【雑記】低い山でも「やばい!」は突然やってくる
どこか遠い言葉の「遭難」。
ニュースで時折聞く単語ですが、実は「プチ遭難」くらいなら、
経験のある方、結構いらっしゃるんじゃないかな…と思います。
かくいう私がそう。なんやかんや「ああこれやばい」という状況に陥っていますが、心底焦ったのは、登山を始めたころのこと。
標高600m台の山でプチ遭難(未遂)
過去に600mほどの、大阪ではかなりポピュラーな山で道迷いをして、目の前の世界が回ったことがあります。ぐーるぐると。
道迷いをしたときは元来た道に戻るというのが鉄則ですが、
なんと今し方下りてきた道が分からなくなったのです。
振り返った目の前に広がるのは、どこを見ても同じように見える木々と枯れ葉。
道を下りてきたつもりだったけれど、道なき道を進んでた…?
「あ、やばい」と気づいた瞬間、目の前の世界がぐるぐるしだしました。目が回る、といいますか、世界がぐらぐらするといいますか…。
その後自力で下山しました。もうへろへろでした。
今思い出してもおなかから「ひょっ」と変な声が出ます。
これは今後の『よち山』のネタにします。
今日も今日とて、山で道を見失う
そして今日!山登りに行ってきましたが、またやらかしました。プチ遭難、というわけではありませんが、ちょっとピンチでした。
かなり急な、どう考えても無事に下りられない道を上り、とある標高300m台の低山の山頂を目指していました。
「登って来た道は滑り降りるしか手がないくらいの道やで…ここしか道ないんかな」と同行者と話しているうちに山頂に到着。
すると、山頂から向かって左右にしっかりした道があるじゃないですか!
YAMAPの地図を見て「右の道を使ったら、元来た道のほうに進めそうやで」。
そう判断して同行者と談笑しつつ歩いていると、急に道がなくなりました。
とはいえ、山頂に戻って左の道に進んだら、どこか見知らぬ登山口に出てしまいそうな気がする…。
さあどうする!?
ということで、YAMAPのGPSを頼りにしつつ、なくなった道の先に無理矢理道らしき「踏み跡」を見つけて進むことに。
踏み跡はその後「踏み跡か踏み跡じゃないかって言われたら踏み跡かな?」レベルにまで落ち、結果、道なき道を藪漕ぎする羽目になりました。
細い枝がはびこる灌木をかきわけ踏み越え、なんとか元の道へ。
久しぶりに焦りました。
何が正解かはそのときの状況によります
プチ遭難をしたり、ピンチに陥ったりしたときの対処方法は、そのときの状況によります。
道迷い系のプチ遭難の場合、鉄則は「元来た道を戻る」ですが、私のように元来た道を見失った場合で、かつ暗くなるような時間であれば、低山でもためらわず助けを求めるのも大切だと思います。知り合いに電話したり、警察に通報したり…。
今日のピンチについても、同行者と藪漕ぎをする選択をしましたが、恐らく正解は「山頂に戻って左の道を行く」ではないかと思います。もしくは「元来た道を頑張って戻る」。
今回の藪漕ぎは、YAMAPのGPSで元来た道に戻れる確信があったからこそできた無茶です。
登山に挑戦しようとしている方や、始めたばかりの方がこれを読んでくださっている場合は、どうか無理をせず、ご自身のレベルに合った選択をしてください!