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【『週プロ』師弟対談】ターザン山本!×市瀬英俊〈vol.11〉[猪木初当選の場に立ち会う!]

 今回は平成版『喫茶店トーク!』の番外編として、元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏とその部下だった市瀬英俊氏が時空を超えて再会! テーマはズバリ「『週プロ』とはなんだったのか?」。いやー、正直、ここまで濃いものだとは思わなかった。何はともあれ読んでみるべし。果たして、古き良き時代の風景がここに!?(聞き手◉“Show”大谷泰顕

(⬆︎「『週プロ』とはなんだったのか?」を語り出したターザン山本! 氏&市瀬英俊氏と『週プロ』編集長最後の号となった20年前の743号/96年7月23日号の表紙。ターザンカフェも絶好調!)

〈前回までの内容はこちら⬇︎〉
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(元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏が古き良き時代を熱弁!)


(⬆︎今回は、この号に関する話が登場!)

▪︎文字だけの増刊号

山本 市瀬くんは一度も表紙を作ったことない?

市瀬 ありますよ。

山本 あるよね。全日本の増刊号とか。

市瀬 そうそうそうそう。

山本 これがまた売れないんだよ(苦笑)。

――そうなんですか?

市瀬 本誌と比べると、刷り部数も全然違うしね。

――そんなに売れないんですか?

市瀬 新日本に比べたらね。

山本 新日本は半端じゃないんですよ! 会社はボロ儲けよ、なあ?

市瀬 (笑)。

山本 増刊号の時はみんな生き生きとしてやっていた?

市瀬 一番それを感じたのは、新日本に取材拒否を食らった時の東京ドーム大会(96年4月29日)の増刊号でしたね。

――文字だけで作った増刊号ですね。


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〔関連項目〕
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 ⬆︎『空気を読んではいけない』担当編集者・幻冬舎の箕輪厚介氏他が激白!
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 ⬆︎Uとは? 長州とは? 元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏が古き良き時代を熱弁!

山本 あんなの、よくやったよね。

市瀬 あの時は、「こんなことやりたくない」って特にフリーの人たちには言われると思ったけど、みんな嬉々として参加してくれて。

山本 パチパチパチ!

市瀬 あの時はホント救われた、というか。

山本 あんなもの、ホントよくやったよなあ?

市瀬 大変でしたけど、こっちにできることはそれしかなかったし、1回やってみたかったんだよね。

――写真を使わずに文字だけで雑誌を作ることを。

市瀬 そうそうそうそう。要は、写真の情報に頼らずに、文字だけでプロレスを伝えるっていうのを。だって大昔の新聞はそういうものだったから。

――グラビア雑誌なのに、写真がないっていうのは斬新すぎましたけどね(笑)。

市瀬 やっぱりお祭りでしたからね、増刊号って。

山本 遠足に行くみたいなね。

市瀬 みんなで徹夜して。

――朝までに入稿してね。

山本 なんで安西(伸一)は原稿を書くのがあんなに遅かったんだ?

――それは元々、安西さんが細かいディテールにこだわる方だから遅くなるんじゃないですか?

市瀬 そうそうそうそう。

山本 市瀬くんも遅いんだよ。

市瀬 俺も遅いですね。

山本 いつも写真とデザインを先に印刷所に入れて、文章は「後送」ですよ。佐藤(正行)は早いんだよな。

――いい加減な内容だからじゃないですか?(笑)

以下、その内容の一部を紹介
▪︎なぜ市瀬カメラマンは誕生したのか
▪︎最初の取材は新日本×維新軍の5対5勝ち抜き戦
▪︎猪木の当選場面に立ち会う!

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