2月12日 思い出話、虹色の味噌汁
朝から髪切りに行く予定が寝てしまって何もできていない、眠。
元ボーイスカウトの人とチャットしていろいろ思い出したので昔話でも。
ボーイスカウトは年齢別で呼び名が変わりまして、カブスカウト、ボーイスカウト、ローバースカウト、というように変わっていきます。ローバースカウトともなればキャンプを自分1人で行いその報告書を隊長に提出するのですが、ボーイスカウト以下は隊長が必ずキャンプに同行します。
そんなボーイスカウト、料理は絶対に残すな!という決まりがありまして(自分の団だけかもしれない、というか他の団の決まりごととかを全然知らない)それが唯一残すことを許されたことがあるんですね。それが
虹色の味噌汁
です。何言ってんだこいつ薬でもキメてたのかとお思いでしょうがヤバいもんキメたりはしてませんしお酒も飲んでません。
料理の時にもちろんガスなんて使わないので木を燃やした焚き火で調理するわけなんですよ。で、木を燃やすと煤が付くわけでして。鍋についた煤を落としやすいように"コーティング"を行うんですよね。鍋の火にかける部分、まあ外側ですね、そこに洗剤を塗っておくんです。すると洗う時に煤が落としやすい。これを"コーティング"と呼んでいました。
「このコッヘル(鍋)(具材と水入り)コーティングしといてー」と頼んだわけです。コーティングを頼まれたスカウト(ボーイスカウトではメンバーのことをスカウトと呼ぶ)はそれはもうしっかりとコーティングをしました。なぜならコッヘルをキャンプ開始時と同じくらいに綺麗にしないと帰ることが許されなかったからです。コッヘルの底にしっかりとコーティングを施し、
「あ、火が大きくなると蓋にも煤つくから一応蓋にもコーティングしといて」
この言葉を聞いた彼は蓋にもそれはもうしっかりとコーティングを施しました。
"蓋の内側"にも...
鍋やフライパンの透明な蓋を見たことがある人ならもう予想はできていましょう。そう、内側に塗られた洗剤は蓋の内側につく水滴とともに味噌汁の中へ...。
かくして、
「表面に洗剤が浮いているため虹色に輝いて見える」
"虹色の味噌汁"
が出来上がったわけであります。もちろん洗剤なんて飲めば身体がおかしくなるのは明白、これにはさすがの隊長も
「これはさすがに飲めねえなぁ...捨てるしかないよ」
と言うしかなく...。その夜の反省会では「こういう仕組みで水滴が蓋の内側につくから蓋の内側には洗剤を塗らないようにね、あとコーティング作業中に気づいてあげてね。」みたいな話をしました、確かしました。
こんな感じの話のネタがまだまだあります、ボーイスカウト。これから書くネタに困った時はボーイスカウト時代の昔話書こうかしら...。
それではまたこんど!
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