『ONEPIECE THE MOVIEオマツリ男爵と秘密の島』はなぜあんなことになってしまっているのか
劇場版ワンピの異色作『ONEPIECE THE MOVIEオマツリ男爵と秘密の島』とは
今でこそ、劇場版ONE PIECEといえば、原作者の尾田栄一郎先生が監修していることでお馴染みですが、かつてはそんなこともなく、「えっ」と思わせる映画もいくつかあります。
中でも特にとんでもないことになっている映画が『ONEPIECE THE MOVIEオマツリ男爵と秘密の島』ではないでしょうか。
ONEPIECE THE MOVIEオマツリ男爵と秘密の島
製作年:2005年 / 製作国:日本
東映アニメーション
監督:細田守
劇場版ONE PIECEシリーズの第6弾にして、今や日本を代表するアニメーション映画監督の一人である細田守監督が、東映アニメーションで最後に監督した映画が本作でした。
本作は、ルフィ率いる麦わらの一味が、オマツリ島にたどり着き、秘密の宝物を手に入れるべく、オマツリ男爵の試練を受けるという物語になっています。
それだけ聞くと、それほど変な映画にはならなそうになるのですが、なんとこの映画では、麦わらの一味が喧嘩をしてお互いの関係がぎこちなくなったり、ルフィが仲間を失うという衝撃の展開に踏み込んだり、さらには演出もグロッキーな感じに変容していき、これまで.....そしてこれ以降も原作では描かれなかったような麦わらの一味の姿が描かれます。
上映前はこんなビジュアルを発表していた(↓)のに、とんでもないトラウマ映画となっていました。
良く言えば挑戦的で、悪く言えば“キャラ崩壊”にも踏み込んでいないかというバランス感の、なかなか危うい映画でした。そんな訳で、歴代のONE PIECEの映画シリーズの中でも、異色作として語られることの多い作品です。
なぜ、こんなことになっているのかは、実は細田守監督の“ある映画”に関係がありました.....
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