『夜のクジラ』
ある夏の蒸し暑い夜、
コンビニからでるとやけに空が暗かった。
真夜中とはいえ今日は満月で、
夜道とはいえぼんやりと明るかったはずである。
見上げると月をさえぎるようにして
クジラが空を泳いでいた。
ぼーっと見上げているとふとクジラと目が合った。
「アイスは買ったかい?」
クジラは言った。
そう言われアイスを買い忘れていることに気付き、
再びコンビニに戻った。
ある夏の蒸し暑い夜、
コンビニからでるとやけに空が暗かった。
真夜中とはいえ今日は満月で、
夜道とはいえぼんやりと明るかったはずである。
見上げると月をさえぎるようにして
クジラが空を泳いでいた。
ぼーっと見上げているとふとクジラと目が合った。
「アイスは買ったかい?」
クジラは言った。
そう言われアイスを買い忘れていることに気付き、
再びコンビニに戻った。