【『週プロ』師弟対談】ターザン山本!×市瀬英俊〈vol.8〉[夢の馬場&ハンセン組誕生秘話]
今回は平成版『喫茶店トーク!』の番外編として、元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏とその部下だった市瀬英俊氏が時空を超えて再会! テーマはズバリ「『週プロ』とはなんだったのか?」。いやー、正直、ここまで濃いものだとは思わなかった。何はともあれ読んでみるべし。果たして、古き良き時代の風景がここに!?(聞き手◉“Show”大谷泰顕)
(⬆︎「『週プロ』とはなんだったのか?」を語り出したターザン山本! 氏&市瀬英俊氏と『週プロ』編集長最後の号となった20年前の743号/96年7月23日号の表紙。ターザンカフェも絶好調!)
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(元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏が古き良き時代を熱弁!)
(⬆︎今回は、この号に関する話が登場!)
▪︎『週プロ』イズム
――市瀬さんが『UーCOSMOS』(1989年11月29日、東京ドーム)に取材に行かずに、全日本の札幌大会を取材していたからこそ、馬場さんが天龍源一郎にファール負けする場面を目撃できたわけですね。
市瀬 そうだね。それと俺は猪木さんの引退試合(1998年4月4日、東京ドーム)も観てないんですよ。
――あ、そうなんですか!
市瀬 その時はあえて全日本の金沢大会だったかな? そこに行って、馬場さんのコメントを取ろうと。
――ああ、そういう役割ですか! で、馬場さんはなんて言ったんですか?
市瀬 「そんなこと俺に聞くな」って。
――それは馬場さんらしい(笑)。
市瀬 何を言ったとしても皮肉に聞こえるじゃない。「お疲れさん」であったとしてもね。
――確かに。引退する直前には「惜しい人を失くした」って言ったとも聞きましたけどね(笑)。
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〔関連項目〕
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⬆︎『空気を読んではいけない』担当編集者・幻冬舎の箕輪厚介氏他が激白!
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⬆︎Uとは? 長州とは? 元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏が古き良き時代を熱弁!
市瀬 『週プロ』として普段は一つのことに全力投球していくんだけど、何かあった時に、それを一つの視点だけじゃなく、その裏に何があったのかを含め、伝えていくのも『週プロ』的な伝え方っていうか、『週プロ』イズムみたいなものなんだよね。
――それは重要な視点ですね。
市瀬 あの時、金沢には『東スポ』以外の記者は来ていなかったんじゃないかな。
――みんな東京ドームに行っていたんでしょうね。
市瀬 例えば(鈴木)健ちゃんが10・9(1995年10月9日、東京ドームの新日本×Uインターの全面対抗戦)の時に、Uの道場に行ってドームをボイコットした田村潔司を取材する、みたいなこともあったよね。
――そっか。現場に行かずにそっちに行っていたんですね。
市瀬 そういう発想があったから、多角的に伝えられていたんだよね。この時に、その裏側で何が起こっていたのか、みたいな。それが山本さんの編集方針だったと思うんだよね。
――それは様々な見方が自然と身についていきますよね、読者の側にも。
山本 あとね、市瀬くんは、(全日本のリングアナだった)仲田龍ちゃんと強力なタッグを組んでいたわけよ。
――強力なタッグを(笑)。
山本 この強力なチームが全日本を支えていたんだよ。な?
市瀬 だからさっき話に出た小橋×秋山戦も龍ちゃんに相談していて、「いけるでしょう」っていう話も聞いていたと思うよ。
山本 龍ちゃんに裏を取りながら、最強タッグのカードを二人で決めていたんだよな。この会場ではこのカードを持って行ったほうがいい、とかさ。
――凄くわかりますよ、その感覚は。
山本 馬場さんは言うんだよね。「手打ち(興行)はいいもの(好カード)にしろ」って(笑)。
以下、その内容の一部を紹介
◾︎龍原砲とどう付き合うか◾︎夢の馬場&ハンセン組誕生秘話◾︎全日本開国への理由
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