、HP50と優秀なスペック。おそらくもっともスピアーデッキで採用率が高いカード。反面、単純な単発火力だけでみると最弱ではある。
つつくのエネ拘束がないため、多色デッキなどではこちらを採用したほうが安定はする。
neo2
1エネ20+毒というコイン次第ではワンキルも狙えるかなり尖ったカード。草弱点であるならば1エネ50というとんでもない性能を誇る。ただしコイン判定。
「さんばいどく」のスピアーデッキであるならば、ビードルでの火力を期待せず、「サイド一枚貰えればラッキー」と考えてこのカードを採用するのも面白い。
2.コクーンについて
コクーンラインは地味な性能が多く、あくまでもスピアーになるまでの中間地点と考えて戦うと良い。逃げるコストが全て2であるため、コクーンに進化する際はスピアーにすぐに進化できる状況にしておきたいところ。速攻性を求めるならば育て屋を採用してすっ飛ばすのもあり。
第一弾
HP80ともっとも硬いコクーン。技構成を見ると、2エネ毒技やコイン判定でのシールド技と充実している。反面、さんばいどくスピアーを採用する場合は1エネしか貼りたくない状況が多いため、2エネ技しかないことが悩ましい。3エネ技を使う予定がないならば基本はベンチで育てるための壁と割り切るのもあり。きちんとスピアーに3エネを貼るのであれば流れにそって打点が与えられる優秀な硬アタッカーにもなれる。
拡張シート
HPは60と最弱ではあるが、1エネ打点技持ちなので「さんばいどく」メインのスピアーデッキであるならば腐らない。どくのたいえきはダメージを与えられると確定毒になるので、壁やベイビィポケモン相手に殴りたくない状況を作れる。相手のターンに毒にできるため、確定20ダメージを載せられるのもポイント。
neo2
HPは70とまあまあの性能。どくをだすは、ダメージさえ受ければ確定どく+ベンチに10ダメージ(相手ポケモンにはダメージはない)を撃てる。
決まれば強力であるが、選択権が相手にあるため、相手が対したデメリットにならない場合にしか殴ってこないのでなんとも微妙な技となっている。殴らせないという点では強いのかもしれないが2エネ必要。
しかし、プテラ(neo2)を採用している場合であるならば採用する価値は見いだせる。スピアーが「さんばいどく」成功後にこの技を使えば、ポケモンチェックで気絶が確定している際に無駄に攻撃をしなくて済むため、有効である。
ベンチダメージを飛ばすことも可能であり、コイン判定がないため、ナツメのゴーストやわるマタなど、ベンチダメージが気になるデッキには有効になる可能性がある。
また、ドンファンなどの化石やベイビィを並べるデッキなど、本来スピアーが苦手とするデッキに対しても状況変化を作り出すことは可能である。
3.スピアーについて
スピアーは2種類。「さんばいどく」が使えるneo2のスピアーがメインになることが多く、第一弾のスピアーの採用率は高くない。
第一弾スピアーがくることを対戦相手は想定していないことが多いため、第一弾スピアーによる奇襲目的の採用はあり。
スピアーはにげるコストが0であるため逆指名やでこぼこジムとも相性が良い。
第一弾
にげ0であるが、技が重い為、採用率はかなり低い。しかしneo2スピアーと違い、確定40ダメージ技があるため、スピアーデッキを組む際、一枚はこちらに変えてみるのも手である。
スピアーデッキはどうしてもコイン判定に左右されることが多いため、逆指名なので確実にサイドカードを引きたいときにどくばり40(コインで50)はかなり重宝する。
ダブルニードルは二色デッキなどでは極稀に打つ機会があるが、素直にどくばりで攻めたいところ。エネ・カーブに沿ってエネを貼れたならば、あえて最初はこちらに進化させて前線で戦わせ、さんばいどくスピアーを育てていくのも良い。
neo2
コイントス次第ではあるが、10ダメージ+ポケモンチェックごとに30ダメージ。HP110以下は逃げるか回復しなければ次のターンには気絶するおそろしい技。
地味にミサイルばりも草2+色拘束なし1で最大火力80と優秀な技。ハガネール・キングドラ・バリヤード相手にマウントが取れることから、わるマタデッキでは確実に一枚入れておきたいカード。
ただし、毒が効かない相手(にげ0や入れ替えデッキ等)や、コイントスに左右される点などもあり、使用の際はディフェンダーやでこぼこジム等を採用したいところである。
おまけ
サンプルデッキ:さんばいどくスピアーデッキ
ビードル(neo2)4
コクーン(第一弾)4
スピアー(第一弾)2
スピアー(neo2)2
ナツメのコンパン3
ナツメのモルフォン2
バリヤード(拡張シート)1★5
ルギア(GB)1
ププリン(プロモ)1★1
草エネルギー8
超エネルギー4
オーキドウツギクルミ各4
夜廃ナツメの眼交換おじさん各2
リサイクル3
ディフェンダー2
ポケモン回収1
礼儀作法1
でこぼこジム1
ポケモンぎゃくしめい2★2
解説
アタッカーはスピアーです。ビードルスタートならそのままエネルギーを貼っていき、3ターン目には第一弾スピアーで戦いましょう。
ナツメのコンパンスタートならナツメのモルフォンに進化し、混乱とさんばいどくで戦いましょう。GBルギアは余裕があれば育てていきましょう。
毒でどうこうできない相手にも有効です。ププリンは毒+眠り要因です。バリヤードはベンチ待機安定ですが、ジャグリングも一応使えます^^;
できるだけ早くでこぼこジムを貼りたいところですが、でこぼこジムを貼るとバリヤードとププリンが動けなくなるため、相手が進化デッキであるならば貼らないのも手です。(なので一枚採用)
当初はベトベトンと組ませていたのですが、対炎デッキの際、拡張シートファイヤーやリザードなどに焼かれることが多かったため、一撃を防ぐためにバリヤードを採用しました。参上コラッタもできれば入れたかったのですが、でかいアタッカーに立ち向かえるモンスターがいないため、GBルギアを採用。ププリンは使ってみてわかる害悪ですね。
対策
ベトベトン・・・
ぶっちゃけあまり警戒してません。バリヤードは炎デッキ対策ですが、炎デッキでベトベトン入れるとなるとリザバクではないと思うので。カツラなどと組ませている場合はトレーナー枠の関係で逆指名が刺さりやすいと思います。もっともカツウィン相手ならベトベトンなんて放置してカツウィンを眠らせるなり混乱させるなりするほうが先ですが^^;
カツブー・・・
逆指名とモルフォン・ププリンでなんとかしましょう。錯乱を貼られる前に展開したいところです。バリヤードは必ず置きましょう。
リザバク・・・
ヒノアラシかヒトカゲが見えたらすぐにバリヤードを呼びましょう。リザードンをどれだけ混乱させられるかが勝負です。
ドンファン・・・
逆指名で第一弾スピアーで一撃ィ!何が害悪ドンファンじゃ我ェ!と行きたいですが、ぶっちゃけ結構キツイです。第一弾スピアーを育てて逆指名をリサイクルで回せば勝てます。(適当)
ここまで読んでくれた方が一人でもいらっしゃいましたら、感無量です。
デッキ構築の際、何かのお役に立てることを祈りますm(_ _)m
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