市川市文学散歩
永井荷風好きの女子二人で市川市文学散歩に行ってきました。
まず集合は、市川市文学ミュージアム。
図書館の中に入っています。
外観も内観もオブジェもどれも素敵です。
エレベーターを使うと中庭にある天高く積み上げられた本のオブジェを楽しみながら移動することができます。健康のためには階段ですが、ここに来たときは、ぜひ、エレベーターを使ってみてください。
展示スペースは狭いのですが、タッチパネルやジオラマを利用した展示が、省スペースでも、とても楽しく興味深いです。写真は残念ながらNGです。
お目当てはもちろん永井荷風のコーナー。モノクロ写真の笑顔を偲びつつ、 当時の風俗や街の様子、水害時の惨状にも驚き、タッチパネルに触れる指が止まりません。またタッチパネル展示では断腸亭日乗を日付指定で読むことができます。あなたの誕生日や記念日に永井荷風がどんなことを綴っていたか、ぜひ、あなたの目で確かめてみてください。当時の本や八幡駅前や自宅のジオラマも隅々まで見てほしい展示です。
この日はちょうど「和田誠 展」を開催していました。とても良かった!
入場は無料です。受付で物販コーナーがあり過去の特別展示のパンフレットや関連本、目録、文具など売っていて、ついあれこれと欲しくなってしまいます。前回来たときは過去イベントパンフレットを購入しました。今回はまた違うパンフレットを購入しました。ほくほく。
さて、移動して市役所前にある八幡の藪知らずです。伝説のあの森とはうって変わって明るい印象ではありますが、さすがの風格です。
市役所には荷風の書斎を再現した展示があるのですが、平日しか見られないという……。地下の駐車場のエレベーターホールにはカラフルな壁画があり、荷風も描かれているんですよ!どこにいるかわかるかな。
さて、気を取り直して文学散歩に出発です。
まずは市役所すぐとなりの葛飾八幡宮。
中が広いんですよ!国指定天然記念物の千本公孫樹は樹齢が1200年以上だとか。めっちゃでっかかったです!富士塚や厳島社、稲荷社、八坂社、などがありここに来るだけで日本中のお参りができそうな。富士塚は小高いので登るのが楽しかったです。やっほー!
楽しくご利益たっぷり好調な滑り出しです。
さてさて歩いて京成八幡駅前へ。大変美味しそうな良い匂いのする(後述)中、駅から大黒家へ。
商美会商店街は通称「荷風の散歩道」、荷風が日用品や菓子などを購入していたそうです。大黒家は荷風が亡くなる前日まで通った食堂です。カツ丼と上新香、日本酒1合が決まったメニューだったそうです。今はカルチャー施設として使われているようです。亡くなるまで住んでいた家はこの辺かなとか、荷風はここを歩いていたんだなーとかわくわくしつつ、老舗や素敵な日本家屋を見ながら白幡天神社へ。
住宅街の中のひっそりした佇まいの白幡天神社。永井荷風は、喧騒を嫌い、ここで小鳥の声を愛でながら読書していたそうです。駅からそんなに離れていないし、住宅街の中にありますが、ほんとにひっそりととてもしずかなんですよね。ここだけ薄絹に包まれているようなそんな感じがしました。
駅前に戻り、あのいい匂いがしていた
ベトナム料理店へ!!!
わたくし!人生初の!ベトナム料理店!です!
パクチー好きです!
どんどん行ってみよう!次は日記や作品にも登場する手児奈霊堂から亀井院、弘法寺、真間の継橋です。離れてるので一旦車を手児奈霊堂まで移動します。手児奈霊堂の池は昔ここが海に入り込む入江だったときの名残だとか。このへんまで海だったのかーと。それで井戸は塩気を含んでいて飲めなかったところ、真間の井(亀井院)と呼ばれる井戸からはきれいな水が湧いていたそうです。ここには井戸や北原白秋の句碑があったようですが、ちょっと入りにくい雰囲気でした。次回のお楽しみに残しておくぜ。ベトナム料理もな!
永井荷風に思いを馳せつつ、楽しく文学散歩できました。
で、このあと、どうする?となったところ、友達が江戸川の河津桜並木道に行きたいと。咲いてるそうなのでぜひ、行こう行こうとなり………続く。
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