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【保存版】知識ゼロだった私が、化粧品成分検定1級に約2か月で合格した勉強法
昨年12月に化粧品成分検定1級・2級に合格しました。
化粧品成分検定は情報が少なく、ネットに落ちている記事は情報が古いものが多いと感じたので、受かりたての私が勉強法をまとめることで誰かの力になれるのでは、と思いこのnoteを書きました。
私は昨年7月に転職で化粧品業界に入ったのですが、前職は完全異業種だったため、化粧品や成分に関する知識はゼロの状態でした。
転職して間もないある日のこと、急に社長に呼び出され「化粧品成分検定、とってみない?」の一言で私の勉強生活が始まりました。知識ゼロの私は、「化粧品成分検定とはなんぞや…?」という状態だったので、力試しにWEBで3級を受けてみたところ堂々の不合格…….。
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これはまずいと思い、とりあえず公式テキストを買ってみたものの、転職したての私は日々の業務で精一杯かつ、終電帰宅が当たり前という限界労働OL。勉強する余裕なんて一切なかったので、9月末までテキストはノータッチでした。10月に入り、そろそろやらねばと重たい腰を上げるも、勉強時間は1日30分~多くて1.5時間程度とかなり少なめでした。
そこから2か月間勉強を続け、迎えた12月の試験当日。
手ごたえ的にはボーダーの80%程度と不安がありましたが、結果通知を見ると1級・2級ともに合格。
約2か月という超短期間で合格をつかみ取ることができました!!!
試験までの約2か月間、私はとにかく時間がなかったので、いかに最短距離で試験に受かるかを考え抜き、"効率重視"で勉強をしていました。
化粧品の成分は果てしなく多いので、テキストに書いてあること全てを暗記しようとするのは非常に非効率です。
私が実践した勉強法は、化粧品知識ゼロの方、短期合格を目指したい方にはもちろんおすすめなのですが、"特定の試験に必要な知識だけを効率的に身に着ける"という意味では、化粧品成分検定に限らず、全ての資格試験に通ずる勉強法だと思っています。
同じ合格なら、できるだけ頑張らずに楽に合格したいですよね。(受験料も高いですし...)
時間を有意義に使い、超効率的に合格する方法を余すことなく伝授しますので、ぜひ最後まで読んでください!
化粧品成分検定とは
勉強法についてお伝えする前に、まずは自分が受ける試験についてしっかりと理解しておく必要があります。
「そんなの知ってるよ!」と思うかもしれませんが、落ちる人はここを正しく認識できていないと思います。化粧品成分検定は皆さんが思うほど甘くないです。なめていると普通に落ちます。
試験の概要
化粧品成分検定は、化粧品のパッケージなどに記載されている成分名や表示内容を正しく見極め、自分や他人に適した化粧品を選ぶ力を養うための検定試験です。
2001年4月の薬事法改正で、医薬部外品を除く全ての化粧品について「全成分表示」が義務づけられ、化粧品の全成分情報が入手可能になりました。
この検定では、化粧品の全成分表示やパッケージに書かれた情報の読み解き方を学ぶことで、自分の目的や肌質に合った化粧品を正しく選択できる知識を身につけることを目指します。
公式から出ている試験概要はこんな感じですが、要約すると「全成分表に記載されている成分がなぜ配合されているか分かっていますか?」ということです。つまり、この試験は単に成分名を暗記すればよいのではなく、その成分を配合することで物性や効能がどう変化し、さらに他の成分と交わった時にどう変化するかまで覚える必要があるのです。
合格ライン
化粧品成分検定は3つの級で構成されています。
3級(入門レベル)
協会HPの無料Web検定で受験可能
3択問題が10問出題され、正答率90%以上で合格
問題はランダムに出題され、繰り返し受験ができる
受験料:無料
2級(基礎レベル)
会場試験(マークシート方式、試験時間70分)
年2回(6月・12月)実施
正解率80%以上で合格
受験料:7,700円(税込)
1級(応用レベル)
会場試験(マークシート方式、試験時間90分)
年2回(6月・12月)実施
正解率80%以上で合格
受験料:12,100円(税込)
各級の合格ラインはこのようになっていますが、実際の試験では満点を取らせないために初見の成分名が必ず登場するので、手応えとして85~90%は欲しいです。
私が試験を受ける前、超大手化粧品会社勤務の友人が1級に落ちていました。「普段仕事で扱っているから」「化粧品が好きだから」...そんなレベル感では正直絶対に受からないです。このレベルの人は、『日本化粧品検定』という少し難易度を落とした試験を受けるのが身のためだと思います。
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「化粧品が好き」と「成分が好き」は文系と理系くらい違います。勉強を進めていくとわかりますが、当たり前のように構造式が出てくるので、理系科目に苦手意識がある方は覚悟して挑んでください。
1つ前のパートで、その成分を配合することで物性や効能がどう変化し、さらに他の成分と交わった時にどう変化するかまで覚えるという話をしましたが、全成分表で成分が記載されている位置についても説明できるようにしておく必要があります。
医薬部外品を除く化粧品の全成分表は、配合量が多い順で成分名を記載すること(1%以下は記載順序自由)が義務付けられています。成分によっては、配合量で作用機序や目的が変わるものがあるので、全成分表のどこに記載されているかまできちんと見る必要があります。
まとめると、成分は作用機序まで覚える必要があり、それは全成分表のどこに位置するかで変わってくる。化粧品成分検定は、この2点さえわかれば受かるといっても過言ではないです。
ここまで読んで難しそう~と思った方、短期間で効率よく受かる方法をこれから私がお教えしますので、最後まで食らいついてきてくださいね!
私が実践した勉強法
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