圧倒的な正しさは圧倒的な暴力と変わりはない
私は最近、ジョジョの奇妙な冒険の5部の二次創作にはまってしょっちゅうピクシブのサイトを覗いている。
31歳のいい大人なんだけどね。
でも学生の頃観たジョジョの5部と今現在観た5部って見方が違ってくる。
学生の頃観たジョジョ 5部の主人公達って完璧な正義の味方って思っていたけど、今現在観ると、めちゃくちゃ腹正しい連中に見えてくる。だって彼らのやっていることは、殺しと暴力に変わりはない。
裏社会の話だから仕方ないかもしれないけど、でも私がジョジョ 5部の話を観て感じたことは
殺しと暴力に正義なんてものを付け加えると、罪悪感のない殺戮者が生まれるだけだと思った。
実際に戦争を起こす奴っていうのは己の信念と正義に従って行動した結果、何百万、何千万という死者を出した虐殺者として知られるようになる。
主人公であるジョルノ ジョバーナはギャングのボスとして君臨したけど、奴に人を殺した罪悪感なんて微塵も感じていないはずだ。
そしてこの先もジョルノは人を殺し続ける。
己の理想と夢の為に。
おまけにジョルノ の野望ってイタリアだけにとどまるのか?って思うとゾッとする。
原作とか小説には描かれていないけど、私は想像するにあの後、絶対戦争起こしたはずだと思ってしまう。
だから最近は夢に燃えるジョルノ ジョバーナというキャラを見てると、こいつまるでナチスのヒトラーみたいだと思ってしまう。
結局は正義と悪なんてものは、主観的か客観的にみるかで変わってしまう。
つまり主人公達のやっていることは主観的にみれば正義なんだけど、暗殺チーム、麻薬チームそしてジョルノ 達に殺された人の家族、友人、恋人達から見れば、ドス黒い悪にしか見えないというわけだ。