重力と理性

学生. 思想, 倫理学, 政治学. エッセイなど. ご連絡等:nekopotechibeer@gmail.com

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最近の記事

作り話

人生に浮き沈みがないのは、作り話だけだ。 (野口英世)

    • 戻ってくるな、ロゴス

      もう言葉なんかも大嫌いだ 理性だ どこかへいってしまえ 偉そうな顔をして 人を傷つけることしかできないではないか それを言葉に紡いでいる自分の惨めさもまた 痛感させにくるではないか 蹴っ飛ばしてやる 言葉 ロゴス 理性

      • 希望の未来、おせっかい

        未来のことを考える 消えてしまいたくなる であれば考えるな 未来は幻想だ 未来などシカトしろ さもなくばぶん殴れ

        • 優しき人々

          自分のことは痛めつければ痛めつけるほどよい、それが美徳である、と身体が信じている、愛すべき人々のいかに多いことか。

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        • シン・アナキズム
          2本
        • No.1-
          12本

        記事

          自分に石を投げたくなるようなときこそ、せめて他の人々には、笑顔を振り向けていたい。

          ずっとある、残る

          失恋というのものは、単に字義通りであれば、そう苛まれつづけるものではない。 失恋の本質は、恋に敗れた自己が膠のようにべっとりと残り続けることにある。失った恋も、恋を失った自分も、失われることはない。

          ずっとある、残る

          足、冷たい

          自分が情けないときは、すれ違う人みんなにお辞儀していたいような、地面を向けば水たまりを飛び越すことさえおこがましくって、靴下をグショグショに浸すことで、やっとほんの少しだけ、罪滅ぼしをしたような気になる。

          足、冷たい

          恩寵

          大切な人は、そのとき、その場所で、つかみにいかなくてはならない。たとえ一欠片の自信さえなくとも。

          バカ者

          自分一人のためだけに生きられることなどあろうはずもない、そんなチンケな基盤など生を続ける動機に足ることなどできようがない、というこの極めて当たり前のことに気づかないようではバカ者という他あるまい。 しかしまたこのバカ者ほど強く、逞しく、羨ましい存在もない。

          処方箋

          幸福、酒、モルヒネ その場しのぎ

          痛くなったらすぐ

          幸福は鎮痛剤 すぐ効く だんだん切れてくる

          痛くなったらすぐ

          Your Song

          I hope you don't mind I hope you don't mind that I put down in words How wonderful life is while you're in the world (Elton John, Bernie Taupin)

          戦場

          今すぐ戦場にでも駆り出されたら死にたいなどとは微塵も思わなくなるのだろう、生きたい、生きて帰りたいと思うのだろう しかしこの社会は、生きたいと思えない、死への飽く無き誘惑に晒されているという面で逆説的にまた戦場なのかもしれない。私達は自死と隣り合わせの戦場に駆り出されている

          鈴虫

          りー、りー、りー、というこの音は、鈴虫なのだという。しかし生まれてこの方、野生の鈴虫というものをこの目で確かめたことがない。すぐそこにあるのに、つかめない。今夜も僕は幻を聴く。

          燃費

          幸せだと実感するために必要な幸福の量がどんどん増大してしまって、非常に燃費が悪い。贅沢だと感じる。 しゃくなことに不幸だとか不安だとかは燃費が良すぎて、それどころか段々永久機関みたいになって来ている。これで電力でも起こせないかしら。

          Reflection、くそくらえ

          僕が哲学で大嫌いなのが、根拠や因果といった概念である。謙虚も嫌いだ。理路整然、虫酸が走る。自己内省への駆り立てでしかない。不幸の元凶。

          Reflection、くそくらえ