【連載】平成版『喫茶店トーク!』〈第35回〉withターザン山本! 天心×堀口戦とは何か?「ファンは負けた人間の運命を勝手に背負う」
今回は実に約1年以上ぶりに「喫茶店トーク!」を開催! 理由はターザン山本! が天心×堀口戦を「エキシビションマッチ」と書き記していたからに他ならない。果たして天心×堀口戦は本当に“世紀の一戦”ならぬ“世紀のエキシビションマッチ”だったのか。だとしたらその真意とは? これを読めば『RIZIN.13』がいかに奥深い構造になっていたのかがわかるはず。さあ、「活字プロレス」の世界へようこそ!(聞き手◉“Show”大谷泰顕)
(⬆︎天心×堀口戦における独自の見方を示してくれたターザン山本! 氏と『週プロ』編集長最後の号となった22年前の743号/96年7月23日号の表紙。『ターザンカフェ』も絶好調!)
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(元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏が古き良き時代を熱弁!)
▪︎結局、テレビ観戦した天心×堀口戦
――さあ、山本さん!
山本 なんだ?
――久しぶりの「喫茶店トーク!」です。
山本 うん。
――今日は『RIZIN』で行われた“世紀の一戦”、那須川天心×堀口恭司戦についてなんですけど、山本さんは「あの試合はエキシビションマッチ」と書いていたじゃないですか。
那須川天心と堀口恭司。試合中に何度もグローブタッチ。あれがまさしくエキシビジョンマッチの証明だ!(『ターザンカフェ』より)
http://www.ibjcafe.com/talk/content/tarzan/column/4/2404.html
山本 大谷ぃ!
――あ、はい。
山本 その前にさあ、まずあの日にあった、俺のサイドストーリーが面白いんだよ。
――どういうことですか?
〔※ここから10分以上、天心×堀口戦のあった9月30日、さいたまスーパーアリーナのあるさいたま新都心駅まで到着しながら、『RIZIN』を観ずに帰った顛末が明かされた。これも『ターザンカフェ』の「煩悩菩薩日記」を参照〕
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〔関連項目〕
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⬆︎『空気を読んではいけない』担当編集者・幻冬舎の箕輪厚介氏他が激白!
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⬆︎Uとは? 長州とは? 元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏が古き良き時代を熱弁!
山本 それでね。
――ええ。
山本 俺は自宅に帰って休憩していたんだよな。そしたらある友だちから電話があって、「これから『RIZIN』の中継が始まる」というのでテレビのスイッチを入れたら、画面に大砂嵐が出てきたんだよ。
――ボブ・サップ戦が始まったと。
山本 それを観ながら、「なんだこのかったるいのは」と思いながらさ(笑)。
――あ、はい。
山本 だからその試合を最後まで観ないでテレビを切ったんだけど、しばらくしたらまた友だちから電話があって、「今から天心×堀口戦が始まるよ」と聞かされて、すぐにテレビのスイッチを入れてね。
――テレビ観戦したわけですね。
山本 うん。だから俺は現場では観なかったけれど、偶然、あの試合だけ観ることができたわけよ。
――山本さんに限らず、あの日はいろいろとハプニングがあったおかげで、強烈に人々の記憶に刻まれましたよね。
山本 そういうサイドストーリーが山ほどあるだろうな。
――あるでしょうね。
山本 うん。
――で、山本さん、天心×堀口戦をどう観るか、です。
山本 うん。まずなぜあの試合に反響があったのかといえばね。
以下、その内容の一部を紹介
・ファンは負けた人間の運命を勝手に背負う
・ポイントは掘口の笑顔とグローブタッチ
・一夜明け会見に出た堀口の真意
・堀口の実験と純粋無垢な天心
・2018年のMVPは?
・練習試合、模範試合、エキシビション
・「活字プロレス」の真髄
・大砂嵐×サップ戦と魔女狩り
・堀口の無言のアピール
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