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プリンと桜と私の未来

2週間ぐらい前にふわっと書いてた記事が残ってたのでそのまま放出してしまいましょう

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3月も半ば。気づいたら一年が終わりを迎えていて。
そんな季節柄に私はこの一年一体何をなしたんだろうと思うとふと苦しくてつらくなった。

漫然と過ごしてなかっただろうか。
一年前、二年前の私が今の私を見て何も進歩していないと落胆しやしないかと心が重くなった。

かといっておうちで一人悶々と頭を抱えていたところで時間は流れゆくばかり。

こういう日はお外に出るに限る。

思うがままに足を動かしたどり着いたのは
大好きだったけれどずいぶん行っていなかった喫茶店。

つやつやぷりん

一口ほおばった瞬間
「あぁ、やっぱりこれだぁ!!」
ってうれしくなってしまう

私が一番大好きな喫茶店の一番大好きなプリン。

静かに音楽が流れて、私以外お客さんのいない喫茶店。
レースのカーテンからやわらかい日差しの入る席で大好きな文章に触れて、苦しくない。

さっきまでの苦しさがうそのようになる。魔法の空間。

できなかったことの方が多かった一年だけれど、新しく環境が変化した中でもがいて生きてきただけで十分頑張ったよ私。
そんな風に自分を受け入れてあげられた。


美味しいプリンをいただいてお外に出たら、お店へ来るまでの曇り空は一転。きれいな青空が広がっていて。

みあげたら、そこかしこに桜。
一人暮らしを始めてこの地に来て初めての春。
こんなにたくさん桜の木があるなんて。

気付いたら、もうコートもいらないあたたかさ。
陽気な日差しと満開の桜たちを前にして、ずっと季節の移ろいを感じる余裕もなかった自分に気づく。

余裕のない一年だった。そんな時間を支えてくれた人たちがどんどんそれぞれの道へ進むために離れていってしまう春。
すがっていた人達がいなくなる不安で哀しみに埋もれていたけれど、ふと桜の花をみて気持ちが軽くなった。
不思議。

また、新しい一年が始まる。
過去の自分と比べて落ち込んだりしない。
いつだって最新の自分が最高潮でありたい。

思い描いていた未来に自分はいないし、この先に明確なビジョンもなくて苦しくなるけれど、それでも今の環境を面白おかしく楽しみつくして生きていきたいな。


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nyaco
嬉しすぎて空飛べそうです。焼きプリンを食べます。