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また来た、子猫。 エントリーNo.73&74
イタリア🇮🇹からCiao!
ほぼ同時に3件のメッセージが到着。
1件は会ったことないけど知ってるミルボラさん、もう2件は知らない人。
人は違っても件名は同じ。
2匹の子猫の保護依頼です。
3人ともこの2匹のお世話をしてくれる人を血眼になって探している様子。
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実は私は隠れミルクボランティア、SNSのグループに属しているもののコメントも一切書かないし、ミルボラリストにも名前を載せていない。
理由は長くなるから書かないけど、アンダーステイトメントでやって行きたいのに、私の電話場号はあちこちに出回っているらしい。
誰々さんが電話番号教えてくれました、という電話が頻繁にかかってくるけど、実はその誰々さんすら知らないという状況。
以前は出来る限り引き受けていたけれど、数が増えすぎると思い通りに時間をかけたお世話ができないし、感染症も心配だし、育てた猫を置き去りにされて里親さん探しをしなくてはならなかったり、うちの子達も放っておくわけには行かないしと、何度もパニック状態を経験しているので、0から1週くらいまでの最もデリケートな時期の子猫達を優先的に引き受け、自然と離乳後は引き取っていただくというシステムになってきました。
2週齢にもなると、育て方もより簡単(ではないけど)になるし私じゃなくても育てられる方が他にいると信じています。勿論、必要な時は遠隔でのアシスタントもオファーしますよ。
と言いつつ、今回やってきた子達はシーズンが始まる3月から数えてなんと73&74匹目。でも実際のところ、涙ながらに頼まれると引き受けちゃうんだよね。
墓穴を掘ってるんだけど。
交通監視員の女性が庭で子猫の鳴き声がするのを聞いてあちこち探し回ったら、草むらに2匹、別の場所に1匹。。。と5匹の子猫があちこちで大声て泣いていたらしい。本来こういう時は母猫が近くにいるかどうか確認をするのが一番なんだけど、咄嗟に保護をしてしまったそうだ。3匹を一緒に箱に入れて、残りの2匹を保護している時、母猫がこの3匹を何処かへ連れ去って行ったという。残りの2匹も同じ様に箱に入れたまま少し距離を置いて観察していたら、母親が戻ってきたのはいいけれど、クンクン匂いを嗅いだ後ふいっと何処かへ行ってしまい、それっきり戻ってこなかったそう。
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人間が子猫を触った時についた匂いで、母親が自分の子猫を放棄してしまうというのはよくある事。
しかも子猫と一緒に毛布も入っていたので余計知らない匂いが気になったのかも。
という事で、子猫のことは何も知らない保護主さんはパニックであちこちに助けを求めたというのが今回のケースでした。
翌日から仕事で1日中家を空けることになるので、子猫のお世話は到底無理とのこと。とりあえず誰か見つかるまで哺乳すると言う条件で引き取ることになりました。
やってきたのは片目の開いた子と今にも目が開きそうな子の2にゃん。約8-10日齢。臍の緒は取れてました。
トラ柄の男の子と女の子です。
女の子は丸っこいけど、男の子は弱々しく女の子よりかなり小さい。
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時に母猫は、育たない、と思った弱い個体の世話を拒否することがあります。なんかそれに匹敵しそうな大きさの差。
保護主さんがやり方がわからなかったので排泄をさせていないというのでお腹を触ったら破裂しそうなほどパンパン。すぐに、刺激排泄をさせたら大量のおしっこが出てスッキリ。良かった。
この子は達は母親の初乳を飲んでいるので移動抗体は受けているし、日齢もそこそこなのでそれほど手がかからなそう。
母猫のミルクを飲んでいた子は、なかなか哺乳器のニップルに吸い付かない事があるけれどよっぽどお腹が空いていたのか、すぐに吸い付いてきました。
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頑張って大きくなろう!
明日に続きます。
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