絵師は絵だけ描いていれば良いわけではない。内面の良さも大切。
最近個人的に、絵師でも絵が上手いことより、トータルの人間性の方が大切だなあと思うことが多くなってきた。
今の絵を取り巻く環境では、誰でもデジタルツールを使える世の中で、そういった意味で、絵が上手いのはそこまで特別なスキルではなく、ある程度は普通のことになってきている。
ということは、ただの絵のうまさだけでは差別化できない。絵の内容が大切になってくる。
しかし私が言いたいのは、もっと根本的なところ。
よく「絵が上手いけど性格が悪い絵師」と言われる人たちがいるが、そういう人たちは「絵が上手いから無条件ですごい」ではなく、純粋に絵師である前に人として評価される時に「絵以外の取り柄が全くないクズ」と、普通の人には評価される。
正直言うと、絵師であることは抜きにして、友人や恋人にしたいのは
「絵が上手いけど性格が悪い人」と「絵は下手だけど性格がいい人」のどちらだろうかと考えれば簡単な話だと思う。
私だったら、絵師として関わる人でも、後者と仲良くなりたい。
人間は画力だけで評価されるわけではなく、トータルの人間性が大切だから。
こんなことは当たり前の話だけど。
絵が上手いけど性格が悪い人は、絵がどんなに上手くても、絵師であること以外の視点で見れば「性格が悪いだけ」という評価に個人的にはなる。
もし私が、絵は上手いけど性格が悪い絵師(絵師じゃなくても、何かしらのスキルはあるけど、性格最悪の人、という人でも)と関わることになって、どうしようもなくその人の性格面に耐え難いものがあったら、「絵を磨く前に内面磨け」と言いたくはなるだろうと思う。(絵以外でも、「スキル磨く前に内面磨けよ」とは思う)
画力やスキルは絵や特定のスキルを発揮する場でしか役に立たないけど、内面の良さはどの場面でも役に立つし、それどころか得をする場面も多い。
結局、人はスキルだけで人を見ているわけではなく、内面なども含めてトータルで人を見て評価しているので。
あなたがもし、性格が悪い絵師に悩まされたりしていたら、この文章を心の片隅で思い出していただけると幸いです。
それでは。