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3ヶ月上達法④〜「短時間で描いた3~6枚目」反省点まとめ〜

さいとうなおき先生の「3ヶ月上達法」継続中。

過去の記事に載せた、1枚目に描いた「Ixy先生」は、制作期間が約7日、2枚目の「ツイステッドワンダーランドのアズール・アーシェングロット」は、制作期間が約5日だった。

本当は、このまま「時間をかけて1枚を描く」を続けることが、上達には1番良いと思う。
しかし、何日もかけて1枚の絵を描くことが、気持ち的にすごくしんどくなってしまった。

作業を何日にも分けることによって、一旦寝たり、休んだりする時間が増える。
さいとうなおき先生が動画でおっしゃっているが、「一旦頭をリセットして、客観的に作品を見られる時間を作る」ことは、すごく必要な行程だと思う。
しかし、何日もかけて1枚の絵に向き合うことで、頭をリセットする回数は必然的に多くなる。
リセットをする度、「ここを修正した方がいいな」という箇所が増えていく。

1日寝て、次の日に数カ所を直すぐらいなら、なんとか頑張れるだろう。
しかし、制作に何日もかけると、作業の手を止める度に修正箇所が増えていき、「ずっと絵が完成しない」状態になってしまった。
そして、絵を描き始めの1~2日は、「この絵を素敵に仕上げるんだ!」とやる気に満ちあふれいるが、3日経過したぐらいで、気持ちが切れてくる。

ひたすら問題点を見つけて、その都度修正していくことになるので、次の作業に移れず、とにかく絵が進まないことにも困ってしまった。
良くも悪くも、小さな問題点も大きな問題点も発覚してしまうため、修正の時間がかかりすぎてしまうのだ。

効率よく画力を上げていきたい気持ちはもちろんあるのだが、モチベーションが下がってしまっては、そもそも絵を描くこと自体が嫌いになってしまう。
モチベーションを下げないことは、上達するより大切なことだと思う。
なので、改善策として、「1枚に時間をかけすぎない」を実践することにした。

具体的には、モチベーションが戻るまでは、1枚にかける時間を1~2日に留めること。
また息抜きとして、1~2時間で完成させる軽いイラストも描くことだ。

それらと、前回設定した課題の「服のデザインを理解して描く」も踏まえて描いた3~6枚目が以下になる。

左上①「名探偵コナンの工藤新一」
右上②「ツイステッドワンダーランドのデイヴィス・クルーウェル」
左下③「ツイステッドワンダーランドのルチウス」
右下④「梵辛先生のファンアート」


制作時間は、①「名探偵コナンの工藤新一」は2日(約6時間ぐらいだろうか)、②「ツイステッドワンダーランドのデイヴィス・クルーウェル」は約3時間、③「ツイステッドワンダーランドのルチウス」は約1時間半、④「梵辛先生のファンアート」は約2時間ぐらいだったと思う。

【上手くいった点】
★服のデザイン
この4枚を描いている時は、どれも「服をよく見て描く!」を意識していた。
「3ヶ月上達法」を始める前は、デフォルメ絵をよく描いていたのだが、デザインが少し複雑な服や、キャラクターが身につけている小物は、「私が描いているのはデフォルメだから!」と言い訳して、見栄えが悪くならない程度に、自分の判断で勝手に引き算し、描くのを省略することが多々あった。
実際、デフォルメならそれもアリだし、それができる能力も、持っていたいと思う。
でも、今は上達するための行動をしたいので、原作の絵をよく見て、服のデザインや構造を確認しつつラフを進めていった。
例えば、①の新一くんの「襟のデザイン」や、②のクルーウェル先生の「服の肩部分の布&ボタン、帽子のブローチ的なやつのデザイン」、③「ルチウスを抱いているトレイン先生本体や、トレイン先生の服のデザインやシワ」、④「梵辛先生の服のデザインやしわ」なんかは、これまでの私だったら、適当に形をとっていたり、デザインを省略して一色で塗ったり、そもそもそれを描かない判断をしていただろう。その点は、成長できた部分だと感じた。

★短時間作業でのクオリティアップ
これまで、1日(数時間)でイラストを仕上げたことはあったが、今回ほどのクオリティには持っていけていなかった。
当然ながら、何日もかけて描いたイラストには及ばないが、かけた時間の割に、自分としては4枚とも、悪くないクオリティで仕上げられた。
これは、毎日(サボる日もあるが……)ちょこちょこでも、簡単なクロッキーや模写をやっていることが、クオリティアップに繋がったのかもしれない。今後も、無理のない範囲で続けていきたい。


【反省点】
★カゲを入れられていない
短時間で描くと、当然だがじっくり考えながら描く余裕がないので、カゲを省略してしまった部分が多々ある。
②のクルーウェル先生と④の梵辛先生に至っては、一切カゲを入れていない。カゲを入れていなくても、そんなに違和感なく見られる色選びができたかなと思うが、短時間で描いてもカゲを付けられるようにしたい。

★目の色
Ixy先生のイラストの目は、2~3色をメインに使われていることが多い。それに倣って、私もメイン色を3色程度に絞って描いている。
しかし、キャラによっては、どの3色を選ぶべきかわからないことがある。今回でいくと、特に④の梵辛先生は、元絵の目の色がグレーになっており、目立った他の色がないため、それを3色に落とし込むのにすごく悩んだ。
悩んだ結果、キャラの他の部分から色を取り、オレンジと黄色を加えてみた。その選択は悪くなかったと思うが、今見返すと、色がくすんでいる感じがして、目の印象が暗めである。もっと彩度を上げて、パッと華やかにした方が良かったと感じた。

★ペンが定まっていない
私は、クリップスタジオでイラストを描いている。ペンは、Ixy先生が現在使われている「Cペン」か、以前にIxy先生が使用していた「かしペン」を使うようにしている。
しかし、思うような線の感じにならない。Ixy先生は、「Cペン」をご自身でカスタマイズされているそうなので、Ixy先生の線に近づけるには、設定を見直す必要がありそうだ。でも正直、なかなかその調整をしている余裕がないので、今すぐ変更するのは難しいが、今後の課題とする。
また、他に自分に合ったペンがあるかもしれないので、他のペンを試すことも視野に入れておきたい。
ペン関連で、すぐに改善できそうな点で言ったら、ペンの使い方だ。ペンの太さ設定と、入り抜きを使いこなしたい。
私は、ペンの太さは、ほとんど一定で描いてしまっている。目やシワなどは、細めのペンにしているが、それでも2段階ぐらいしか使っていないし、入り抜きを上手く活用できていない。
どなたかの動画で見たが、例えば、カゲをいれたりする時は、太めのペンで入り抜きを使って、一発で描いていた。普通は、ペンでカゲの部分を囲って、それから中を塗ると思う。でも、それでは時間がかかってしまう。
私はラフに時間がかかりすぎてしまうので、その改善のために、ペンの太さを見直して、入り抜きをもっと活用していくべきだと感じた。色塗りの時短にもなると思うので、これから取り入れていきたい。

★noteに時間が取られすぎ
私は、文章を書くのが好きなんだと思う。noteを書いていると、「あれも書きたい、これも書きたい」となって、予定より文章をたくさん書いてしまったり、「ここの表現ちょっと変かな?」と気になり、文をこねくり回したりして、1記事書くのに意外と時間を取られてしまう。
また、サムネイルや挿入画像の準備にも、そこそこ時間がかかる。「noteはこだわりすぎない」ようにと、自分の中でルールを設けているのだが、なかなか難しい。
こだわり始めるとキリがないし、noteに時間をかけすぎて、そもそも一番優先すべき絵を描く時間を削ってしまうのは本末転倒だ。
現に、このノートを書くのに3時間以上かけてしまっている。この時間があれば、1枚作品が仕上げられたかもしれない。
「1記事1時間」とか、時間制限を設けるようにして、ある程度で切り上げたい。noteとの向き合い方も、ちょっと考えてみる。

★絵を書くのが辛くなった
正直なところ、これが最大の問題点だと思う。真面目に頑張ろうという気持ちは、自分の中で大切にしたい。でも、真剣に取り組み過ぎて、「絵を描くのが楽しい!」という気持ちがなくなってしまった。絵と向き合うのが辛くなってしまった。
絵を描き始めた数年前は、きっと楽しい気持ちがあったはずだ。でも、真面目にやろうとか、効率よく上手くなろうとか、「絵の上達」に焦点を当てて頑張り始めてから、楽しい気持ちより、苦しいとか辛いという気持ちの方が大きくなったと思う。
まあ、辛かろうがなんだろうが、描き続けたいという思いはある。ここでスパッと絵をやめてしまったら、ダメだ。もう一段階、いや、もう二段階も三段階も上手くなるには、辛くても続ける必要がある。
作品を完成させるに至らなくても、ちょっとしたクロッキーや模写だけでも日々続けて、少しずつでも成長したい。
とはいえ、辛いという気持ちを少しでも減らしたいので、次回の課題は以下のように設定する。


★反省点の改善方法案★
次回の課題は、「ペンの使い方を見直す」ことにする。
まずは絵を描く辛さを軽減するために、課題はハードルが低そうなものに設定した。入り抜きを上手く活用して時短を目指し、ペンの太さも色々と試したい。もし余裕があれば、ペンの種類を変えてみたり、設定をいじったりしたい。
またしばらくは、絵を描くハードルを下げるための行動を取ってみる。
具体的には、模写やクロッキーは無理をせず、自分が描けそうなタイミングで描く。また、作品制作には明確な期限を設けない。とはいえ、先ほど述べたようにダラダラ描くと終わらないので、数日で切り上げるようにする。
そんな感じで、また絵を前向きに描けるように、絵を描くことが好きになれるようにしたい。

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