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独断と偏見による出資馬判断基準

今回は、今後一口募集馬に関する私見を書くにあたって、どういった基準で評価しているかを説明した記事があった方が良かろうという趣旨で投稿してみました。

まだ競走馬への出資を始めて間もないため評価の信頼度などは皆無に等しいですが、「大して馬のことなど知らなそうな奴がなんか偉そうなこと書いているな」くらいの気持ちで読んでいただければと思います。

その程度の内容ですので、今後投稿されるであろう筆者の評価を参考にして出資を行って損失が出たとしても一切の責任は負えませんのでご了承ください。

出資馬の選定にあたって、筆者が重要視している順に並べると以下の通りになります。

  1. 血統

  2. 募集価格

  3. 見た目

  4. 厩舎実績

以下でそれぞれの項目について、詳しく説明します。

血統

血統に関しては、IK理論なるものをベースに評価しています。

あとは、最近読んだ以下の本なんかも参考にしています。

IK理論の考案者である五十嵐氏は生物学や遺伝学に特に精通した方ではなかったようですが、数ある競走馬の血統理論の中ではこの理論が最も遺伝学の原則に近いもののように思います。

ただ、この理論は同じ分析表を見ても人によって評価に結構なバラつきがあるところに課題があると感じています。実際の競走成績を見て評価を変えるなんてことも時折あったりしますし。

血統の話について書き出すと長くなるのでこのくらいにしておきますが、筆者は本家の評価を鵜呑みにするのではなく、自分で9代分析表を作成して我流で診断しながら血統の勉強しているところです。

募集価格

回収率等は気にせずに自分の好みの馬に出資するのも1つの楽しみ方でしょうが、これを書いている時点での筆者は回収率も気にしているため、募集価格も出資を決める上での重要な要素になります。

価格以外の評価項目がよほど魅力的に映れば採算度外視で出資するケースもあるでしょうが、高額であればあるほど評価はシビアにならざるを得ないです。

見た目(特に目)

なぜ目を重視するかというと、日本でも有数の実績を誇る調教師と日本で一番成功している馬主さんの一人が共にそう言っているからです。筆者の場合、まだ見ている数が少ないので現時点では自分の好みでしかないですが、少しずつ走る馬の目を見抜く精度を上げていければと思っています。

なお、馬体や歩様に関しては、日頃から仕事で馬と接している人たちにはどう転んでも敵わないので現時点では他力本願です。どのセール出身とか、誰かの推薦(お墨付き)があるかで判断しています。

まぁ馬体に関しては成長に伴って変化していくものなので、当歳~1歳時点であまり重要視する必要はない気もしますが。

厩舎実績

どれだけ素質がある馬でもその能力を調教によって引き出してあげないと宝の持ち腐れです。最近は外厩制度が発達しているので厩舎間の技量差は以前ほどではないかもしれませんが、預託先の厩舎は出資馬選びの重要なファクターになると思います。

判断基準としては、大手(特に社台系)のクラブが預託を依頼している厩舎であれば基本問題ないと思います。

まとめ

世の中には数多の1歳馬診断がありますが、どれを取っても完璧と呼べるものは存在しません。馬の扱いに関してはプロである調教師ですら走る競走馬を完璧に見抜くことはできないのですから(とはいえ、素人と比べれば当たりを引く確率は高いでしょうが)。

なので、なんでもいいので自分なりの選択基準を持って、それに合致した馬に出資するのが一口馬主を楽しむ上での最良の方法かもしれません。

評価の答え合わせをするとしたら2~3年先になりますが、出資馬たちの競走成績はどうなっていることやら。

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