映画「チア☆ダン」を観て。
以前からアマプラにて高評価を得ていたチアダンには興味があった。
観る前は、基本的に紆余曲折ありながらも最後はみんなで優勝したりする青春群像劇なように思っていたがそれが実話に基づいているというところが罪である。
鑑賞中も自分が高校時代にもっと部活に打ち込んでいたら、こんな先生・生徒たちとともに自分も夢を追いかけていたら…。そう考えずにはいられない物語。
かくいう自分も決して本気の部活動ではなかったというわけでもなく、先生も先輩も熱く夢を追いかけていた。
その中でもう一歩踏み込んで全力を出さなかった、本気になりきらなかった自分が映画の主人公(JETSのみんな)と比べると惨めで仕方ないのである。
このような、特に高校を舞台に繰り広げられる物語にこんな思いをするのは自分だけではないはずだ。
しかし自分にもみんなにも等しく今がある。そのことは忘れずに「今に強烈なスポットライトを当て、全力でダンスする」に尽きる(『嫌われる勇気』より)。
映画「チア☆ダン」では出演者たち全員の努力が演技の中から感じ取られる。単にこんな実話すごいですよね!というだけでなく、それを再現するプロの役者たちのプライドも見え、物語とコンボでKOといったところか。
観て良かった。自分は生徒たちに本気になれるだろうか、目標を与えられるのか、そんな教師になれるだろうか。
福井の方言、良かったなぁ。