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初期研修スタートダッシュを円滑にするためのおすすめ教材!

(2022/2/18 作成 2022/3/3 更新)

みるたざねこです!

今日は、私が早くやっておけばよかった〜と思った教材についてお話します!

(「というかコレだけやっとけば、あとは遊んでてよくね?せっかく国試終わったから勉強とか最小限でええやろ!」って人向きです。「ワイはデキレジになるんや!見とれよ。おめえら。」っていうバリバリハイパーの皆様は、内科レジデントの鉄則を写経して、どうぞ。)

結論、CareNeTVプレミアムを観ろ!!

これに尽きるんだよなあ...

って言われても、定期試験・卒試・国試などで機序を知りたくてしかたない体に調教されたアニキたちのためにもちゃんと説明しますね。

動画が大好きなわがままボディになってるんよ...

MEC、Medu4、Q-Asist(TECOM、MACは生きているのかな...)でずっと勉強してたから、動画授業に慣れてる。

国試向けの勉強は皆さんプロだと思うけど、臨床の勉強はやったことない人が多いかもしれないですね。臨床は国試の勉強とは違う...(私は慣れるまで半年ぐらいかかったよ...)

いきなり書籍で勉強しようとしても、何が臨床的に大事で、何を意識して診察。治療すればいいかという重要事項をくみ取るってことが結構難しい。(もちろんデキる人もいるだろうし、そういうのを明確に記載してある本もあると思いますが)

そこでおすすめするのがCareNeTVの動画講義です。

CareNeTVの動画講義では講師の先生が「これはまずやらんと患者死ぬで!」、「これは初期研修医でもできないといけませんねえ...」、「馬鹿野郎!それはやっちゃダメだ!(ハリセンでパチン)」とか臨床でのポイントを示してくれるんですよね。

月5500円で色んな講義が観られる!

「ちょっと高いかも...」って思った人もいますよね。でも、医学系の書籍を買うほうが高いんじゃないかなとも思う。1冊5000円はざらですから。(普通の本は1000-3000円ぐらいなのにね....)

CareNeTV プレミアムだと内科から外科、皮膚科、泌尿器やらなんやらの動画が見放題。なのでトータルで考えたら安く済むかもしれないです。

サブスクが嫌な人もいると思います。

そういう人はCareNetの株主優待で観られるようになるのでそれでもいいかも。

詳しいことは他の先生の記事をみればいいんじゃないか?(はりねずみ先生のブログが分かりやすいです!https://www.harinezumiblog.com/?p=92)

疲れてても観れるよね

当直明けの頭でも理解できる。これって結構大切なことだったりする。仕事終わりに勉強しようとして本を読み出すけど、途中で眠たくなって...なんてことが割とあるんじゃないかな。

動画だと疲れててもYouTube感覚で観られるし、飯食いながら、酒飲みながらもイケる。だから仕事始めると動画のほうがありがたい部分が多いんだよね。

あとコレは個人的なことだけど、うつ病回復期ぐらいの頭ボヤっとしてるときでも観られた。本だと集中力が続かなくて頭にあんまり入らなかったけど、動画はイケたんだよね。だからそういう人にもおすすめです。

CareNeTVプレミアムは入会月は無料みたいなので試しに登録してみてもいいかも!

あとCareNeT自体はポイ活のために登録しておくことをおすすめします。

おすすめ動画は?どれから観ればいいの?

自分が観たものの中で、「スタートダッシュを円滑にするためのぼくがかんがえたさいきょうの動画と視聴順番」をお示しますので、ご参考に...

Dr.田中和豊の血液検査指南 血算編・電解質編

初期研修開始直後でも血液検査の判断を要求される場面があると思います。

国試でやったから大丈夫!と思いますが、国試と臨床って結構違うんですよね...

ちゃんと体系的に血液検査のみかたを教えてくれるのですごいありがたい動画でした。

あと、電解質編を観る前に「Dr.須藤の輸液大盤解説」(基礎編のみ)を先に観といたほうがスムーズに理解できると思います。

Dr.岡の感染症プラチナレクチャー 市中感染症編・医療関連感染症編

指導医の先生でも「適当にニューキノロンでいいんじゃね?」みたいな人がいます。臨床でわざわざ感染症や抗菌薬を丁寧に教えてくれる先生ってあんまりいないんじゃないかな。

講義自体はすごく分かりやすく、研修医必須知識満載だと思います。

ちなみに、抗菌薬というよりは感染症自体に重きを置いてそうな講義なので、抗菌薬については別個で勉強するのがよいかも。

これは良い本があるのでまずがそっちを勉強してから観るのがおすすめです。

あと無料のものとしてはこの2つがおすすめです。

SlideShare 抗菌薬と細菌について

↑はちょっと詳しすぎるかも。次に紹介するやつのほうがとっつきやすいかもしれないです。

Antaa Slide

登録しないと見られません。Antaa Slideには様々な良いスライドが見られるので登録をおすすめします!

簡潔で分かりやすいです。

順番としてはわかる抗菌薬or60分でわかる感染症診療の基本→Dr.岡の感染症プラチナレクチャー 市中感染症編・医療関連感染症編→使いこなす抗菌薬or抗菌薬と細菌についてって進めると理解がスム〜ズかも。

Step By Step!初期診療アプローチ

①で紹介した田中和豊先生の別シリーズです。

救急外来の動画では「Dr.林の笑劇的救急問答」ってのもありますが、仕事始める前とか直後ではちょっと内容が難しいかもしれないので、本シリーズを観てからでもいいかも。

本シリーズは古いですが、基本的な核となる部分は色あせてないし、動画内のフローチャートがわかりやすくていいです!

Dr.清水のおいしい栄養療法

初期研修が始まった直後に困ることの1つが、栄養についてだったりします...

国試とは違い実践的な知識が必要で、私は指導医に相談しましたが、「だいたいの勘でいいんじゃないかな。」的なことを言われて困った記憶があります。

清水先生の動画では商品名を含め、何をどれくらいどんな速度で、ということが明確に教えてくれるので分かりやすいし、臨床にすぐに使える内容だと思いました。

「ガイコツと仮した入院患者」を作らないためにも、おすすめできる動画です!

これは動画とは関係ないですが、

自分の病院でどんな経腸栄養剤、経口補助食品、末梢静脈・中心栄養輸液製剤が採用されているか、栄養士さんに聞いてみるのもいいと思います。(ワイは一覧表みたいなものをいただけたので、それを見ながらオーダーとかしてます。)


以上ですが、また観て良いと思ったらものがあったら追加しますね。

あと、動画のみで十分な学習効果はあると思いますが、動画内で参照されている本を買って、自炊してGoodNoteにぶちこんでおくとメモする手間が省けるのでおすすめです。

①Dr.田中和豊の血液検査指南 血算編・電解質編の参考書


②Dr.岡の感染症プラチナレクチャー 市中感染症編・医療関連感染症編の参考書 


③Step By Step!初期診療アプローチの参考書

①と③の参考書はマニュアルっぽいけど通読もできそうな感じ。あまり他の本に書いていない当たり前のことも記載されている印象があります。初めの頃はそういう当たり前のことって分からないし、教えてくれる人もいないんですよね...

おまけ おすすめの書籍など

「これらから手を付けたらよかったかな〜」って思った本です。

ちなみに、マニュアル系はM2plusで電子書籍として購入して、M2plusのアプリにぶちこんでおくと一括検索できたりして便利だよ。

輸液

点滴ラインの名称、点滴速度から昇圧薬の使い方までわかりやすく書いてあるのでまず読むにはいいかも。

抗菌薬

スッキリ分かりやすいです。

心電図

とりあえずコレ読んでけばなんとかなる感。

救急外来

両方ともマニュアル系の書籍です。

当直ハンドブックは鑑別疾患が簡潔にまとまっているので、救急車来る前にさらっとカンニングしておくと何をすればいいかわからない状態はなんとか防げるかも。

研修医当直御法度はDr.林の笑劇的救急問答の動画の補助教材的に使うと便利だったり。

これには何度も助けられました。小児は成人と違う薬剤、用量なのでチラチラこれをカンニングしたり...

重要疾患別に★がついてるので重要な疾患は頭に入れておきたいですね(自分に向けて...)。

無料で見られるものとしては、自治医科大学のマニュアルがおすすめ。対応のフローチャートやどの薬をどれくらいで何に希釈すればいいかとか具体的に書いてあるのでいいですね。

岐阜大JATECコースマニュアルもおすすめ!外傷だけではなく、救急車の対応ってどうすればいいんだろうって不安な人は目を通してもいいかもしれないです。

(ワイは無料が大好きなのでいっぱい無料のやつを紹介してしまった....)

その他(あると便利)

医学生→yearnote

医師→今日の〜シリーズ

みたいなイメージですかね?

あると便利です。レポート書くときとかカンニングできるし笑

病院によっては「今日の診療」を契約してるとタダで見れたりするところもあるらしいです...(ワイの病院はそんなのないし、PubMedも見られない...見学のとき見られる言ってたやんヽ(`Д´)ノプンプン)

これか「治療薬マニュアル」という似たようなものもあります。

ワイは今日の治療薬派。ぶっちゃけどっちでもいい笑

今日の治療薬はisho.jpのアプリ版が見やすくておすすめ。

お薬って腎機能に合わせて減量しないといけないんですよね。これでさっと調べて処方すればOKだと思う。

「今日の治療薬」と「腎機能別薬剤投与量」は手元に欲しいところ。


ここまで見ていただきありがとうございました。

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