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言葉の花束ーアキの詩集No.77


1.「かぼちゃプリンの魔法」

待っていました
コンビニスイーツ
秋の味覚

野菜なのに
どうして甘いの?

かぼちゃプリン

まろやかな味わい
なめらかな舌ざわり

カラメルとの
相性抜群

仕事終わりの
自分へのご褒美

あぁ
たまらない

あら?
もう終わり?

かぼちゃプリンの
魔法は一瞬ね

いつまでも
魔法にかけられたかったな

シンデレラも
12時には魔法が
解けていたでしょう?

魔法は
期間限定だから
ミラクルなのよな

かぼちゃプリンの魔法で
私はお姫様になれた?

そうね

気分は
お姫様だったかも

それだけ
上機嫌になれたよ

でも
魔法は一瞬

解けてしまえば
いつもの私

花火が消えた時のような
ショックもあるけれど

やっぱり
いつもの私が良いわ



2.「舟の荷物」

人の気持ちが
分かりすぎてしまうから

必死に
受け止めて
何かしようとしてしまう

でもね
そんなに
あれもこれも受け止めたら

自分という
舟が沈没してしまうよ

自分の舟には
自分の荷物だけ載せるように
した方が良いよ

あの人の荷物
重そうだな

なんて
代わりに
自分の舟に乗せるとか
しなくて良いよ

その荷物は
その相手の物だから

その人の舟に
荷物を載せるのを手伝ったり

不必要な荷物を
一緒に海に捨てたり

そういうことは
していいけれど

自分の舟に
他人の荷物を載せて
相手を楽にさせてあげよう何て
考えるのはよして

自分の舟が沈没して
自分が溺れてまで
相手を助けようとするのは
何か違う

それで相手が
いったんは助かったとしても

その先
また
荷物を背負いすぎたときに
助けてはあげられない

基本
自分の舟には
自分の荷物だけにしてよ

自分をまず
守ること

そして
助けたい相手がいたとしても
荷物運びの手助けをするだけにして

あとは
自分で何とか出来ると
信じて見守ること

そうやって
人生という航海を
無事に乗り切って欲しい



3.「ハナミズキと紅茶」

ハナミズキの
秋の紅葉の色

艶やかな赤い葉の色が

なんとなく
紅茶の赤を思わせて

両者の赤を
ブレンドしたら

いっそう
上品で素敵な
赤色になるんだろうなと
思った

だから
仕事帰りに
紅茶を買って

ハナミズキの赤を
思いながら

気持ちの中で
両者の赤を
ブレンドして飲んでみた

ほら
やっぱり

ハナミズキと紅茶の
赤と赤は
相性が良い

最高に
味わい深い
紅茶の飲み方だわ



4.「心の花畑」

何かを
思えば

心の畑に
種が蒔かれ

思いを
言葉にしたり

思いやりや
気遣いなどで
行為に出せば

思いの種が
発芽する

ありがとう

ごめんね

大丈夫?

大好きだよ

色んな言葉

色んな行為

日々の中で
その言葉と行為を
繰り返していけば

芽がどんどん
成長して

やがて
花が咲く

ありがとうの花

ごめんねの花

大丈夫?の花

大好きだよの花

色んな花々を
あなたが
心の畑で
咲かせてきたんだよ?

どういう花が
多いかしら?

ありがとうの花?

ごめんねの花?

どちらも
たくさん
咲いているなぁ

それだけ
色んな事があって

色んな事を
思ってきたんだね

どの花も
良い悪いは
ない

全て
ひっくるめて
きれいで素晴らしい

そう
思えれば
いいんじゃないかな

ちょっと
アンバランスだと思うなら

これから
手入れをして
バランスを整えていけば良い

あなたの心の花畑は
あなた次第で
どうにでもなる

あなたが
美しいと思える花畑を
作っていって



5.「自分を信頼すること」

こうしなければ
ならないとか

こうじゃ
ダメだとか

自分を
固定観念で
縛りつけて

コントロールしようと
しても

上手く
いくはずがない

だって
自分の良さや
出来ていることを
認めていないから

そもそも
良い
悪いで
自分をジャッジする
必要はない

何があっても
自分はやれると
信じること

自分が
自分を一番
信頼することが大事

そのために
日頃から

信頼出来る自分であろうと
心掛けることが
何よりも大事だ



6.「失敗も挫折も」

失敗とか
挫折とか
ない人生なんて
ないよね

それを避けることに
苦心し

人生を楽しむ余裕を
無くしては

生きている意味が
ないような気がする

だったら

失敗も挫折も
受け入れて
人生の糧にしていく

そういう
人生を
楽しんだ方が

ずっと
人生を面白く出来ると
思うんだ

失敗も挫折も
楽しむ度胸を持つ

そんな強さと
柔軟性を
持ちたいな



7.「私」

大丈夫?

疲れたね

私は
私に
語りかけ
応える

よく頑張ったね

うん

もう
十分だから
休もうね

うん
お休み

私は
私を労り
眠りにつく

私は
私の一番の理解者であり
一番の信頼者

最高の
パートナーだからこそ

こうやって
対話するのは
当たり前

私は
他人の気持ちを
優先し過ぎて

自分の気持ちを
押し殺すことが多い

だから
私との対話のときは

こうして
対話によって
気持ちを解放していくんだ

ありがとう

今日も助けられたよ

何を言っているのよ

あなたが私を
信頼してくれるから

私はあなたを
助けられるのよ

そう

私が私を
信じてくれているから

安心して
私でいられる

そして
安心して
どこまでも
挑戦出来る

信頼してくれて
ありがとう

いつも
寄り添ってくれて
ありがとう



8.「外を見ると良い」

外を
見なければ

外の陽射しの
眩しさも

空の澄み渡った
青さも

田園の
稲穂の実りも

その美しさや豊かさが
分からない

家の中で
テレビやパソコン
スマホを眺めるだけでは

気付くことの出来ない
自然の魅力

煮詰まって
心のガス抜きが必要な時

楽しみたいのに
上手く楽しめず
鬱々した時とかは

外を見ると良い

自然は
いつでも
そこにある

暖かな日差しを浴びて
空を見上げて
雲の旅路を眺める

それだけでも
心は整理されて

心の機能が
取り戻される

心のバランスを
調整するのに

自然に
心を通わせる

それが一番
心の健康に良いのかも知れない

ほら
今日も良い天気だ

心地の良い気候を
心身全体で感じてみよう

たまには
心を外に向けてもいい

自然は
いつでも
受け入れてくれる

何となく
感じてみる

それを
自分に許可してみて



9.「飛べない鳥」

飛べない鳥がいた

どうせ
上手く飛べない

そう思って
飛ぼうとしなかった

その鳥に対して
「飛べるかどうかなんて
飛んでみなければ
分からないだろう?

羽ばたくための翼があるなら
下手でも飛んでみれば良い

飛ぶ意志を持たなければ
まず、飛ぶことも出来ない

飛ぶための翼があって
可能性がある
ならば活かさない手はないよ」

そう
翼がない鳥が
言った



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