2024 日本シリーズ私的回顧
野球の話に関しては、筆者より詳しい人はいくらでもいますし書いても反応が薄いことの方が多いのでどうするか迷いましたが、2024年の日本シリーズについては少し書いてみたくなったので記事を公開することにしました。
ハイライト
以下、選手名については敬称略で失礼いたします。
第1戦 ●DB 3-5 H○
有原が投打で活躍。9回にダメ押しの3点で勝負あり。その裏、クローザーのオスナが3失点するも前評判通りの強さでホークスが先勝。
第2戦 ●DB 3-6 H○
山川がホームランを含む3安打3打点の活躍。ベイスターズもモイネロから2点を返したものの序盤のリードが大きくホークスの連勝。
第3戦 ●H 1-4 DB○
投げる方では東、打つ方では桑原の活躍でベイスターズが敵地で1勝を返す。
第4戦 ●H 0-5 DB○
先発のケイが7回無失点の好投。打つ方ではオースティンの先制ホームランに加えて、いいところで宮崎にも一発が出て、そこから一気に4点を奪ってベイスターズが連勝。2勝2敗のタイに。
第5戦 ●H 0-7 DB○
勝った方が日本一に王手をかける1戦。中4日で先発したジャクソンが7回まで無失点のピッチング。打つ方でも筒香の先制タイムリーと牧の3ランがあり、まさかのビジター3連勝でベイスターズが日本一に王手。
第6戦 ○DB 11ー2 H●
3連勝の勢いそのままに、初戦で好投した有原から筒香の先制ホームランなどで4点を奪うと、5回に一挙7点を取って勝負あり。ベイスターズがシーズン3位からの下剋上で26年ぶりの日本一を達成。
シリーズ全般を通しての感想
月並みな感想かもしれませんが、筆者なりに分析してみました。
ベイスターズの勝因
日本シリーズのMVPは桑原でクライマックスシリーズMVPは戸柱。ポストシーズンを通じて、7年前の日本シリーズ経験者の存在は大きかったように思います。当時を知るメンバーのコメントを見ていても、頼もしく感じるものが多かったです。
あと、筆者はシリーズが始まる前から山川がキーマンだと思っていました。なので、第2戦での活躍を観てこれはホークスで決まりかなと思ったのですが、第3戦以降、一転してベイスターズバッテリーが彼に仕事をさせなかったことも大きかったと思います。
ホークスの敗因
やっぱりどこかに油断があったのではないでしょうか?
第3戦前後の首脳陣の発言が槍玉に挙げられがちで、実際あのあたりから流れが変わりましたが、ソフトバンクになって以降、日本シリーズでずっと負けていなかったことからくる余裕みたいなものが相手に付け入るスキを与えたのかもしれません。
あと第3戦以降は、四死球の多さが目立ちましたね。第6戦も押し出しだけで3失点。これでは苦しい試合展開になるのも仕方ないです。経験の浅い選手の起用法やサポート体制にも多少誤算があったように見えました。
おわりに
1プレーに対する抜け目のなさ、厳しさは終始ホークスの方が上回っていたように見えましたが、今回は途中からベイスターズの勢いに飲まれてしまって、最後はそのまま押し切られた感じがします。
これで昨年の阪神に続いて、2年連続でセ・リーグのチームが日本シリーズを制覇。交流戦でも一時期ほど勝敗の差が付かなくなっていますし、近年はリーグ間の実力差が拮抗してきたようで、来年以降も面白い試合が数多く観られそうです。
最後にベイスターズ関係者の皆様、おめでとうございました。
\横浜優勝/\横浜日本一/