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アキのエッセイNo.99ー私が詩を書く理由と、私が敬愛する2人の偉人


こんにちは、アキです。

私は週に1回は必ず詩集をNoteにて投稿しています。

別のポエムサイトで毎日投稿した詩を

1週間まとめて投稿している感じです。


今回は

なぜ、私が詩を書くのか?について記事をまとめていきたいと思います。



1.俳句が苦手


私と同じようにポエムを投稿している方も少なからずいるようですが

サークルやイベントでは

主に「俳句」が流行しているみたいですね。


「ポエムが書けるならば俳句も書けるのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょうが

私は「俳句が苦手」です。

単純な5・7・5のルールは

私にとっては余計な枷でしかありません。


何というか

細かなルールに従って書くのがあまり好きでは無く

思ったことを自由に書いていく

その中で読み手に伝わりやすいような表現を工夫していく

自由詩のスタイルが私には合っています



2.私にとって詩とは何か?


思ったこと、考えたことを

書きながらまとめていくスタイルが私には合っていると述べましたが

私にとって詩とは何か?について考えると

①考え、気持ちの整理

②整理することで新たな考え、気持ちを発見する

③考えること、感じることの楽しみを見いだす

というツールとして役立っています。


一日の締めくくりとして

何かを書く習慣をつけることで

一日、何を感じて何を学んだかを整理し

まとめていく

それが本当に楽しくて

私にとってはかかせない作業です。



3.私が敬愛する2人の偉人


私が敬愛する2人の偉人がいます。


日本は和歌の文化が昔からありましたが

その多くは恋歌です。

正直、私は恋歌があまり好きではありません。


というのも

和歌を詠む人の多くが上流階級の人達であり

国や民衆をまとめるべき人達です。


自分たちの恋にばかりうつつを抜かして

国や民の生活を見ず、声を聞こうとしない姿勢が見受けられ

それがどうも気に入らないので

あまり共感できないのです。


しかし

多くの歌人が恋歌(または季節の歌)を歌う中

異色の歌人がいることを知りました。


奈良時代の歌人で

「貧窮問答歌」でお馴染みの

「山上憶良」さんです。


貧窮問答歌は

当時の民衆の生活苦を

率直に綴った長歌です。


山上憶良さんは、仏教や儒教の思想に傾倒していたことから、死・貧・老・病などに敏感で、かつ、社会的な矛盾を鋭く観察し
官人という立場にありながら、重税にあえぐ農民や防人に取られる夫を見送る妻など、家族への愛情、農民の貧しさなど社会的な優しさや弱者を鋭く観察した歌を多数詠んでいます。


当時としては

異色の社会派歌人です。

(ウェキペディア参照)


私はこの方の和歌のスタイルに触れ

そして人物像に触れ

雷に打たれたような感覚がしました。

まさに、これだ!と思いました。

このような視点が

社会を広い視野で見つめ

きちんと受け止める姿勢が

現代でも必要なのだ!と思いました。


私もこういう人を目指したいと思える

そういう方です。



そしてもう一人。

「枕草子」の著者である

「清少納言」さんです。


清少納言さんは

枕草子の中で

・「虫は」「木の花は」「すさまじきもの」「うつくしきもの」などの

「ものづくし」

・日常生活や四季の自然を観察した「随想章段」

・作者が出仕した中宮定子周辺の宮廷社会を振り返った「回想章段」

で成り立っています。


清少納言さんの何が好きなのかというと

率直に自分の

「をかし(面白い)」と思ったことを

書き綴っているところです。


何というか

和歌のように

表現技法を駆使して

言葉で飾って

想いを述べる

というやり方とはまた違った


シンプルで率直な書き方

私は好きなのです。


清少納言さんは和歌が苦手だったと書かれている文献もありましたが

おそらく清少納言さんは

和歌が苦手と言うのもありますが

あまり好きでは無かったのでは?と思うのです。


自分の感じたこと、考えたこと、それを率直に書き綴って「面白い」「素敵」と思うこと。それだけで良い。

という価値の持ち主だったのでは?

と、思うのです。


感じること、考えることを

飾り立てる必要なんて無い。


心や頭に浮かぶこと全てに

価値がある。

自由に考えること、感じることに

自信を持って良い。

そう言っているような感じがして

私は清少納言さんを敬愛しているのです。


このお二方の姿勢は

私の生き方や詩作のスタイルに大きく影響しています。


敬愛出来る人がいるのは幸せなことです。


最後までお読み下さり

ありがとうございます。



















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