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第45回アヌシー国際アニメーション映画祭2021長編コンペティション結果発表!

今年のアヌシー国際アニメーション映画祭の結果が発表されました。
例によって長編部門の受賞結果をこのnoteではピックアップしていきます。

ノミネート作品についてはこちらをご参照くださいませ。

以下、ざっと各部門紹介していきます。
まずはコントルシャン部門から。

コントルシャン部門受賞『Bob Cuspe - Nós Não Gostamos de Gente』

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Bob Cuspe - Nós Não Gostamos de Gente(英題:Bob Spit – We Do Not Like People)
制作年:2021年 / 制作国:ブラジル
監督:シーザー・カブラル

個性的な長編作品で、観客に課題を生み出してくれる挑戦的な作品が対象となるコントルシャン部門には、ブラジルのコミック発のキャラクターによるストップモーションアニメーションが受賞となりました。

コントルシャン部門審査員賞『Archipel』

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Archipel(英題:Archipelago)
制作年:2021年 / 制作国:カナダ
監督:フェリックス・デュフォー=ラペリエール

コントルシャン部門の審査員賞には『新しい街 ヴィル・ヌーヴ』のフェリックス監督の最新作『Archipel』が受賞しました。監督の出身地であるケベック州を巡るセミフィクション作品です。


続いて長編コンペティション。

長編部門最高賞クリスタル賞『FLEE』

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FLLE
制作年:2020 / 制作国:デンマーク、フランス、ノルウェー、スウェーデン
監督:ヨナス・ポエール・ラスムッセン

今年のアヌシー長編の激戦を制したのは、アフガニスタン難民のサバイバルストーリーを描いた『FLEE』が受賞となりました。今後も多数のアニメーション映画賞で名前を見ることになりそうな作品となりそうです。

長編部門審査員賞『Ma famille afghane』

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Ma famille afghane(英題:My Sunny Maad)
制作年:2021年 / 制作国:チェコ、フランス
監督:ミハエラ・パヴラトヴァ

チェコ出身の女性・ヘラが、アフガニスタンの男性に恋をして、アフガニスタンの生活や家族に触れることとなる物語を描いた『Ma famille afghane』が受賞。アフガニスタン関連が続けて受賞となっています。

長編部門審査員栄誉賞『LA TRAVERSEE』

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La Traversée
製作年:2020年 / 製作国:ドイツ、フランス、チェコ共和国
監督:Florence MIAILHE

審査員賞の特別賞を、後続でノミネートされた『LA TRAVERSEE』が受賞。村の襲撃を受け東欧へ亡命してきた、2人の子供・キョウナとアドリエルの姿を描いた映画です。

長編部門ガン財団賞『FLEE』

クリスタル賞を受賞した『FLEE』はガン財団賞受賞しております。
2冠おめでとう。

長編部門ベストオリジナル音楽賞『FLEE』

そして、実は『FLEE』は音楽賞も受賞!
まさかの3冠となっています。お見事。

長編コンペはいずれも欧州地域と中東地域の繋がりを密接に感じる選出となりました。

TVシリーズ部門審査員賞『日本沈没2020』

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残念ながら長編部門では日本作品は受賞を逃してしまいましたが、TVシリーズ部門の審査員賞を『日本沈没2020』が受賞しました!
湯浅監督、アヌシーに強し!
長編映画ではないのですが、日本人作品ということでピックアップして紹介しておきます。

フランス長編作品賞『マロナの幻想的な物語り』

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マロナの幻想的な物語り
製作年:2019年 / 製作国:ルーマニア・フランス・ベルギー
監督:アンカ・ダミアン

もう一個、フランス作品に送られる特別賞的な立ち位置のアンドレ・マーティン賞についても紹介しておきます。長編部門を『マロナの幻想的な物語り』が受賞しました。日本でもディスクリリースがまもなくとなっています。おすすめなので是非に。

以上、受賞作品の中から長編作品を中心にピックアップして紹介いたしました。そのほか短編部門やTVアニメ部門などについては、公式サイトなどで紹介されているので、ご参照くださいませ。

結局今年はオンライン開催も併用されていれど、長編作品が現地のみとなってしまったので、参加を見送ってしまいました。今後はやはり現地での参加を見越していかなくてはいけないかもしれないですね。

いつの日か実際にアヌシーの地を訪れる機会ができれば嬉しいです。

関連記事

昨年のクリスタル賞を受賞した『カラミティ』の話。
昨年の受賞結果記事を書いていなかったことに今気づきました。

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