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第4話:泣きっ面に蜂の日が初エッチの日。

麻美子ちゃんと付き合いはじめて早、3ヶ月。
僕の中ではもうとっくに麻美子ちゃんとエッチしててもおかしくなかった。
だからエッチしたいんだけど、って麻美子ちゃんに言ったところ彼女は
「怖い」って言ったのよ。

ぼくはもう下半身が暴発しそうだったんだけど、無理強いはできない
わけで・・・。
考えておいてくれるってだけ言っておいた。

麻美子ちゃんが女子高生だから知ってる人のに見つかっちゃうとなにかと
やっかいだからてんでデートは主に市外や県外。

ある日のこと。
いつものように麻美子ちゃんと長距離ドライブ。
行った先は桜井海岸って言って松の防風林を過ぎると綺麗な砂浜があって海が見える場所に車を止めて冗談やバカを言い合ってたら、僕がなにか麻美子ちゃんの気に触ることを口走ったらしいんだな。
その時、僕が何を言ったかはもう覚えてないんだけど・・・。

で、麻美子ちゃんがスネちゃって・・・口をきいてくれなくなっちゃって。
なだめてもスカしてもダメ・・・押しも引きもできない。
プイッと横を向いたままご機嫌斜めになってる。

「あのさ、機嫌直して、ね?僕が悪かったから」

「もういい」

そう言って麻美子ちゃんは助手席の窓のほうを向いたまま振り向いて
くれない。

「僕たち、もう終わりなの?」

って試しに聞いてみたら・・・麻美子ちゃんがうんってうなずいたんだわ。

そうなんだ・・・こんな形で終わるんだ、終わる時はなんてあっけない。
って思って車を出したんだけど・・・
帰り道雨が降り始めて・・・ワイパー回さないと前が見えないくらいになって苛立ってたら、なんとこれまたワイパーが動かなくなって・・・。

だから、しかたなく運転席の窓を開けてタオルでフロントガラスを拭きながら帰ってたら今度はワパーが外れてどこかへ飛んで行ったんだ。
ボルトが緩んでたみたい。

もう泣きっ面に蜂だよ。

で僕は車を止めてワイパーを探しに行こうと思ったら、いきなり
麻美子ちゃんが僕の服を掴んで

「別れたくない」って言うじゃないかよ。

え〜今それ言う?
ワーパー探しに行かなきゃいけないのに?
だからワイパー探しに行くのをやめて麻美子ちゃんをハグしたんだな。

「ヤだ・・・離れたくない」

そう言って、おいおい泣くから・・・。
しかたないよね。

だから麻美子ちゃんに大丈夫だから、別れたりしないからって言って
おいて、どこかに吹っ飛んで行ったワイパーを探しに行って見つけた
ワイパーを雨の中取り付けて・・・で、そのまま車を運転して麻美子ちゃんを家まで送り届けた・・・と思うでしょ?

そんなシュチュエーションの中、素直に送り届けるわけないじゃない
ですか。

だからね、僕は聞いたんです。
ホテルに行っていい?って・・・今、無性に麻美子ちゃんを抱きたいって。
抱きたいってのはハグしたいって意味じゃなくてセックス、おまんこしたいって意味ね。
あ、そんなこと分かってるわって?

その時、麻美子ちゃんも僕と同じ気持ちだったみたいね。
だからそのままホテルに直行です。
こんなチャンス逃したらダメですからね・・・そんな泣きっ面に蜂の日が
僕と麻美子ちゃんの初エッチの日になったのです。

つづく。

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