あれから追加したニッコールレンズたち
Nikkor-S Auto 50mm F1.4C
Ai-S 50mmF1.2を最初のレンズとして買いましたが、やはり標準たる標準レンズのF1.4も欲しいなと思っていたワケでして。たまたま近所のキタムラを覗いてみたら安く売ってましたので購入。
で、買うときには全く知識が無かったのですが、Aiニッコールではなくオートニッコールです。なので絞り環が本体と連動してくれないのでマニュアル露出するしかありません。ちょっとだけめんどくさいですね、買う前に違いを知りたかった。まあマニュアルで問題ないです。
ピントリングが金属製なところがレトロ感あって良いです。Aiニッコールはピントリングがゴムなのでちょっとだけ近代的です。まあ、今となっては五十歩百歩なんですけどね。
重さやサイズは程々といった感じでしょうか。流石にF1.2よりは軽いです。サイズは同じような感じですが。概ねF1.2よりも気軽さがあります。
安かった理由ですが、ピントリングがグリス抜けてスカスカになっていたのと、若干曇りがあるとのことでした。個人的には曇りは問題無し。ピントリングはバラして市販のグリスでグリスアップしたら好みな感じになりました。オールドレンズバラすの、そんなに難しくないんですね。ちょっとだけ工具の使い方の心得が必要な気がするのと、自己責任なところはありますが。
マニュアルな気分の時に持ち出しています。写り自体はニッコールらしいかっちり感がありつつ、開放もF1.2ほど大暴れしないので良いですね。コーティングされてるのでカラーネガでも問題無し。強いて言うなら、撮影情報をメモらないので撮った後に写真を見返してもF1.2かF1.4かどっちか分からんところくらいです。
Ai Nikkor 35mm F2S
やっぱり広角レンズ欲しいなとなったワケです。24mmか、28mmか、35mmか。迷いましたが35mmを選択。結局28mm辺りの広角レンズってiPhoneで良くない?ってなってしまうことがどうしても多かったので。F3と同時に購入しました。
特に何も考えず、撮る場面がはっきり決まってない時の持ち出しはF1.2よりも頻度が多い気がしてます。写りが自然なのと軽いところがメリットでしょうか。開放F値がそこまで低くないので開放から割ときっちり写る印象です。画角もやっぱり50mmよりも自然です。重さも一回りくらい軽いです。トータルの気軽さはどうしてもこっち。
ただ、鏡筒が長いからか、結構嵩張るのがちょっと残念。
Ai Zoom Nikkor 35-70mm F3.5
ちょっとした用があり東京へ行ったついでに、例によって北村写真機店へ行ってみたら少し気になってたこちらのレンズがC級品で置いてありました。
フィルム時代のズームレンズです。当時のプロ、セミプロ御用達の高性能レンズみたい。今でいうF2.8通しの大三元レンズのご先祖様みたいなものだとか。そう聞くとちょっと欲しくなっちゃいますよね(?
最小絞りが白地なのでAi-Sではないです、のでマクロ機能はありません。ちょっと残念ですが、中古で多くを望むのも難しいのでAi-Sをどこかで見かけたら買い足したいな程度で。
外観は綺麗めでズームリングも良好です。レンズも見た感じは綺麗。薄曇り個体とのことでしたが影響なさそうなくらいで、目視でも言われてみると少し曇ってるかな、程度。
これもピントリングがスカスカします。抜けてるのかな〜と思い、いつものカメラ屋さんへ伺ったところこういうものとのこと。ピントリングも軽かったり重かったりするのですねぇ〜。じっくり合わせるというよりも素早く合わせる、そういう考え方なのでしょうか。確かにこれはこれで使いやすいです、指一本でピント合わせが出来るので軽快です。
ズームレンズですし高性能を謳ったものですから重さはあります。ただ、見た目からすると想像の域かなというところ。現行の大三元標準ズームに比べるまでもなく軽いです。そしてインナーズームなので長さが変わらないところがGood!重心が変わらないので扱いやすいです。
とはいえやっぱり大きいのでどうしても持ち出しは少なめ。今度使いましょうね…
写りは…まず写真とレンズを自分で紐つけてないので分からない…すいません今度テスト撮影します。特に他の写真と見比べても違和感ないと思ってるので、当時のズームレンズとしてはかなり性能はいいんじゃないでしょうか。
今後欲しいレンズ
Ai Nikkor 135mm F2.8
Ai Nikkor 85mm F2
Ai Micro Nikkor 105mm F2.8
中望遠単焦点が欲しいです。所有してるレンズの焦点距離からすると135mmが良さげかなと。
花撮りが好きなのですが50mmだと寄らないといけません。地面に生えてるならまだ良いんですが、公園敷地内の囲われたところの花や水草はどうしたって寄ることができません。そこで中望遠レンズが必要だな、と。
街撮りをする時も、結構寄って撮りたいけど距離的に詰めたくないと思うことが私はままあります。精神的なものなんでしょう、被写体に寄るのが苦手なのかもしれません。
そういうこともあり、今中望遠レンズが欲しいなあという思いです。
マクロ撮影がしたいわけではないので、マイクロニッコールでなくても良いかなとは思いますがやっぱり大きく撮れるのは正義なところもあるので難しい。ただ、マイクロニッコール105mmって135mmF2.8よりも2倍くらい高いんですよねぇ…睡蓮や蓮子を撮りたいということもあり焦点距離が長い方が良いかなあと。
開放F値が低い方が欲しいのは安い・軽い・開放からよく写るからです。高性能単焦点は50mmF1.2がありますし、開放の明るさよりも開放の写りの良さの方が欲しい。あとやっぱり明るいレンズは高いので…
Ai Nikkor 180mm F2.8ED
望遠の高性能レンズ。当時のプロごっこがしたいので…
ここまでくると三脚が要りそうなサイズ・焦点距離だと思いますので欲求低め。135mmやマイクロ105mmを先買ってそれでも足りなかったときに買おうかな程度に考えてます。
風景撮りに望遠を使うのが割と好きなのでそういう意味では欲しいと思ってます。山をおっきく撮るのが好きなので…
余談ですけど、レンズフードの金枠がカッコいいですよね。Gレンズみたいで。黒金はやっぱり王道。
Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 ZF
やっぱり押さえておくべき?
個人的に良いなと思うのは、Aiニッコールと比べて製造が新しいので経年劣化がほとんどなく使えるところかなと思ってます。Aiニッコールだとグリス抜けやレンズの曇りカビを気にしないといけないのでどうしても個体を見たいのですが、これならマップカメラで買えば問題ないでしょ、という感じで。
中古価格は高めですがそれ相応に状態の信頼性もあるのでトントンかなあと。
フィルムカメラでしか使わないのでCPUは要りません。ので買うなら1型。
欲求が低いのは、当たり前なんですけどもう50mmを2本持ってて既に渋滞してるからです。写りの違いだけでもう一本買い足すべきか?プラナー50mmの世界は知っておくべきでは?いやいや、でもそれならヤシコンを買うべきなのでは?そもそも、フィルムの世界で写りの差は出るのか?等々、悩みは尽きません。
レンズ沼から抜けるのは当分先になりそうです。
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