【投資】2022/11/11 消費者物価指数の注意点 今後の戦略
昨日CPIの発表がありました。相場の想定は8.0%と予想されていましたが、発表の結果は7.7%と大きく下回る結果となりました。
この結果を受けS&P500は5%、NASDAQについては7%と驚異的な上昇を見せました。特にGAFAMなどのハイテク銘柄の上昇が目立ちました。
また、日本株の3%近くの上昇とくに電気機器セクターは5%程の上昇を見せています。
また、ドル円は下落し円高になりました。140円を切る大きな下落です。
■消費者物価指数(CPI)とコア指数
今回伝いたい事はこのCPIには注意が必要です。中央銀行が求めている消費者物価指数は2〜3%程です。今回の発表と比べると7.7%という結果は高すぎます。
また、9.1%を出した7月から1.4%下落して、すぐに落ち着きそうに見えますが注目するべきところはコア指数です。
コア指数とは消費者物価指数から価格変動率の高いもの引いたものです。例えば、賃金や家賃などの価格変動が低いものです。このコア指数はまだ上昇傾向にあり、この指数が下がらないと真の意味でインフレが落ち着いたとはなりません。
相場は次の利上げペースを落とす予想(0.75⇒0.5)が出てきていますが、コア指数の結果から中央銀行は次の政策金利で予定の利上げよりまだペースを落とさない可能性があります。
相場予想が外れ株価が下落するタイミングにもなるので、注目の発表前にはポジションを減らすことが安全です。
■今後の戦略
米国株、日本株は短期的に上昇する可能性が高そうです。今回はポジションを高めにし短期的に利益を出そうと考えてます。次の注目な発表前にポジションを落とし発表に備える動きを検討しています。