ボンブファミリア世代(無能の世代〜失われた30年間〜)

# ボンブファミリア世代(無能の世代)の30年間 (1990年~2020年)


## 1. ロスジェネ世代 (1990年~2000年)


### 1990年: バブル崩壊と混乱の始まり

- **バブル崩壊**: 経済の急激な冷え込みにより、企業の採用が大幅に減少。

- **無能のレッテル**: 経済的な停滞が続き、若者たちは就職氷河期の中で「無能の世代」として扱われることに。


### 1991年~1993年: 就職氷河期の激化

- **新卒採用の激減**: 企業が新卒採用を大幅に削減。若者は不安定な非正規雇用に頼るしかなくなる。

- **経済的な孤立**: 正規雇用の道が閉ざされ、社会的な疎外感が広がる。


### 1994年~1997年: 格差の拡大

- **格差社会の進行**: 正社員と非正規雇用者との間で経済格差が顕著に。

- **スキルアップの限界**: スキルアップを試みるも、キャリアの進展が難しく、多くの若者が行き詰まる。


### 1998年~2000年: ロスジェネ世代の成熟と無力感

- **非正規雇用の定着**: 非正規雇用が常態化し、正社員への道がますます遠のく。

- **社会的な無力感**: 経済的に不安定な状況が続き、将来への希望が持てなくなる。


## 2. ボンブファミリア世代 (2001年~2010年)


### 2001年~2003年: 低成長と無能の固定化

- **ITバブルの崩壊**: 短期間の景気回復も失敗し、再び不況に突入。ボンブファミリア世代も苦境に立たされる。

- **「無能の世代」の再認識**: 経済成長が停滞する中、社会は若者たちを「無能の世代」として見なすようになる。


### 2004年~2007年: 格差と社会的疎外感の深刻化

- **労働市場の二極化**: 正規雇用の機会が少なく、非正規雇用の道しか残されていない状況が続く。

- **結婚・家庭の遅れ**: 経済的な不安定さから、結婚や家庭の形成が遅れる傾向が強まる。


### 2008年~2010年: リーマンショックとその影響

- **リーマンショック**: 世界的な金融危機が発生し、ボンブファミリア世代の経済的な苦境がさらに悪化。

- **就職環境の崩壊**: 新卒者の就職環境が再び厳しくなり、若者たちは再び「無能の世代」として扱われる。


## 3. ポスト・ボンブファミリア世代 (2011年~2020年)


### 2011年~2013年: 経済危機からの再生の模索

- **東日本大震災**: 2011年の震災が経済に打撃を与える中、再び「無能の世代」としてのレッテルを貼られる。

- **アベノミクスの導入**: 2012年の経済政策により、一部の経済指標は改善するも、ボンブファミリア世代への恩恵は限定的。


### 2014年~2016年: 格差と労働市場の硬直化

- **消費税増税**: 2014年の消費税増税が消費を冷え込ませ、ボンブファミリア世代の生活がさらに厳しくなる。

- **労働力不足の顕在化**: 少子高齢化により、労働市場の問題が深刻化するが、ボンブファミリア世代は取り残される。


### 2017年~2020年: COVID-19と無能の再定義

- **COVID-19パンデミック**: 世界的なパンデミックが発生し、経済が再び混乱。ボンブファミリア世代の困難は続く。

- **「無能の世代」の再定義**: 社会はボンブファミリア世代を再び「無能の世代」として認識するが、彼らの苦境を理解する声も増える。


## まとめ

- **ボンブファミリア世代の30年間**: ロスジェネ世代から続く経済的、社会的な不安定さがボンブファミリア世代にも影響を与え、「無能の世代」としてのレッテルを貼られることになった。この30年間は、経済的な停滞と社会的な疎外感が支配する厳しい時代であった。

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