
苦手だったビデオ通話だったのに。
私の仕事が休みの前日にビデオ通話がお決まりになってきている。
素直に「ビデオ通話がしたい」と言えない私は「明日はお仕事休みだから何しようかなー」なんてわざと「明日は仕事が休みなんだよー」って伝えてしまう。
少し前のお相手さんだったら「そうなんだー」「ゆっくりできるといいねー」なんて会話で終わっていたはず。今では「お休みなの?ビデオ通話できる?」って誘ってくれるようになった。ありがとう。
目を見て話すことが苦手な私。ビデオ通話も最初は苦手だったんです。
スマホから少し離れて話してみたり、ぬいぐるみを抱えて顔を少し隠してみたり。「見えないよー」って言われてました。
でも、気づいたんですよ。
スマホでのビデオ通話ってスマホの画面を見るじゃないですか?
カメラではなく画面に目線が行くから目が合わないんですよ!
それに気付いてから少しずつ慣れてきました。
ただ、時々カメラを見て「好き」「愛してる」を言ってくれることに慣れなくて、その度に照れてカメラを手で覆ってしまうのだけれども。
それぞれ好きなことをしながらのビデオ通話が定番。
パソコンを触っていたり動画を見ていたりゲームをしていたり。
なにかを思い出したときに「そういえばね…」って話をする。
普通の通話と違って話さない時間が多いんだけど、それでいいと思える時間。
顔が見えるだけで一緒にいる感じがする。
お相手さんが何かをしているときに、じーっとスマホの画面を眺めてみる。
仕事してるときはこんな顔をしてるのかー。
ゲームで何かあった顔をしているな…?
なんて考えてみたり。
一緒にいるようになったらこんな感じなのかなーって妄想をしてみたり。
ビデオ通話を繋いだまま寝たときは、朝起きて、顔を見て「おはよう」が言えるんですよ。
私は休みなので、お相手さんがお仕事の準備している間はウトウトしているのですが、気付いたら見られていることが多いです。準備して?
お相手さんがお仕事に行くときには「いってらっしゃい」「気を付けてね」も言えちゃう。
幸せだなーって思う。
ビデオ通話の難点は、近くにいるように感じるのにお相手さんに触れられないし、お相手さんの匂いを嗅げないところです。
残念なことにとても会いたくなるんですよ。
あと、通話を切ったあとがちょっぴりさみしい。
でもね、お相手さんのおかげで「苦手」が「好きかもしれない」に変わりました。
好きを増やしてくれてありがとう。