『最後の質問』

目が覚めると神が目の前に立っていた。神は私に言った。

「あなたは死んだ。あなたは天国か地獄に行くことができる。どちらを選ぶかはあなた次第だ。しかし、あなたには質問をする権利がある。何でも聞いていい。」

私は神に尋ねた。「天国と地獄の違いは何ですか？」

神は答えた。「天国では、あなたは幸せに暮らすことができる。あなたの願いは何でも叶う。。あなたは苦しみや悲しみを感じることはない。」

私は神に尋ねた。「では、地獄ではどうですか？」

神は答えた。「地獄では、あなたは苦しむことになる。あなたの願いは何も叶わない。あなたは苦しみや悲しみを感じ続けることになる。」

私は神に尋ねた。「それでは、どちらを選べばいいですか？」

神は答えた。「それはあなた次第だ。あなたの心が決めることだ。」

私は神に尋ねた。「でも、どちらが正しいんですか？」

神は答えた。「それもあなた次第だ。あなたの価値観が決めることだ。」

私は神に尋ねた。「では、どちらが幸せですか？」

神は答えた。「それもあなた次第だ。あなたの感情が決めることだ。」

私は神に尋ねた。「では、最後の質問です。妻はどっちに行きましたか？」

歩き出した男の姿を見送りながら、神は言った。

「やれやれ、最近の人類はどうなっておるのか。。。」