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【直撃】“神童”那須川天心の基礎知識! 「(それが堀口恭司でも)経験を積んでいけば追いつけないことはない」
来る4月16日、横浜アリーナで開催される『RIZIN2017 in YOKOHAMA』で3度目のMMAルール戦を行なう“神童”那須川天心。昨年末、さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN』では、12月29&31日と2連戦を闘い、一挙に2連勝を果たしたことで一気にその名前は世界各国のMMAの関係者にも波及した。キックルールではほぼ頂点に立ったとされる天心だが、MMAにおいてもその快進撃が続いて行くのか。今回は初級編として、ざっくばらんに“神童”を読み解くための基礎知識を訊いてみた――。(聞き手◉“Show”大谷泰顕)
(⬆︎『RIZIN』の会場に矢沢永吉の『止まらない haha』が轟いた!)
▪︎「負けるのかな…」
――『RIZIN2017 in YOKOHAMA』(4月16日、横浜アリーナ)で戦が決まりました。今の心境を聞かせてください。
天心 『RIZIN』一発目、横浜アリーナでいつか試合がしたいと思っていたので、こんなに早く実現するとは思ってもいなかったですね。そこでどれだけ大きなインパクトを残せるのかが課題かなと思います。
――まだ、未成年の高校生でもある天心選手なんですけど、一般の高校生では考えつかないことをたくさんしてきていると思うんです。
天心 他の高校生とは全然、経験っていうか、他の高校生たちより倍以上の経験はしていると思います。
――改めて確認させてもらうと、試合や練習とは別に、もちろん学校には通っているんですよね?
天心 はい(笑)。
――じゃあ、今度のテストで何点を取らなきゃっていう気持ちもあるんですかね?
天心 まあ、赤点(30点以下?)さえ取らなければ(苦笑)。
――卒業できなくなっちゃいますもんね。
天心 ええ。だからしっかりそこも、やっていかないとなって、はい。
――あのー、年末から振り返ってもらいたいんですけど、まずMMAの初戦(12月29日、さいたまスーパーアリーナにおける『RIZIN』でのニキータ・サプン戦)は、試合後に「怖かった」というコメントがありました。
天心 はい。
――それはMMAルールに関することなのか、『RIZIN』やさいたまスーパーアリーナという場所のことなのか。
天心 場所に関しては全然なんとも思わなかったんですけど、ルールがホントに初めてだったから、怖くて。でも、やってよかったと思います。
――練習も、あまりできなかったと聞きましたけど。
天心 あんまりできなかったんですけど、できないなりに最大限のことはできたかなって。
――それは、いつかは MMAでやるんだろうな、とか、やりたいなっていうのがあっての気持ちなんですか?
天心 いや、全然、全くなかったです。
――あ、なかったんですか。聞いた話では、去年の11月にオファーがあって、そこから始めたような雰囲気だったと。
天心 12月5日にも(『KNOCK OUT』での)試合が決まっていたので、そっちをメインで練習してやっていたんですけど、怪我がなければっていう感じで考えていたので。
――初戦の話で行くと、試合中にアームバーを取られて、「俺、負けるのかな…」って思ったとありますけど、試合中に結構、何かが頭をよぎることはあるんですか?
天心 ありますね。「えー、どうしようどうしよう。負けるのかな…」と思いましたし。
――それは過去に試合ではやられたことのない技だから?
天心 それもありますし、実際、腕もミシミシ言っていたので。絶対タップしたくなかったし、あのままあの体勢のままだったら、レフェリーには止められると思っていたので。動いて返してってやったんですけど。
(⬆︎MMA2戦目にて、天心による、まさかの絞め技が爆発するとは!)
▪︎「俺、MMAをやっているよ」
――ちなみに、「俺、MMAをやっているよ」って思ったのは、試合のどの場面だったんですか?
天心 相手が寝た後に、自分がその上に乗っかった時です。俺、MMAをやっているんだなあって(笑)。
――そうだったんですね(笑)。そもそも試合前のMMAに対するイメージはどんなものでした?
天心 MMAは…、そうですね、なんでもありじゃないですか(笑)。
――なんでもありですよね(笑)。
天心 だから、怖いイメージがあったんですよね。僕がやってきたキックボクシングとは違いますし、おまけに、世界中からいろいろな選手、強い選手が集まってくる感じですよね。
――天心選手は昔、極真空手をされていたじゃないですか。
天心 はい。
――創始者の大山倍達総裁は「一撃で倒せ」という言葉を残されていて、要は、試合は打撃から始まるわけだから、と考えると、大山総裁の概念はなんでもあり、だったと思うんです。
天心 そうですよね。言っていることはわかります。感覚的にも。やられる前にやれ、っていうことですよね。
――まあ、そうですよね。
天心 そういうのはわかります。だから寝技のスキルがあっても、ホントに一発で倒してやろうっていう気持ちでいますし。
――最初は「グローブちっちぇーな」って思ったんですよね?
天心 ああ、それは思いましたね。これで叩いたら、すぐ倒れるのかなと思ったんですけど、実際は以外にそんなことなくて(笑)。
――思惑と違った?
天心 あのグローブだと、表面的な痛さがするんだなっていうのを身をもって知りましたね。ボクシンググローブだとクッション性があるので、それで倒れるのかなあって考えました。
(⬆︎十字を取られた腕がミシミシと音を立てる)
――ミルコ・クロコップの話でいうと、バンテージの長さによっては、殴った自分の拳が壊れるんじゃないかって心配していたみたいですね。
天心 僕はそれはないですね。今までそんなことはなかったし。
――初戦が終わった段階での話を聞かせてもらうと、どんな感じでした?
天心 いやあ、それは凄く気持ちがよかったですね。ホント自分にとっては凄いチャレンジだったので。それを一番いいカタチで成功できたわけだから、ホント嬉しかったです。
――結果的に初戦に勝利した後、「(2日後の)大晦日にも試合をさせてほしい」ってリング上からアピールしたわけですけど、それは試合前から考えてリングに上がっていたんですか?
天心 はい、そうです(キッパリ)。
――関係者にはなんとなく伝えていたんですか?
天心 いや、言ってないです。ホントに自分の周りだけでしたね。
――結果的にはやるってことになったんですけど、翌日、あれだけのアームバーを極められたわけだから、もの凄く痛みがあったでしょう?
天心 ものすごく痛かったです(苦笑)。
(⬆︎2017年の『RIZIN』は、4月16日の横浜アリーナから正式に開幕!)
以下、その内容の一部を紹介
▪︎後には引けない
▪︎絵本『えんとつ村のプペル』を読んで
▪︎ミルコと闘ったらどうなるか
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