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【映画賞】キリノワード2024結果発表!『ロボット・ドリームズ』はやはり強かった!?
2023年5月13日、個人的に勝手に気に入ってるキリノアワードが今年も発表されましたよ。
キリノアワードとは?
イベロアメリカ地域のアニメーション作家を対象に開催されるアニメーションの映画賞。2018年にスタートした比較的まだ新しい映画賞です。
賞の名前の由来は、世界で最初の切り絵アニメーションの制作者ともされる、キリーノ・クリスティアーニ監督の名前から来ています。
今年も受賞作品を一挙にざざっと紹介していきますよ。
キリノアワード2024受賞作一覧
長編部門ノミネート作品
まずは長編部門から。
長編部門にノミネートしたのは以下の7作品でした。
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●ロボット・ドリームズ
●Hanna and the Monsters
●A Kingdom for Us All
●The Paradise
●深海からの奇妙な魚
●スルタナの夢
●Mummies
米国アカデミー賞にノミネートされた『ロボット・ドリームズ』を始め、新潟国際アニメーション映画祭の長編コンペ部門にもノミネートされた『スルタナの夢』や『深海からの奇妙な魚』などもノミネートを果たしています。
ここからさらにファイナリストとして4作品に絞られまして、選ばれたのが以下4作品。
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●ロボット・ドリームズ
●Hanna and the Monsters
●The Paradise
●スルタナの夢
ここから長編部門受賞作が選ばれます。
長編部門:『ロボット・ドリームズ』
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見事、長編部門を受賞したのは、ある種順当『ロボット・ドリームズ』。
アニー賞のインディペンデント作品賞の受賞や、アカデミー賞長編部門ノミネートに続いての受賞となりました。
ニューヨークで暮らす一人ぼっちのドッグが通販番組で取り寄せたロボットと友情を育んでいくという物語。
日本でも11月に劇場公開が発表されているので、まもなく観ることができます。
短編部門:『Lulina and the Moon』
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短編部門受賞はルリナという女の子の描いたイラストが動きだす様子を描いたブラジルの作品です。
アニメシリーズ部門:『Jasmine & Jambo - season 2』
幾何学的な形で構成された小柄のジャスミンと大柄なジャンボの短いアニメシリーズがアニメシリーズ部門を受賞。なんと2年連続での同部門受賞です。
お見事。
学生短編部門:『The Leak』
学生短編部門受賞は、ベルギー・コロンビア合作のパオラ・クビジョス監督の『The Leak』が受賞。
コミッションフィルム部門:『In The Stars』
スターウォーズのスピンオフシリーズ『ビジョンズ』のシーズン2内のエピソード「In the Stars」。制作はパンクロボットスタジオです。
ミュージックビデオ部門:『All The Best』
MVではSIAMÉSの「All The Best」のMVが選出。
ギョッとする。新千歳のベストミュージックアニメーション部門にノミネートされていたのを覚えていて、キリノアワードのMV部門にも選出されていたのを機に「そういえば観てなかった」と軽い気持ちで手を出してびっくりしました。この映像、怖いぞ。
ゲームアニメーション部門:『ミスター・クーのいろいろ』
2018年にキリノアワードのイノベーティブワーク賞を受賞していた『The Many Pieces of Mr. Coo(ミスター・クーのいろいろ)』がリリースを経て、満を持してゲームアニメーション部門を受賞。日本でも遊べます。
ビジュアルデベロップメント部門:『スルタナの夢』
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ビジュアルデベロップメント部門には、作中に複数のアニメーションタッチが存在する『スルタナの夢』が選出。東京国際映画祭や新潟国際アニメーション映画祭で日本上映を果たしています。
アニメーションデザイン部門:『Cold Soup』
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アニメーションデザイン部門はポルトガル・フランス合作のコラージュを取り入れた短編アニメーション映画『Cold Soup』が受賞。
サウンドデザイン&オリジナルミュージック部門:『ロボット・ドリームズ』
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サウンドデザイン&オリジナルミュージック部門も『ロボット・ドリームズ』が受賞して2冠となりました。2部門受賞は今年は『ロボット・ドリームズ』のみ。
以上、2024年のキリノアワードの結果でした。
今年もあまり重複受賞がなく、いろんなアニメーションが受賞する年となりました。
しっかりキリノアワードも受賞したことで『ロボット・ドリームズ』への期待が高まるところ。日本公開を楽しみにしてます。
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