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「Baby in car」のステッカーって前だけじゃダメなのか

車に貼ってある「Baby in car」「赤ちゃん乗ってます」のステッカー。
もちろん文字通り幼い子が同乗しているという意味合いで、その事を車外の他者へも認知させる目的がある。
こちらについてちょっと考えてみたい。

煽り防止

多くの人がイメージするのって、この意味合いなんじゃなかろうか。
「こちらは幼子が乗っているので、どうかお手柔らかに」という。

後ろから車間をすごい詰めてくる人って一定数存在する。退いてほしい、目が悪い、何も考えていない、など理由は様々ではある。
多少なりとも人の心があれば、赤ちゃんの乗っている車には更に優しくすべきである。たまに更に少数派の人もいたり逆効果な人もいるが。

しかしこれを逆手に取り、ステッカーを貼った上で横柄な運転をする人がいるのも事実。
もうこれは双方のモラルの問題である。人の心を持ってくれ。

緊急時のため

このステッカーは、走行中のみならず緊急時にも重要な役割を果たす。

車の故障時・発火時等の有事の際、大人であればデカいので見つけやすい。自発的に声が出せる環境であれば助けを求める事だって出来る。
だがベイビーはそうはいかない。車外に人を見つけた⇒よし泣き叫ぼう!となるにはそれなりの歳月が要る。それに体も小さく車内の死角に隠れやすい。そして大人ほどの体力も無い。

そのため、このステッカーが貼ってあれば子供を率先して探すことができるのだ。
そういう点でも有用である。

しかし。それならばフロント(前面)だけに貼れば良いようにも思えてしまう。
となるとリア(後方)に貼る必要は無いのでは?と考える。
フロントに貼っておけば緊急時の対策としては要件を満たしており、リアは専ら煽り防止やトラブル防止の側面が強そうで、かつ無用な争いを生みそうな気配すらあるように思える。

ステッカーを貼るもう一つの理由

これ、煽り防止以外にももう一つ目的があるらしく、なるほどと膝を打った。

もう一つの理由は、「注意喚起」。

赤ちゃんや小さい子が同乗すると、どうしても急なトラブルが起こる。急な体調の変化があったり。
そうなると急に速度が落ちたり、停車したりもあるかもしれない。

それを後方に知らせておかないと、「なんだこの車急に減速しやがって」となってしまうかもしれない。
そのための注意喚起の役割も兼ねているという。なるほど、ならば確かにリアにも必要だな、と。

「Baby in car」を見かけたら車間を詰めずに優しくね。
まぁ「Baby in car」が貼っていなくても車間は詰めるべきではないし、誰に対しても互いに優しい世の中であれば良いなぁと思う。
一人ひとりのほんの少しずつの心遣いで随分変わると思う。全国民から1円ずつを集めるだけで1億円になる、みたいな。

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橋本ねこ( 'ω')
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