【連載】直撃・青木真也!〈33〉 証言!『DREAM』(11)「意味のない記者会見」
2016年、著書『空気を読んではいけない』(幻冬舎)を上梓した“バカサバイバー”青木真也。するとAmazonの売り上げランキングでもまさかの上位に食い込み、発売からわずかの期間で一気に2万部の増刷に至ったという。出版不況、格闘技は売れないと言われる中、なぜそんな奇跡のようなことが起こったのか。
さらに昨年末、青木真也はBASEにてオンラインショップ「青木真也商店」を開店させた(『技術DVD 青木真也 足関節の精髄』も大好評発売中!)。これで昨年末に開設したオンラインサロン(現在移行中)に続き、ネット上での新規事業がスタートしたことになる。
そんな“バカサバイバー”が、いつだったか、かつて自身が主戦場としていた『DREAM』について振り返りたいと提案してきた。『DREAM』といえば、2008年3月から2012年大晦日まで開催された総合格闘技のイベントだが、ここに関わった関係者やファイターを含めた流れが現在にも息づいている。そう考得るとこれを再考することで、今後の格闘技界の行く末が見えてくると考えるのは、実はかなりの確率で的を射ている気がする。
ということで、早速、“バカサバイバー”と接触を図り、『DREAM』をひとつずつ検証して行くことに。
果たして『DREAM』という夢の舞台から、改めて“夢”は導き出されるのか?
そして、“バカサバイバー”は本当に空気を読んでいないのか――。(聞き手◉“Show”大谷泰顕)
◉『DREAM10』(2009年7月20日、さいたまスーパーアリーナ)試合結果
第1試合 ウェルター級グランプリ リザーブマッチ 1R10分、2R5分
○ タレック・サフィジーヌ vs. 池本誠知 ×
2R終了 判定3-0
※サフィジーヌがリザーブ権獲得。
第2試合 ウェルター級グランプリ 準決勝 1R10分、2R5分
○ マリウス・ザロムスキー vs. 桜井"マッハ"速人 ×
1R 4:03 KO(左ハイキック→パウンド)
※ザロムスキーが決勝進出。
第3試合 ウェルター級グランプリ 準決勝 1R10分、2R5分
○ ジェイソン・ハイ vs. アンドレ・ガウヴァオン ×
2R終了 判定2-1
※ハイが決勝進出。
第4試合 ライト級ワンマッチ 1R10分、2R5分
○ 菊野克紀 vs. アンドレ・ジダ ×
1R 3:47 TKO(レフェリーストップ:パウンド)
第5試合 ミドル級ワンマッチ 1R10分、2R5分
○ パウロ・フィリオ vs. メルヴィン・マヌーフ ×
1R 2:36 腕ひしぎ十字固め
第6試合 ミドル級ワンマッチ 1R10分、2R5分
○ ジェシー・テイラー vs. ユン・ドンシク ×
1R 1:02 ギブアップ(左足首靭帯損傷)
第7試合 ライト級ワンマッチ 1R10分、2R5分
○ 青木真也 vs. ビトー・"シャオリン"・ヒベイロ ×
2R終了 判定3-0
第8試合 ウェルター級グランプリ 決勝 1R10分、2R5分
○ マリウス・ザロムスキー vs. ジェイソン・ハイ ×
1R 2:22 KO(右ハイキック)
※ザロムスキーがウェルター級グランプリ優勝。
以下、今回の記事の一部を紹介
▪︎寝技対決にならなかった“シャオリン”戦の真実
▪︎ストロングリーダー
▪︎石井和義待望論
▪︎「意味のない記者会見」
(⬆︎幻冬舎刊・青木真也著『空気を読んではいけない』)
〈前回までの内容はこちら⬇︎〉
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