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隠れた名作学園ドラマ 「鈴木先生」

皆さんは「鈴木先生」というドラマをご存知ですか?
自分自身、実際に視聴したのは最近のことなのですが、大好きなドラマの1つとなりました。その理由を、キャスト・ストーリーの観点から簡単に紹介していきます。

まずはキャスト。
主役・鈴木先生 役は、後に名だたる俳優の中からシンゴジラでも主演を務める長谷川博己さん。実は初のドラマ主演がこの作品。
生徒役には子役時代の土屋太鳳さん、松岡茉優さん、北村匠海さんを始めとする今でも活躍する俳優たちが勢揃い。生徒役オーディションには1000人を超える応募者数があったことからも、実力は折り紙付きの面々です。
先生役にもでんでんさんや山口智充さん、夕輝壽太さんや富田靖子さんなど、独特の演技光る方々ばかりです。

そして、最も大事なのはストーリー。
1番の違いは、「目立った事件のなさ」です。
あれ、面白くなくない?と思うかも知れんませんが、このドラマでは荒れ果てた学級を束ねる極道教師も、独特の勉強法でバカやブスが名門大学へ受験することもありません。
だからこそ、唯一無二なのです。
鈴木先生で取り上げる学校問題は、学校における性教育・給食マナー・職員室の人間関係や教師のデキ婚など、いままで扱われる事が少なかったような問題。
それを起こす生徒たちも基本的に何も問題のなさそうな生徒達ばかり、というのも、鈴木先生が受け持つクラスは元々「大人しい子ばかり」というイメージのクラスです。しかし、作中の鈴木先生のセリフにあるように、

”今の学校教育は、手のかからない生徒達の摩耗によって支えられている。”

という現実は否定できません。手がかからないようで、
「なぜ中2と小5の恋愛・肉体関係は許されないのだろう。待つって何歳まで?結婚するまで?それはみんな守っているの?何か罰があるの?」
「なんでみんなご飯を食べてる時に左手を出していないの?」
「なぜ学校では避妊の重要性を説いているのに教師がデキ婚なんてしちゃうの?」
など、一見答えるのも解決するのも難しそうな問題も、「鈴木式教育メソッド」と考え続ける鈴木先生の心の声と共に乗り越えていき、ドラマの最初と最後では比べ物にならないぐらい生徒達の成長もみる事ができます。

おうち時間で時間があれば、是非とも観ていただきたい作品です。
物語として細かいところに伏線も張られているので、見応えもあります。
ご自身の教育観とも比較しながら、ぜひ一見ください!!
できれば感想もお待ちしています(笑)。

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