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不妊治療#15 自然周期のクリニックに転院する〈後編〉

期間が空いてしまいましたが、前回の続きです。



精子検査の結果は

説明会後、精子検査(自費)の予約を取りました。
知らなかったのですが、今まで採卵前に実施していたのは精"液"検査で、内容はまったく違います。

2パターンの方法で選別して、より的確な選別方法を見分けたり、
超高倍率の顕微鏡で、精子の頭部空砲や尾部異常がどれくらいあるか見極めたり
コンピューター解析で精子一つ一つを追跡して運動能を調べたり(凄)

国内で実施できる精子検査は、ほぼ網羅されているそうで。
詳細は理解できていませんが、検査結果の書類はなんだか凄かったです(笑)


ほぼ2年間ずっと"良好"と判定されていた精子は
今回5段階評価で"やや不良"の結果でした。

こちらのクリニックを紹介してくれた鍼灸院の先生曰く、検査結果にショックを受けてしまう男性も少なくないようで。
デリケートな内容ではあるかもしれません。
ちなみにうちの夫の反応は、あっけらかんとしたものでした(笑)
なんだか心強い。

自費診療で出来ること


結果を踏まえて、自費診療を選択しました。
メリットは以下です。


◆凍結精子を使う
射精調整した最も状態が良いと考えられる精子を使う為。

◆IMSI実施(※条件が揃えば保険適用可)
検査結果から推奨されたもの。
後にわかりやすいURL貼付します。

◆基本、薬を使わない
卵巣を疲弊させない為。保険適用では投薬が必須になるそうです。
体調やメンタルが薬に振り回されなくなる事にも期待。

◆採卵時に特注の極細針を使用
こちらのクリニックでは局所麻酔との事で、私かなりビビってまして(苦笑)
より細い針の方が痛みは少ないようなので、これもメリットかなと。
「とても痛かった」という記憶が通院のストレスになると、経験から考えています。


以上を踏まえて、転院先で通算5回目の採卵に挑みます。


IMSIとは、通常の顕微授精より高倍率の顕微鏡下で観察し、より形の良い精子を選んで採取することが出来る方法です。
IMSIでは通常の顕微授精では見えなかった詳細な精子形態(精子の頭部の空砲、尾部や中間部の異常)を見極めることができます。精子頭部には、遺伝情報や受精に必要な酵素が詰まっており、形や動きから良好な精子を選ぶことが非常に重要です。IMSIによる妊娠率の上昇・流産率の低下・胚の発育割合の上昇などが報告されています。

https://www.sj-shibuya-bc.jp/staff-blog/?p=2371


転院に際して必要だったもの

クリニックによって違いはあると思いますが、本日の最後に、参考までに掲載します。

【紹介状】
あった方がいいけど無くてもいい
との事。
お代はかかりますが、書いてもらうことにしました。自費で5,000円。

なんとなく、転院すると(電話ですが)伝えるのが気まずく感じていましたが
受付さんはいつもと変わらぬ対応でホッとしました。
「あ、あの可愛い人だ」
声で顔が浮かぶくらい。通ったなぁと改めて思ったり。
一周期空かないように早めに貰いたい旨お伝えしたら、急ぎで書いてくださいました。
お世話になったなぁ。


【諸々の検査結果】
クリニックによると思いますが、今回の転院では
今までの治療記録すべて(!)持ってきてくださいとの指示でした。
特に精液検査結果。
ベテラン医師は、データ見ただけである程度仮説立て出来るようですね…凄い。
正直、1軒目の結果とかもう要らないかなーと(捨てようかと)思っていたので、取っておいて本当によかった。

各種検査結果はもちろん必要です。
確認できなかったら改めて検査になるようなので、費用面からも保管しておいた方がいいですよね。

不明点もあったので、前クリニックに問い合わせて確認しました。
快くお答えくださいました。有難い。


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