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PEN-F 〜なぜマイクロフォーサーズにしたか〜

これが欲しかったんです。

経緯的な

私は先日の記事にも書いてますが、E-M1 markIIを所持しています。
そもそも何故E-M1を持っているか。元々、カメラを少し齧っていた父が所有していた一眼がOLYMPUSのE-520でした。スペックまではあまりわからないんですが、ちょっと調べた感じエントリーモデルなんでしょうか。
カメラに興味を持ってRX1Rを購入後、大体三ヶ月くらいしてレンズ交換式、すなわち一眼カメラに当然興味を持つようになりました。
そこで例によって父の持っているカメラを教えてもらったところ、上記の物だったわけです。
またまた例によって借りて使ってみるとこれはこれで十分いい写りをするというか。流石に画素数もセンサーサイズもまるで違うので見劣りするなんてレベルではなかったのですが、個人的にはこれで十分満足出来るなあって感じました。
先日も書いたとおり、プリントアウトして楽しむというよりも、大きくてもPCモニター上、基本スマホで閲覧するものなのでセンサーサイズはそんなに関係ないんですねえ。借りたレンズが確か以下だったと思います。
・ZUIKO DIGITAL 25mm f2.0
・ZUIKO DIGITAL 75-300mm ED F4.0-5.6
決してバキバキに解像する高性能レンズってやつではないと思います。それでも個人的には十分楽しめるなと感じました。
そこで一眼を買うならマイクロフォーサーズにしよう、と決めたところです。
もう一つ決め手はやはりレンズもボディも中古が安いところ。例によって予算は10万円台、なるべく前半で抑えたいところがあったのですがフルサイズだとこうはいかない。APS-C機も結構物による感じだったのを覚えています。
一方でマイクロフォーサーズならその値段で型落ちのフラグシップ(G9 proやE-M1 mark III)が買えるような価格で、markIIに至ってはレンズの性能を上げても予算内に収まる物でした。型落ちでもボディとレンズが高級の方がいいでしょ!ってことでこちらに決めたというわけです。そして当時購入したのが
・E-M1 markII
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12−40 F2.8 PRO
です。バラで買ったのですがこれ当時のセットだったらしいですね。たまたま買ったのですが、価格が安いのはそういうことなんだなあと。
(実は本当の最初は12−100mmを購入したのですが、重さに耐えられなくて即買い替えました。私にはあの重さを許容できないみたいです。まあ本業でないので…)
使っていて名器なんだなってのは初心者でも実感できます。防塵防滴・小さめ・軽め・ボタン多くてできることも多い(むしろ使いきれない)。何よりハード面の「持ち出しにも苦にならない軽さ」で「雨をきにしなくていい」というのは本当に優秀だと思っています。カメラは持ち出さないと写真が撮れませんが、状況を選びにくい点で個人的にはこれがベストに近いかなって今は思います。強いて言うなら、E- M5でも良かったかな?くらい。より小さく、スペックはここまで必要になってないので。
基本、撮るものは旅先の風景記録と自分の愛車撮影です。結構望遠側が欲しいなって思うことがあったので、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6を買い足しました。本当ならこのカメラ的にはF2.8 PROを買うんでしょうが、いやいや12−100mmを諦めた人間には手に余るものです…強いて言うなら、満足できなくなったらF4 PROくらいだと思ってます。

初めての一眼なのに無駄に高性能なカメラ。でもめちゃ安かった。

ところで

実はもう一つ悩んでいたのが、今回購入したPEN-Fというわけです。
悩む理由は簡単で、同じ年代のカメラなのに値段が倍近く変わるということ。みた感じのスペックはそんな大きく変わらないのですが見た目だけで値段が倍違うと流石に初心者には悩みどころになってしまうというか。
他にもPENシリーズはあります。当然E-P7を悩みました。しかし、E-520に触れ、RX1Rから買い増すには以下の点を重視したかったというのがあります。
・ファインダーを搭載していること。RX1Rにはファインダーがありません。液晶のみ。しかもチルトさえしません。
・レンズが交換できること。(これはほぼ前述)
・中古で買うからにはそれなりのスペックを備えてること。コスパ重視ということです。新品の入門機よりも、中古の型落ちフラグシップ・ミドルシップの方が後々色々やりたくなった時にも手を出しやすいかなと。
以上を踏まえると、PEN-FよりはE-M1かなという結論に至りました。あとは初めての一眼ならTHE一眼!って感じのグリップがありペンタ部のファインダーを持つE-M1の方がそれっぽさもあります。PEN-Fは当時触れることができなかったこともあり、実物に触れずに物を買うのもな…と。(E-M1は後継のmark IIIを近所の量販店で触れることができました。)

PEN-Fを何故今購入したか

RX1Rを手放そうか…って考えた時に、ふと以前興味を持ったこのカメラを思い出して、すいません、思い出したも何もずっと頭の中にありました。
レトロチックな見た目…というよりも、フラットトップ?というんでしょうか、天面がフラットな形状をしてて持ち運びしやすそうだなあってのは前々から思っており、それはRX1Rでも感じていたことでした。
いずれはマイクロフォーサーズのサブ機も欲しい。でもサブ機ならRX1Rがある…という理性で今までずっとマップカメラで値段を追っかけていただけなのですが、人気機種ということもあるのか、在庫はぼちぼちあるものの値段は落ちないわけです。そうこうしているうちに、昨今の値上げラッシュの影響か、値段もどんどん上がるわけです。RX1Rを手放そうか迷ってるところでした、もう買うしかねえ!ってことです。
「サブ機で持つならそれこそ新品で安いE-P7でいいのでは?」というのももっともです。今回買う時もここで一番悩みました。が、やはりファインダーは欲しい。別に逆光下でも写真が撮りたいとかそんな大それたことではありません。ただ
”撮影体験としてファインダーを覗きたかった”
これにつきます。
結局、これに気付いたのがRX1Rを手放そうと思った時でした。いまいちテンションが上がらないな〜って思っていたのもこれが原因だったのでしょう。
あとは現物を見て決めようと思いました。当然、それなりに希少なので私の住む近くには取り扱いがあるわけがありません。ということでマップカメラへ週末出かけたのでした。

なんか名前面白いなって思ったので。iPhone12mini。

新宿まで行きまして、マップカメラへ着いたのですが店頭に展示が無い。試しに店員に聞いてみたら、在庫自体はあるので倉庫から持ってくるとのこと。店員のサービスに感謝ですね。
で、手にとってみて、即決です。ちなみにその場でE-P7と比べたのですが、質感については分かりませんでした。
ついでに小さい単焦点も欲しかったので、 M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8も購入しました。

購入後のファーストインプレッション

大きくて重いんですねこれ。E-P7ってこんなだったっけ?って思って店員に出してもらったのですが、明らかに大きいし重い。
しかもグリップ部もフラットなので手のとっかかりが無いです。E-P7ってとっかかりがあるので実際は持ちやすい形状してるんですが、ここが違うんだなと。
だからか分かりませんが、見た目のレトロ感はPEN-Fが上手に感じました。レンジファインダー風というんでしょうか。ライカ的な。あとで調べたら、バルナックライカに近いみたいですね。(ライカはよく分からんし、まだ知らなくていい世界だと思っているので…)
色は銀しかなかったので銀です。黒があれば黒が良かったのですが、まあ私は色に頓着しないのでなんでもいいです。(使ってれば気にいると思っている派です。)
中古並品なのでもちろん至る所に傷が付いているのですが、そこまでみすぼらしさはない感じです。というか、全体的に質感高えなってのは触ってるとかなり実感します。革のシボの感じや、天面の感じや。それと重さがそう思わせているんでしょうか、調べたら金属製みたいですね。ボディの重さだけならE- M1と体感そんな変わらない気がします。あまりカメラの質感は気にしないと思っていたんですが、やっぱり良いに越したことはないですね。
スペック…というか使用感はオリンパスなので特に違和感は無い…と思っていたのですが、UIが古いんですねこれ。これPEN用の、OM-Dよりも簡素なやつなんでしょうか。まあ画質をSFにさえできればボタンカスタムは使ってて適当に決めるタイプだし、あんまり色んなことしないので気にしないです。
PEN-Fの特徴である、フロント部にあるカラープロファイルとモノクロプロファイル等々。これほぼJPG撮って出しで撮る私にとってはGOODなおもちゃです。むしろこういうのが欲しかった。
私はRAW現像をしないのですが、理由は簡単で写真を撮ることが好きなのであって作品作りはそんなに好きじゃないんです。あまり写真の出来に固執しないというか、そこまで写真撮影に習熟していないのでそこまで頭が回らないというか…最近のスマホの写真みたく、見たままがゴールでいいんです。極端な話、スマホでいいと思ってるので。カメラにこだわるのは前述したとおり、撮影体験なわけです。撮って出しでここまで色々簡単にできるのは個人的にかなりメリットだなあと。
買ってすぐにちょっと弄って、家に帰ってからもいじってみたのですが調整項目が結構ある上にリアルタイムで調整幅が見れるので慣れないと撮りたい写真が撮れなさそうです。スナップ的に撮るのも楽しそうですが、割と一つの写真を撮るために試行錯誤するような物なんでしょう。

池袋のDr.Martens。アートフィルターはブリーチバイパスIIで撮ってたと思います。

(ちなみにRAW現像しない理由はもう一つあって、これはこれでノウハウが要るなってところ。技術を身につけることは良いことだと思ってますが、直感でやるようなもんでもなさそうな感じがするのと、趣味でカメラをやるのにちょっと時間的なコスパが悪いなあってところ。写真が撮りたいだけなので、その場で撮ってその場で出来上がってくれる方が嬉しいのです。)
(余談ですが、フジフイルムにも興味があったりします。もちろんフィルムシミュレーション。別にフィルム風の写真に憧れているとかじゃなくて上述のとおり撮って出しで完結させられるから。いずれは買ってみたいなと思ってます。X-Eシリーズあたり。)
帰宅して色々設定弄ってる時にふと気付いたのが、E- M1markIIよりもファインダーや液晶が荒い気がします。解像度が低い感じ。まあでもどうせE- M1もそんな当てになるようなもんでもないし気にならないでしょう。時代なりと思います。PCモニターとiPhoneだって見た目には違うんですから。

終わりに

RX1Rの写真上げたり話をしててなんなんですが、実はOLYMPUSユーザーでモアって今回からは完全にOLYMPUSのみになったのでした。
そして2台体制となったわけです。こうなるとこれはこれで使い分けに悩みますね。
当面はPEN-Fを使おうかな〜と思っています。カラープロファイルで遊びたいので。E-M1はここぞの時というか、使用感はだいぶ分かってきたので記録的な、ちゃんとした写真を撮るときに使おうと思っています。PEN-Fは作品作りごっこする時用かなって。
いずれはちゃんと使いこなして、”バエ”る写真を撮ってみたいものです。

換算50mmは難しいですね…35mmに慣れてしまってるので。練習していきます。

#OLYMPUS #PEN-F #E-M1 

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