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とうとう最終回!どうなるブラッシュアップライフ!?人生周回の謎を解くのはゲームの世界!!!?

こんばんは。
人生145082726回目の猫です。

「人生何回目?」って聞かれたら、
「四捨五入して1億回目」って言ってます。
みなさんは四捨五入すると人生何回目ですか?

さて、みなさんはブラッシュアップライフというドラマをご存じでしょうか?

バカリズムさんが脚本を担当しているTVドラマ。
普段からバカリズムさんのコントを見ている方にとっては「バカリズム」らしさを感じるし、知らない人もこのドラマを見て「シュールな笑いの扉」を開いてほしいです。彼の作る脚本はまるでコントのように面白い切り口で作られています。今回は主人公が30代前半ということもあり幼少期から青年期にかけては当時流行ったものがたくさん出てくるので時代の変遷も感じられます。

「目玉焼きにドラクエをかける」というセリフを生み出す会話が個人的に最高でした。※サクッと終わったこの会話が実はこの作品の原点であると思っています。

3月12日放送回が最終回です!ぜひあらすじを見て最終回に臨みましょう!

↓番組公式HPからいままでのあらすじを観れるのでぜひ。



以降は、ブラッシュアップライフを観て感じた疑問点をベースに目次の内容を書いていきます。
※謎の男についての考察はしません。自分で考えたほうが面白いと思いますので。
※ネタバレを含みます。


人生周回の謎

まずは納得できていない部分について。タイムリープ系やSF話が好きな人ならばここはツッコミどころではないでしょうか?本作のタイムリープにおける設定について考えてみたいと思います。

麻美は人生を周回します。そして1週目に起きたイベントが毎周発生しますが未発生にすることで徳を積めそうと判断したイベントには妨害策を講じます。

視聴者は麻美が唯一の人生を周回している人(以降、周回人)だと思っていましたが、他にも周回人が登場します。すでに麻美よりも人生を繰り返している周回人のひとりである麻美の幼馴染の真里ちゃん。彼女の1週目では麻美たちのグループで一緒に遊んでいたらしいのですが麻美にはその記憶がなく(麻美0週目)、麻美の1週目ではある理由により彼女は麻美たちのグループに入らず生きていきます。なので、麻美にとっての真里はあまり話したことがない人、そして真里にとっての麻美は元なかよしという構図になっていました。

さてここで謎が出てきます。

0週目とは何か。

作中では0週目という言葉を使ってはいなかったように記憶していますが、わかりやすいように0週目としています。

彼女たち周回人は記憶を保持したまま人生を周回することができます。そしてその間に発生したイベントは必ず発生する。

しかし、

真里1週目の時に記憶を保持していない麻美(0週目)が存在している。

これが非常に理解が難しいところです。
記憶とは前の周回の記憶ではなく現周回の記憶さえ持ち合わせていないことです。つまり肉体として存在しているが、意識が麻美自身のものではないことを意味します。

また、真里は案内人によって最後の周回(どうやら周回には回数制限があるようです)を迎えますが、麻美は真里の死のあと時間が経過した後に最後の周回を迎えます。この時間差がありながらも真里と麻美は同じ時間軸(小学校や中学校も同じ)でお互い最後の周回を生きていきます。

死期の時間差は関係なく同じ周回を共有し生きることができる。

という点もこの作品をタイムリープものとして考察する際に重要だと思われる部分です。


では、この2点を軸に人生周回の謎について考察をしていきます。

真里1週目の時に記憶を保持していない麻美(0週目)が存在している。

この設定ですでにタイムリープ説を否定できるのですが、見ていきましょう。

真里1週目では真里は麻美0週目とみーぽんたちのグループで遊んでいたほど仲が良かったそうですが、みーぽんたちが飛行機事故に会ってしまい2週目ではそれを阻止しようと麻美1週目たちとは関わらなくなりました(勉強に時間を費やし遊べなかった)。この麻美1週目の麻美は自分の記憶を持っています。(麻美にとっての真里はあまり話したことがない人、という記憶はここから生まれました)

つまり、真理1週目では麻美の意識が介在していなくてもそこには肉体と別の意識が介在した麻美が存在していることになります。訳が分かりませんね笑。

一方で、肉体と精神が分離できると考えると納得が出来そうな気もします。
仏教でいう輪廻転生もこの考え方(記憶を保持できているかはわかりません)ですが、過去に精神を転生する仕様ではないはずです。もし輪廻転生が記憶を保持したまま過去に転生できる仕様であるならば歴史を変えることは容易いでしょう。異なる世界線への転生であれば過去を変えたかなんて関係ありませんが。

本作におけるタイプリープに関しては異なる世界線(パラレルワールド)説は否定できると考えます。なぜなら”死期の時間差は関係なく同じ周回を共有し生きることができる。”からです。



この謎を解くカギはこれしかありません。


ブラッシュアップライフの世界はゲームの世界!?

みなさんはRPGと呼ばれるゲームをしたことがありますか?ロールプレイングゲームと呼ばれるものでドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどです。

このブラッシュアップライフの世界は
まさしくこのRPGなんだと思います。

真里1週目における麻美0週目はNPC(ノンプレイヤーキャラクター)であり、意識を持たないコンピューターが操作するキャラクター。
そして麻美1週目で麻美はNPCから脱却し主人公になることができた。

昨今、急速にプレイヤー数が増えているオンラインゲームでは世界中の人々が自分のキャラクターを作り同じ空間の世界で他プレイヤーと交流しながらゲームを進めていきます。この場合、プレイヤーが作るキャラクターは一意のIDを持ち、作成以前には存在しえないキャラクターです。

ブラッシュアップライフではすでに開発者が作っていたNPCキャラクター(麻美0週目)にプレイヤー(麻美)が参加したと考えると辻褄があいます。

まとめるとこんな感じ。

ー麻美 / NPCキャラー
[にくたい:あさみ]
[いしき :コンピューターor違うプレイヤー]
⇒麻美0週目

ー麻美 / キャラー
[にくたい:あさみ]
[いしき :NEWプレイヤー] 以降、プレイヤー1
⇒麻美1週目

NEWプレイヤーと書いたのは、はじめてゲームに(ニューゲームで)参加してキャラクターを動かすプレイヤーという意味です。つまり、プレイヤー1は、いままでNPCとして動いていたキャラクターを操作しゲームに参加したということになります。新規プレイヤーはゲームの経験がないので記憶はありません。これは新しい生命を選んだ時点で過去の記憶が消され、違うNPCキャラクターを操作することになると考えられます。

もし、プレイヤー1が周回せずにNPCのアリクイになった場合も人間の記憶はなく、また徳を積んで新しいNPCの人間キャラになっても麻美として得た記憶は消えているはずです。でなければ、麻美1週目が記憶を持っていない、かつ真里1週目に存在し得ている理由に説明がつきません。


人生周回考察のまとめ

過去から現在、そして未来に存在しうる想像ができない果てしない時間をゲームの世界と見立て、各プレイヤーは自分の人生を生きている。プレイヤーにとっては初見のイベントもゲームで決めれらているイベントであり、それらはプレイヤーの選択によって発生条件を満たさないこともある。また、プレイヤーの選択によって自分のジョブ(仕事)や交流するギルド(集団・コミュニティ)を変えることができる。強くてニューゲームで再開することで一度知ったゲームのシナリオをより効率的に攻略することが可能になる。

ーゲームに親しんでない人向け訳は以下。

過去から現在、そして未来に存在しうる想像ができない果てしない人生の中で人は自分の人生を生きている。人生はじめての出来事も実は運命で決めれらているものであり、自分の選択によって起こったり起こらなかったりする。また、自分の選択によって自分の仕事や交流する集団・コミュニティを変えることができる。人生を周回することで一度知った人生のシナリオをより効率的に生きることが可能になる。


みなさんは死後の世界はどんなものだと思いますか?
宗教的な価値観でしか説明ができない未だ科学が立ち入れない領域です。

本作では新しい生命が人間だとしても具体的にどういう家庭に生まれるのか案内はされませんでした。出されたイメージ図は幸せそうなものでしたが、あくまでもイメージであり、幸せは常に与えられるものではなくその幸せを掴めるかどうかはプレイヤーに託されているのでしょう。ブラッシュアップして得られたものとはなんだったのか、なんのため誰のためにブラッシュアップしているのか。

少し脱線しましたが、もし死後を体験した人がこの記事を読んでいるならば詳細を教えてください。


人生に存在するイベントには2種類?


麻美が仲良くみーぽんたちとシール交換をするくだりがありますが、これは麻美がみーぽんたちのグループに入っていなくても発生しているイベントです。

”自分の存在に関係なく発生するイベント”

これは他にもあって、麻美が見つけた微生物も違う周回では誰かの手によって(麻美が見つけた時期よりも早く発見して麻美はへこんでいましたが笑)見つけられます。


そして対照的なのは

"自分の存在によって妨害できるイベント"

があること。「保育園での不倫」や「宮岡さんは既婚者」のくだりです。

これらのイベントに皆さんはどう向きあいますか?
どちらのイベントも自分にとって都合が良い悪い、他者にとって都合が良い悪いという側面があります。これらのイベントにどう向き合うのか、はたまた無視するのかそれは今を生きるプレイヤーみなさんの選択です。

個人的にはアドラー心理学における「課題の分離」を意識してますが、みなさんはどうでしょうか?

世の中たくさん考えることがあって生きるのが大変です。原則、おのおの正義に従って行動すると思いますが、基本的にイベントに対する行動や思想については白黒つけられません。ですが、少なくとも事実と科学的な立場を論拠に物事を考えていきたいものですね。

深堀すると長くなるのでざっくりな話になりましたが、言いたいことは「課題の分離」を知っておくといいですよ。っていうことです。


人生をやりなおすって?

さて、ここまで周回の謎をメインに話をしてきました。
最後に人生をやりなおすことについて考えられればと思います。
※みなさんの意見待ってます。わたしは絶対○○です。

せっかくなので、ブラッシュアップライフの強くてニューゲームができるという世界に身を置いて考えることにしましょう。


ニューゲームの場合は記憶がない状態、
強くてニューゲームは前回までの記憶ありです。



あなたの目の前にはバカリズムさん。



バカリズム「人生〇〇年お疲れさまでした。今回はかなり徳を積まれましたね。〇〇さんの次の生命は….人間です」



あなた「人間ですか!やった!(でも後悔している部分があるし、あの子が気になる….)」



バカリズム「やり直すこともできますが、どうされますか?」





-- あなた・クエスト --
☞ニューゲーム
 強くてニューゲーム









バカリズム「本当にそれでいいですか?」



-- あなた・クエスト --
 ニューゲーム
☞強くてニューゲーム











バカリズム「本当にそれでいいですか?」



-- あなた・クエスト --
☞ニューゲーム
 強くてニューゲーム











バカリズム「本当にそれでいいですか?」



-- あなた・クエスト --
 ニューゲーム
☞強くてニューゲーム










バカリズム「本当にそれでいいですか?」






了。


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