【『週プロ』師弟対談】ターザン山本!×市瀬英俊〈vol.7〉[『U-COSMOS』の裏側で…]
今回は平成版『喫茶店トーク!』の番外編として、元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏とその部下だった市瀬英俊氏が時空を超えて再会! テーマはズバリ「『週プロ』とはなんだったのか?」。いやー、正直、ここまで濃いものだとは思わなかった。何はともあれ読んでみるべし。果たして、古き良き時代の風景がここに!?(聞き手◉“Show”大谷泰顕)
(⬆︎「『週プロ』とはなんだったのか?」を語り出したターザン山本! 氏&市瀬英俊氏と『週プロ』編集長最後の号となった20年前の743号/96年7月23日号の表紙。ターザンカフェも絶好調!)
〈前回までの内容はこちら⬇︎〉
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(元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏が古き良き時代を熱弁!)
(⬆︎今回は、この号に関する話が登場!)
▪︎新日本にない、全日本の美しさ
――山本さんは「市瀬なくして全日本の繁栄はなかった」と言われていましたけど、それはなんとなくわかりますよね。だって同じメンツなのに、その違いをダイナミックなものとして読者に表現できていたわけだから。
市瀬 それは=じゃないけど、どうやって読者に飽きないように持っていくか。たとえ同じようなことをしていたとしても、誌面上では違っているように見せないと。
山本 しかも重要なことは、四天王といえども、馬場さんよりも目立ってはいけない、というのがあるんですよ(笑)。
――すごい話ですね(笑)。
山本 例えば、本人たちはCMにだって出たいわけですよ。
――まあ、確かにそう思いますよね。
山本 全日本だって内心は出したいと思っているわけですよ。
――あ、全日本としても。
山本 例えば小橋としても、自分が着ていたTシャツを観客に向かって投げたいわけですよ。
――あ、投げるのはマナー違反なんですね。
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〔関連項目〕
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⬆︎『空気を読んではいけない』担当編集者・幻冬舎の箕輪厚介氏他が激白!
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⬆︎Uとは? 長州とは? 元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏が古き良き時代を熱弁!
山本 それすら、馬場さんに了承を得ないといけないわけよ。「投げていいですか?」と。
――ええーーッ!
山本 「マイクを使ってアピールしていいですか?」と。そういう世界なんよ。
――す、すごい!
山本 このさ、ものすごいがんじがらめの中でやっているわけよ! だからそういう中でやっている彼らの気持ちを市瀬くんはわかりながら『週プロ』を作っていたわけよ。なあ?
市瀬 (苦笑)。
山本 それがあったから、結局、馬場さんが亡くなった後にNOAHを作ったわけじゃない。NOAHだったらそれができるじゃない。テレビも出られるし、ラジオも出られるしね。全日本時代は苦しかったよな。
市瀬 まあねえ……(苦笑)。
――やっぱり苦しかったんですかね?
山本 だって、なんのためにプロレスラーになったんだって思うでしょう。新日本のレスラーはぜーんぶオール全て出ているんだから。マイクパフォーマンスひとつできないんだよお? Tシャツひとつ投げることができないんだよお?
市瀬 でも、それがその段階での全日本だとしても、その良さみたいなものもあったんですよね。
――あくまで試合内容で観客をうならせると。小細工をしないで。
市瀬 そうだね。だから、こっちはそれを前提で書くしかないわけだから。
山本 それがまた美しいわけですよ! 日本的な世界でね。新日本にない美しさがあるわけよ、そこに。なあ?
以下、その内容の一部を紹介
▪︎四天王プロレスとはストレス発散そのもの!?▪︎馬場×ラジャ・ライオンとは何か?▪︎『U-COSMOS』の裏側で…
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