初リモートワーク、1日目
【Discordの洗礼を受ける≠教育担当者I氏の洗礼を受ける】
10月某日。現在世界中で猛威を振るっている(※2021年3月現在)新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、この会社でも全社員リモートワークを取り入れたとのことで、先月中に届いたノートPCを急遽部屋に引き入れたちゃぶ台の上にセット。
所定の時間に"朝会"と書かれたGoogleMeetに入り、サポート事業部と呼ばれる部署の面々にご挨拶。その後、社内コミュニケーションツールとして利用しているというDiscordに入り、全体に向けて入社のご挨拶をするのだが…
≪いらっしゃい〇〇(※筆者の名前)ちゃん。ほら、ちゃんとご挨拶して!≫
!!?
おかしい。これはいじめか?私はこんな文章打った覚えはない。え、これは私に対して言っているのか??それとも社内ユーザーに向けたメッセージか?だとしたらめちゃくちゃ失礼だけど、これはやっぱりいじめか?
※これはDiscordの新メンバーログイン時に発生するウェルカムメッセージなるもので、他にも【○○がサーバに滑り込みました。】【○○が出たぞー!】【やあ、○○君。ピザ持ってきたよね?】【あ!野生の○○が飛び出してきた!】【○○にご挨拶しな!】などヲタ味溢れるランダムメッセージが存在するらしい。
偶然にも教育担当であるI氏がふざけるとこのようなテンションで話し始めることをすでに今までの数回の会話で掴んでいたため、当時はI氏なりのアイスブレイク的なあれだと思い込んでいた。
(特に根拠のない誤解がI氏を襲う―――)
Discordのアイコンは適当な肉球に設定しておき、早速初日から研修は始まる。BPアカデミーとは大学の講義のような形態で各研修を受け、課題を提出、だんだんSalesforceの専門知識をつけていき、資格を取得、実務経験を積んで本当のエンジニアになるという目標を掲げた社内における教育部だ。
本日の内容はこれ。
・チュートリアル
・タイピングスキル
・ビジネスマナー
・専門用語
こう並べて書くのは簡単だが、これを1日で全てオンライン通話で受講していると考えてほしい。しかもすべてにしっかり課題が出る。
初日ということもありド緊張だった私は意味もなくちゃぶ台の前で正座したまますべての講義を受け切ってしまい、終業と同時に布団に倒れこんでそのまま深夜に目覚めることとなる…
→2日目につづく