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【『週プロ』師弟対談】ターザン山本!×市瀬英俊〈vol.12(最終回)〉[キラー猪木×100=キラー馬場!]

 今回は平成版『喫茶店トーク!』の番外編として、元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏とその部下だった市瀬英俊氏が時空を超えて再会! テーマはズバリ「『週プロ』とはなんだったのか?」。いやー、正直、ここまで濃いものだとは思わなかった。何はともあれ読んでみるべし。果たして、古き良き時代の風景がここに!?(聞き手◉“Show”大谷泰顕


(⬆︎「『週プロ』とはなんだったのか?」を語り出したターザン山本! 氏&市瀬英俊氏と『週プロ』編集長最後の号となった20年前の743号/96年7月23日号の表紙。ターザンカフェも絶好調!)

〈前回までの内容はこちら⬇︎〉
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(元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏が古き良き時代を熱弁!)

(⬆︎今回は、この号に関する話が登場!)

▪︎第1回「あすなろ杯」の顛末


――全日本の「あすなろ杯」って山本さんが名付け親だったんですね!

山本 付けたよ。

市瀬 まだ若かった頃の川田利明、サムソン冬木、高野俊二、田上明、小橋健太、高木功の6人でやったリーグ戦だったんだけど、言ってみれば『週プロ』主導の企画であって、当然のことながらこっちも大プッシュしていたわけ。

――「あすなろ杯」と猪木の選挙が重なったんですね!

市瀬 そうそうそう。猪木さんの選挙の投票日が89年7月23日の日曜日にあって、当選したのが翌月曜の24日だったんですよ。

――そうだ、7月24日でした!

市瀬 その時、7月22日の土曜に全日本のテレビマッチが金沢であって、そこで「あすなろ杯」のリーグ戦が終わったんですよ。

――ええ。

市瀬 こっちはその金沢大会で優勝が決まると思っていたの。そしたら川田と冬木と高野俊二の3人が同点で並んだんだよ。

――あら。

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〔関連項目〕
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 ⬆︎Uとは? 長州とは? 元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏が古き良き時代を熱弁!

市瀬 だから翌23日の日曜から同点の3人が三つ巴のミニリーグ戦をやって、優勝者を決めることになって。そのシリーズの最終戦は28日、群馬県の桐生大会だった。テレビマッチでね。「あすなろ杯」の主要カードはそこまでずっとテレビマッチで中継してきたから、こっちとしてはミニリーグ戦の最後の試合も桐生でやると思っていたわけ。

――普通はそう思いますよね。

市瀬 そしたら、日曜からミニリーグ戦が始まって、月曜にも試合があった。それで最後に川田対高野戦が残ったんだけど、その試合をサラッと25日の火曜日に、愛知の新城というノーテレビの大会でやっちゃったんですよ。

――えっ、なぜにそんな!?

市瀬 理由はよくわからないけど、そういうことになって。ところが、こっちはてっきり桐生でやるもんだとばかり思ってたから、記者もカメラマンも出していなかった。本来はしっかり確認しなきゃいけないんだけど、日曜、月曜と選挙の取材で浮かれてたから(笑)、そこまで考えが及ばなかったの。

――あら~。

市瀬 新城で「あすなろ杯」の試合が組まれるって分かったのは、火曜日の午後4時ぐらいだったかな。でも、そこから新幹線で名古屋方面に向かっても、試合にはどうやら間に合わない。山本さんに「お前は何やってるんだ! バカ野郎!」ってメチャクチャ怒られて(笑)。

――なるほど。それは困ったでしょうね。

市瀬 そうそうそう。馬場さんも馬場さんだよね。最後にテレビマッチがあるんだから、何もノーテレビの大会で優勝者を決めなくたっていいのにねえ?

――ホントそうですね。

市瀬 こっちが全面的に悪いんだけど、もう少し配慮をしてくれても(苦笑)。最後の決定的な場面を撮れていないわけだから本当にマヌケでさあ。それでもしかたないから、優勝した川田が東京に帰ってから、全日本の道場に行って、トロフィーを持っている写真を撮って、インタビューをして次の号の『週プロ』に載せましたよ(笑)。

山本 パチパチパチ!

以下、その内容の一部を紹介
▪︎猪木史、二大事件の表紙に絡む!
▪︎脱・猪木! と脱・昭和プロレス!
▪︎キラー猪木×100=キラー馬場!


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