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中国だとアンパンマンよりしまじろうの方が強い説
※この記事は過去にアメーバブログで投稿した記事の再編集版として無料公開としております。
https://ameblo.jp/nejimakikoibumi/entry-12150032842.html
現在成田空港。
およそ一ヶ月に渡る日本滞在もまもなく終了なんですが、中国への再出発の便が遅れていて未だ何時に出発なのかもわからない状態なうです。
というわけでWi-Fi/コンセントエリアから本日の記事を書いています。
日本で見ておこうと思って、結局見れなかった映画があります。
それがこれ。
劇場版しまじろうのわお!しまじろうとえほんのくに
制作年:2016年 / 制作国:日本
監督:平林勇
劇場版しまじろうのわお!見逃しました!
「劇場版しまじろう」シリーズが始まって、4年目。
ちょうど本シリーズの興行が中国生活が始まる時期と被ってしまったせいで未だ劇場版しまじろう童貞の私がついに劇場版しまじろう童貞を卒業できるチャンスが、帰国時期が重なることで巡ってきたわけですが・・・
すいません!!
行きそこねました!!
どっかのタイミングで見よーと思ってたのですが、あっという間に出国日程が迫ってしまい、見れず終いとなってしまいました。
最寄りの映画館でやってなかったのも、見逃した原因ですね。
うーん、無念。
なので、謝罪を含めて「しまじろう」話を今日は話したいと思います。
私が以前から思ってる説。
中国ではアンパンマンよりしまじろうの方が市民権を得ている説
を本日は訴えたい。
中国ではアンパンマンよりしまじろうの方が市民権を得ている説
日本でこそ、長年にわたって親しまれてるアンパンマンですが、意外と中国ではそこまで知名度が高くありません。香港での放送は行われていたようですが、基本的に本土でのTV放送はなし。
日本では幼児向け商品でのマーケティングで大成功していながら、中国ではメインターゲットである幼児向けアニメとして中国産作品の「喜羊羊」が2010年代前後はそのポジションを占有していました。市場の入る余地がないこともあってか、アンパンマンはTVだけでなく玩具展開なども中国では行われていない状態です。
そんな状況の中、
一方では意外と中国国内で見ることのある日本キャラクターが居るのです。
それが「しまじろう」。
中国では“巧虎(チャオフー)”として親しまれています。
日本において、ベネッセ社が未就学児童向けの知育講座のキャラクターとして、しまじろうを起用し、TVアニメや近年では映画なども展開。アンパンマンとは路線が違えど、こちらも長年に渡って活躍してきたキャラクターですが、やはり、日本での人気や商品展開規模ではアンパンマンの方が上の状態にあります。
ですが、00年代に入り、ベネッセがしまじろうなどを利用した通信教育教材の中国展開を開始。
その影響か、日本でいうイオンのような、大型ショッピングセンターでは、しまじろうブースが意外と設置されてるのです!
各地のエスカレーター前の小型のスペースなどではありますが、成都で数年生活してきた体感で結構な設置件数を設けてまして、しまじろうをアピールしているのです!中国人にとっては、アンパンマンよりもしまじろうの方が明らかに目にする機会が多いキャラクターになってるのです。
しかも中国では、未就学児童~小学校低学年向けの映画興行が多いので、万が一劇場版シリーズを中国へ輸出するとしたらアンパンマンよりもしまじろうの方が成功しやすい環境ができているわけです。
なんなら、そういった低学年向けの中国産アニメ映画は、非常に低質な作りのものが多いので、いざ劇場版しまじろうが中国上陸した際には、あっという間にその市場をかっさらってしまう・・・なんていう展開もなくはない気がするのです。
ベネッセの中国展開は、対日デモなどもあり逆風が吹く時期もあったものの、近年は順調のようです。
近い未来、劇場版しまじろうが中国上陸なんかして、私の劇場版しまじろう童貞の卒業が中国になるなんて未来も、あるんじゃないかと踏んでいる次第です。今後のしまじろうの中国での展開に期待です!!
......というわけでここまでが2016年に書いた内容なのですが、
早くもしまじろうの中国での活動で大きな動きが生まれました。
続報、ついに生まれた中国産しまじろう
中国で大きく動いたプロジェクト。
それが中国制作のしまじろうアニメーションです。
2019年、「巧虎大飞船历险记」というタイトルで中国で制作された3DCGの長編映画が中国上映を果たしました。しまじろうの3D映画は今作が初。
日本展開はないのかと思いきや、なんと2020年に1年遅れで『しまじろうとそらとぶふね』のタイトルで日本公開が発表。新型コロナウイルスの影響で延期にはなってしまいましたが2021年にとうとう日本でも公開されます。
国際路線にすっかり乗れるようになったしまじろう。
もしかするとグローバル展開によるアドバンテージで、現在のアンパンマンとの立場の逆転が日本で起こるなんてこともあり得なくない未来になってきました。
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