こんな家住んでられっかよ

今住んでる家に来てから十年経つらしい。何とか快適に過ごそうと努力してきたけど結局無理だった。

何やっても呪いみたいに上手くいかないし、というか、もはや何も出来ないし限界である。

まず今目の前にある問題としては、屋根裏にイタチのような何かが住み着いている。柔道の稽古でもしてるのかってくらいドタバタ暴れ回って今にも天井が食い破られそうになってて寝られない、たまに糞尿っぽい臭いもする、何だか最近上から水滴が垂れてるような…アレルギーになりそうだし、一刻も早く業者を呼ぶべきなのだが、片付いてないから呼べない。

害虫の問題も抱えている。ダニに食われて寝れない、アレルギーになりそう(二回目)。他にも紙魚やらゴ◯ブリの幼虫みたいなやつやら名前の判らない変なやつやら何かやたらと虫がいる。
前の家の頃はコナチャタテって不快害虫が大量発生して地獄を見たことがある。今の家ではたまに見かける程度だけどまた大量発生することを考えてしまって怖い。

後は家自体の老朽化の問題。この前コンセントが発火した。発火と言っても火花が散ったって感じだけど十分危ない、スマホの充電もロクに出来なくなった。一刻も早く業者を呼ぶべきなのだが、片付いてないから呼べない(二回目)。

生活音の問題もある、この家に来た初めの頃は気にならなかったんだけど、何回か地震にあってから自分の生活音が下に響いたり、下から親の声が聞こえたりするようになったので辛い。父親がバカでかい音でテレビ観ては「◯せ!」「射◯しろ!」とかバカでかい声で叫んで耳をつんざいて来るから溜まったもんじゃない、ヘッドホンしても耳栓しても防ぐのは無理だった。それなのに自分は親に気を使って音立てられない、頭おかしい人間がいる避難所生活みたいな感じ。毎日六時間以上はその状況に耐えて過ごす。鬱なんて治るわけない。

精神科では独立して生活保護受けることを勧められたけど、そもそも引っ越しの準備が出来ない。とにかく片付けて荷物纏めることが出来ない。何で出来ないのかっていうと、自分の病気だったり持ち物だったりが大いに関係してるんだけど、その辺は長くなるのでまた記事を分けて書こうと思う。

今回は「そもそも家の造りがおかしいんじゃゴルアアアアァ!!!!」っていう愚痴です。


洗面所もなければ脱衣所もない。洗濯機回すには風呂場からホースを繋がないといけないので、洗濯中は風呂に入れない。食器棚もない。今は直ったけど前はトイレにウォシュレットもないどころか、便座がバキバキに割れて片方取れていた。台所のシンクも似たような感じで割れて剥がれていた。台所、風呂、洗濯機、冷蔵庫、トイレ、玄関、これら全てが親の部屋の前に密集しているから何するにも親に接触するストレスがある。

自分の部屋はどうかというと、まずクソ狭い。布団置いたら何もかも終わり状態になってしまうので、掃除中は出来るだけ敷かない。そうすると睡眠不足になって掃除が進まないので布団を敷く、するとスペースがなくなって掃除が進まない、なので布団をどかすと睡眠不足で…の無限ループ。

で、さらに問題なのが造りがやたら古い和室であること。ふすまなのでプライバシーはない。「日本人ってバカなんじゃないのぉ!?」とアスカばりに叫びたくなる。畳なので掃除しにくいし、すぐ傷ついてささくれが刺さるし。壁は緑でボロボロ崩れる謎素材で消毒も出来ないのでこれが一番嫌い、カビ生えるし、ポスターとかも自分は気にするので貼れない。
窓からは部屋全体を焼き尽くす気かってくらい西日が入るし、カーテンのサイズが合ってなくて、閉めても光が入り込むから物が劣化してしまう。

親に聞いたところ「次の間」ってやつらしい、お客さん用の仮のスペースみたいな部屋。なんか「床の間」とか無駄なスペースもあるし、とにかく布団を敷くことしか考えられていないんだろうなって部屋だから、令和のオタクが住めるわけない。

そこに役立たずな家具を配置してしまっている、カラーボックスに入れた本は動線が塞がれて取りに行けなくなってるし、狭くて使い物にならない学習机は「子供部屋おじさん」の象徴となり物理的にも精神的にも圧迫感を与えてきて、廃棄するにも簡単に動かせない、おそらく数年前に逃げ込んだゴ◯ブリが裏で死んでいるだろう。


そもそも家全体が今の時代に住むにはキツイし、家族で住むなんてもっとありえない。ニートが文句言える立場じゃないのは重々承知だけど、ニートになる以前、思い返せば幼少期から人生ずっとまともな住宅環境与えられてこなかったから文句くらいは言わせてほしい。

まず最初に住んでた家は「ボロ家」としか形容出来ないような家で、幼少期の自分は父親が競馬場か大量に持って帰ってくる予想シートの裏にボロ家のエッセイ漫画を書いていた。

そこから小学生の頃に引っ越してアパートみたいなとこに移った、その頃はまだ姉も猫もいた。あり得ないだろ常識的に考えて。

同級生の友達の家に行くと大抵の場合「自分の家の何倍あるんだ?」ってくらい広かったし、衛生的だった。自分と同じアパートに住んでる子もいたけど、成長と共に引っ越したし、生活レベルは常に低くて、自分の家に来た同級生によくバカにされたりしてた。それについて親に文句を言うと、また自分の人格が悪いように言われたりして、何で選べない環境で苦しんでそれを周りから責められてそのことで文句言うと自分の人格のせいなんだよって苛立ちの連鎖がずっとあった。

前に芸人の特集番組で売れる前に住んでた家紹介して「こんな酷い環境に住んでたんすわ」って不幸から這い上がった風に言ってたんだけど、自分からすると(いや、俺が家族で住んできたどの家よりも良いとこ住んでるじゃん)って感じだった。人の家見て自分の底辺っぷりにやっと気付く。

昔から「何の不自由もさせてない」みたいなこと親から言われる度に(◯すぞ…)の感情が湧き上がった。まあ世間的には「ニートのお前の方が◯されろよ」なのかもしれないけど。

たまに「大人のくせに親の脛かじって生きてるクズ許せない」みたいに言ってる人を見て(いやそもそも生まれた時から格差社会の理不尽さで生育環境も能力も差が付けられてるのに一定の年齢になったら競争で勝ち抜ける人間になっとけとか無理だし、てめえはクズ許せない側で良かったな)って言いたくなるのを堪える瞬間があったりする。もちろん二十歳越えたら大人として自立するべきで、そのルールに適合出来ない自分が悪いし、他人の生育環境だって本当にそんなに恵まれてるかも判らないし、自分が甘えた人間性のクズなのは事実だから客観的に見れば理不尽な嫉妬や逆ギレなんだろうことは分かってはいるんだけど。分かってるから余計辛いよね、何も文句言う資格無い立場ってのは辛い。


で、まあ大人になってニートになってから、前のアパート的な家から今の家に移り住んだのが十年前で、そこから自分なりに片付けようと努力したけど結局まだ叶ってない。断捨離とかミニマリズムの情報は散々仕入れて勉強したから頭の中で片付けることは出来るようになったんだけど、実際はそもそも根本的な住宅条件が厳しすぎて頑張れば頑張るほど理想は叶わないことが判明してきて達成感を味わうどころか劣等感ばかりが積み重なるから家ごと燃やしたい気持ちになる。

まあ「貧すれば鈍する」はあると思う、住む場所は人を作るし、精神状態荒れてると部屋も荒れるのは実際そうだし、やっぱ根本的な環境変えないと解決しない負の連鎖はある。根本的な環境変えるのが難しいんだけどね、「木こりのジレンマ」ってやつなのかな?使い方合ってるか分かんないけど。


というわけで住宅環境に関するただの愚痴でした。片付けに関する内容で、病気や物の整理についてもまた今度書けたら書きます。




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