モデレーターに失敗した体験談/ゲーム実況
私はYouTubeでゲーム実況をしています。
YouTubeにはモデレーターというシステムがあります。
私の個人的な経験談ですが、モデレーターをやってもらい失敗したことがあるので記事にしたいと思います。
チャンネル運営をしている方でモデレーターは必要なのか、どうしたら良いかと迷っているなら こういう事もあると参考にして頂けたらと思います。
▶モデレーターは何ができるのか
青文字+スパナマークのモデレーターは何ができるのでしょうか。
まず始めに役割などをご紹介します。
コメントの削除ができる
ブロック等の操作ができる
配信主がライブ配信に集中できるようサポートする
主に上記のような感じで、ライブ配信中のコメント欄を管理するというものです。
不適切なコメントが来たら注意したり、削除やブロックなどもできます。
不適切かどうかの判断はモデレーターに任されます。
配信主がライブに集中できるようにサポートするというのが大きな役割かと思います。
そのため、チャンネル主のライブ配信の方向性などをよく理解していないといけませんね。
あとは、単純に名前の色が違うので目立つということがあります。
▶モデレーターをやってもらうことになった経緯
モデレーターをやってもらって、結果として失敗したわけですが、そもそもなぜモデレーターをやってもらうことになったのか、という事について簡単にご紹介します。
モデレーターをやってもらったAさんはライブ配信にもよく来る常連さんでした。
Xでもほぼ毎日リプを送ってきてくれていました。
ライブ配信にも来てくれ、Xでも話しかけられていましたが、特にそれ以上仲良くなるようなことはありませんでした。
ある時、そのAさんから「モデレーターは作らないんですか?」と言われました。
モデレーターに管理してもらうほどの規模ではないと思っていましたが、Aさんがかなりしつこく提案してきました。
・私のチャンネルを本当に応援している
・もっと応援したい
・モデレーターはいた方が良いと思う
・Xで募集してみたらどうか?
などでした。
そして「モデレーター自分がやります!」とかなりの熱量でした。
すごくやる気だったし、私のことを応援してくれていて、その頃はコメントも連投するような感じではなかったのでお願いすることにしました。
▶モデレーターになってからのこと
前置きが長くなりましたが、Aさんがモデレーターになってから何が起こり、なぜモデレーターをやめてもらう事になったのか内容をまとめていきます。
上記の通り、これを見て だいたいの人は「うわw」と思うことでしょう。
自分の配信でやってほしくない事トップ5が全て詰まっています。
やめてもらった理由は言わずもがなですが、一応まとめていきます。
モデレーターになる前はコメント欄を占領するような事はなかったんですが(遠慮していた?)、モデレーターになった途端なぜかバンバンとコメントしてくるようになりました。
①最初は「こんばんは」等のコメントに対して「○○さん こんばんは」程度でした。
②「モデレーターやらせてもらってるAです、よろしくお願いします」などと言い始める
③「○○さん こんばんは、高評価は押してもらえましたか?」「他の皆さんも高評価がまだの方はよろしくお願いします」などと言い出す
④久しぶりにライブ配信に来ると
A「この前熱が出ました」「入院しました」「○○が痛いです」「まだ熱が下がらず頭がふらふらします」
→私「大丈夫ですか?無理しないで休んでください」
→A「いえいえ、モデレーターですからこれくらい当然です~」
→リスナーさん「Aさん大丈夫すか?」「Aさんお大事にしてください」「Aさんゆっくり休んでください」など
→A「サトウさん(仮名)、大丈夫です、ありがとうございます」「ハヤシさん(仮名)ありがとうございます」「ホタルさん(仮名)ゆっくり休みますね」
このやり取りでコメント欄が埋まってしまいます。
こういった「熱が出た」等が頻繁に発生しました。(本当かもしれませんが、多すぎでした)
⑤Aさんのプレイ中のゲームの話をし始める(配信中のゲームとは全然違う)
A「自分は今○○をやってます」
私「そうなんですね、やりこんでる感じですか?」
A「そうですね、今レベル△です」
リスナーさん「Aさんスゴイですね」
A「ここまでレベル上げるのは大変でした」「これでもまだ(レアアイテム)は取れてないので()を取りに行ってるところです」「イベントは全部回収してます」「(私)にもプレイしてほしいです」
などの話がずっと続きます
⑥配信ルールを作り出す
当時は私のチャンネルの規模も小さかったので概要に細かく配信ルールを書くような事はしていませんでした。
このNOTEで記事にしていますが、私は初見プレイのネタバレ禁止にはしていません。
概要に書いてはいませんが、ネタバレ気にしてないというのは配信中に何度か言っていました。
A「○○さん(名指し)ネタバレはしないようにしてください」「他のみなさんもネタバレになるようなコメントはお控えください」「気持ちのよい配信になるようコメントにご協力くださいませ」「場合によってはコメントの削除等もさせて頂きますのでご了承ください」
私「Aさん、ネタバレ禁止ではないですよ?」
A「いえいえ、モデレーターとして当然のことですから」
ここまで来るともはや荒らしと言っても過言ではないレベルでした。
そしてこの頃にAさんから「どうしても話したいことがある」とXでDMが来ました。
Xのスペースを使って話がしたい、という事でした。
私はてっきりモデレーターや配信の事についてだと思ったので、スペースでというのは気になりましたが承諾しました。
話てみると、なんだかよく分からない自分語りで配信とは関係なく私と交流したかっただけみたいでした。
ちょっと流石に空気読めなさすぎでしょ、と思ってモデレーターは辞めてもらいました。
▶考察
こんな感じで、実際にあった出来事を文章にしてみましたが、ただ事実を並べただけでは面白みがないので考察してみました。
Q1 なぜAさんはモデレーターになりたかったのか
モデレーターになったら私と仲良くなれると思ったのでしょうか。
Q2 コメント欄での自分語りはなぜ起こったのか
リスナーのみんながAさんに対して反応してくれるから、気持ちよくなったのではないか。
配信など自分自身で発信活動をしていない限り他者に注目してもらえる機会はほぼないです。
かと言って、Aさんが自分で配信などの活動を始めたところで誰にも見てもらえません。
私の配信コメント欄で発言すれば100%誰かが反応してくれるという喜びを知ってしまったためエスカレートしてしまった。
ちなみにこれは美味しい所だけの横取りです。
私も長い期間を経ていつも配信にきてくれるリスナーさんを獲得しました。
その過程では誰からも反応のない、寂しい配信の時もありました。
自分で努力するという過程を飛ばし、いきなり反応をもらえてしまったために勘違いをしてしまったと思われます。
そのため、自分の配信かのように振る舞ってしまったのではないか。
▶配信者から見てモデレーターに求めること
モデレーターに失敗したことで分かった、配信者としてモデレーターに求めることをまとめてみたいと思います。
誰かの配信のモデレーターをしてみたいと思っている人もいるかと思います。
リスナーはあくまで配信主の配信を見に来ているという事を理解してほしい
モデレーターもリスナーの1人になってほしい
配信者が困っている時にフォローしてほしい
基本的に余計な事を言わないでほしい
勝手に宣伝しないでほしい
配信主とモデレーターと言う関係は、傍から見れば仲が良いからと思われてしまいます。
この人の配信に行くとモデレーターの○○さんもいるから嫌だな、というような事になっては本末転倒です。
●補足/モデレーターになりたい人はここに気を付けよう
モデレーターだから配信を盛り上げなきゃ、と思いすぎてコメント入れまくるのは逆効果です。
文字の色が違う特別な人がコメントしまくっている所に新規は入りにくいし、身内感も出てしまいます。
コメント欄が寂しいと感じたら配信者が反応できるようなコメントを「投げかける」と良いですね。
▶配信者/モデレーターに迷ったらどうしたら良いか
配信者の人で自分のチャンネルにモデレーターがいるのか、モデレーターがいた方が良い気がするけどどうなんだろう…と思っている人へ
モデレーターは、あまり前に出たがる人になってもらうのは やめた方が良いと思います。
チャンネル登録者が〇人以上、同接が〇人以上になったら、ではなく、自分がコメント欄に対処できているのかどうかで判断すると良いと思います。
同接が少なくてもコメントがバンバン来るところもありますし、逆に同接多くてもコメントは静かなところもあります。
コメント欄のリスナーさんたちのマナー、民度はどうでしょうか。
マナーの良いリスナーさんに恵まれているところはコメントが多少賑わっていてもなんとかなります。
逆に荒らされることが多かったり、変な人の来る確率が高い場合はモデレーターを考えてもよいと思います。
これはプレイしているゲームにもよります。
コメント欄が荒れることが多い場合は一度自分の配信を見直してみるのも大事ですね。
モデレーターをやる人が配信者なら、配信でやってほしくない事は分かるはずなので安心だと思います。
また、何でも話せる人、モデレーター関係なく仲良くできる人 であることが大切だと思います。
私がモデレーターに失敗した話から考察まで長々と呼んで頂きありがとうございました。
モデレーターを作れば良いというものでもない事を分かってもらえたらと思います。
私の配信では今もモデレーターはいません。
モデレーターがいなくても特に困ることはありません。
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